『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『企業風土』

2012年11月01日 | Weblog

昨日の続きになっちゃうかな?
たまには真面目な話もいいでしょう・・・。
定年まで3年弱になって、色々と考えるようになったのですよ。
さて、今日は『企業風土』について、日ごろから考えていた事を書きましょう。

会社に『KF委員会』なるものがある。
企業風土の略らしいのだが、何だか笑えるネーミング。

企業風土って、一言で言うけれど、これは簡単に作れるものじゃない。
僕らの生活レベルで言えば、『育ち』の問題だからね。

環境保護活動や地域保全活動等を盛んにやって、
企業のイメージは変わるかも知れないけれど、
いわゆる『企業風土』なる物は、変わらない。

なぜならば、『育ち』の悪い人間がどんなに着飾ってみても
食事の仕方、話し方などのちょっとした振る舞いを見れば
育ちが解ってしまうのと同じで、いくら頑張ったところで
意識が変わらない限り、所詮は上辺だけの誤魔化しでしかないという事。

舞台、映画で有名な『マイフェアレディ』は、その育ちの悪さを
訓練によって変えて行き、いつしか真のレディに変わる物語。
ジョンランディス監督で、ブルースブラザーズやゴーストバスターで有名な
ダン・エイクロイドと、エディ・マーフィーが共演した
『大逆転』という映画も、育ちの悪さは変えられるか?という賭けをして
大金持ちが遊び半分で人の運命を変えようとする映画。

この二つの映画で感じ取れるのは『育ちの悪さは簡単に変わらない』と言う事。
逆に、訓練と経験を重ねることで、そういった資質も変えられるという事。

そもそも『企業文化』と『企業風土』は似て居るようで違う。
『企業文化』は色々な行動や思考をして、意識的に形成されるのに対して、
『企業風土』は無意識のうちに自然とできあがるものだと思う。

企業風土は、その企業がビジョン・理念・社是などを通して
大切にしたい価値観を基に、その行動を繰り返すことによって
作られて行くものだと思うし、それを促進する仕組みとして
経営諸制度(人事制度、会計制度など)があるべきだと思う。

これらを適切に運用できるかどうかは、そこにいる人材にかかっている。
そこに関わる人間が、育ちの悪い人間ならば、いくらやっても変わらない。
人事制度とは、そういった事を踏まえて人材を登用しないとね・・・・

うちの社長がこんな事を言ってます。
『世間に儲からなくて低収益だけど、企業風土がよい会社など無い。』
本当にそう思いますよ。
HONDAだって元々は自転車屋、松下電器も元を糾せば叩き上げの企業。
今に至るには、創業者のビジョン・理念・社是といったものに対して
価値観がぶれずにしっかりしていて、それをトップダウンで推し進めてきた歴史がある。

2代目、3代目が企業を駄目にするかどうかを決めるとまで言われるほど
企業のビジョン・理念・社是は引き継ぐ者の資質でも決まってしまう。

昨日の話も、常日頃そんな事を考えていて、ふと思った事なのでした・・・・。
もう少し書きたい事があるので、この続きは明日にしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする