映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

「愛しのローズマリー」 グウィネスパルトロウ

2009-02-05 05:37:49 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
「愛しのローズマリー」

大好きな二人の競演である。グウィネスは保護本能をくすぐるようなところもあるし、いかにもやさしそう。声が知的でステキ。ジャックブラックは「スクールオブロック」で見せたあのパワフルぶりが何より最高!ツェッペリンの「移民の歌」の場面の表情は本当におかしいし、非常に印象に残る。

ジャックブラックはビジネスマン。父を9歳に亡くしたときに、父から「女はいい女を選べ」と遺言を受ける。その影響か、自分の容姿を省みず美人ばかりを追って返り討ちにあっている。
そんな時有名なセラピストにエレベーターでばったり出くわす。自分の面食いぶりを打ち明けたときに、おまじないをかけられる。
たまたま町のブティックでかわいいキュートな女の子グウィネスを見つける。彼女に声をかけて、一緒に町を歩く。周りは怪訝そうな顔をして二人を見つめる。セラピストにかけられたおまじないで、実は彼女は相撲取りのようなものすごいデブなのに、彼にはそれがすごいキュートな子に見えるのである。
二人は付き合いを深めていく。彼女の父親はジャックの会社のトップ。
彼女の家に招かれたジャックは両親に会い、ビジネスの新しいプロジェクトについて語る。父親はそのプロジェクトを重役会議で発表してもらい、その後自分の片腕として働いてくれという。とんとん拍子に話が運んでいるが、ジャックの親友がちっとおかしいのではないか?とセラピストにあうと、おまじないをかけていることがわかる。親友はおまじないの解き方を聞き、彼に試すと、今まできれいに見えていた女性が一気に普通の人に見えてしまうこととなるが。。。。。

ラブコメディの典型の映画、心が休まる。
一緒にデートでボートに乗ったり、プールにいってグウィネスが飛び込んで水がものすごく飛ぶシーンなんて笑える。
グウィネスが癒し系なのでなおさらかな。彼女はこれからも追いかけたい。
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ミニミニ大作戦  シャーリーズセロン

2008-11-14 21:35:31 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
豪華メンバーである。
その豪華メンバーたちがヴェニスとロスでひたすら暴れまわる面白い映画である。
主演はマークウォルバーグであろうか?でもキーポイントはシャーリーズセロンだと思う。実に美しい!

ヴェニスで窃盗グループが仕事をする。その金を抱えてドナルドサザーランド親分以下仲間たちが逃げていくアルプスの山の中の湖で、前方から車がやってくる。そのとき仲間だったはずのエドワードノートンが裏切って銃をサザーランドに向ける。向ってきた車の連中とグルになって金塊を奪っていく。銃を向けられたマークウォルバーグたちは湖の中に逃げるが、ドナルドサザーランドは殺される。
報復を狙っていたマークたちは、エドワードノートンがロサンゼルスに逃げたことを知る。それを突き止め、爆弾の名人、コンピューターの天才、車のテクニシャン、そしてドナルドサザーランドの娘で親の敵を討とうとするシャーリーズセロンを仲間に入れエドワードノートンの身辺に近づこうとする。
シャーリーズセロンは電器の修理人に扮して、コンピューター名人の仕組みで意図的に映らなくしたテレビの修理にノートンの家に入っていくが。。。。

何よりアクションがすごい映画である。
ヴェニスの街中でボートがあれほど暴れ回るシーンはそうないのではないか?
映画「旅情」でキャサリンヘップバーンが落ちた運河のあたりをひたすらぶっ飛ばす。こりゃすごい。ミニクーパがロスの地下鉄駅を走りまくるシーンもすごい。
「ボーン」シリーズにも比較的小さい車が市内でカーアクションを見せるシーンがあるが、これもすごいなあ。




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ダンシングハバナ

2008-10-10 22:20:27 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
今日も強烈な株の下げ!
これから日本はどうなるのであろうと思わせるくらいの状況だ。

そういう時は明るいダンス映画を見たくなるものだ。
「ダンシングハバナ」は無邪気に楽しめるラテンダンス映画だ。

主人公の18歳の女の子は、父親の異動でキューバのハバナにきている。
時は1958年キューバ革命前のコロニアル社会である。
街角のサルサダンスに興味をもった主人公は一人のキューバ人の若者と知り合う。若者は主人公の父親の勤務先にかかわりあうホテルに勤めている。主人公に思いを寄せる父親の勤務先の社長の息子に誘われるが、キューバ人の若者に心を奪われた彼女は関心を寄せず、若者とラテンダンスの大会に出ることを決意する。。。。

単なるサクセスストーリーにしないで、キューバ革命寸前の世相を織り交ぜながら、ダンスあり、ミュージックありで美しいコロニアルの世界をうまく描いている。
また、上流の白人だけが集まるアメリカングラフティ的ダンスフロアとサルサダンスを踊るキューバ人だけを集めたダンスフロアを対比させながら、エネルギッシュでセクシーなサルサを浮かびあがせる。

単純に楽しめ頭の中に清涼飲料水をぶっ掛けるような快感が得られてすっきりした。

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運命の女 ダイアンレイン

2008-10-05 19:13:40 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
リチャードギアは日本人にはなじみが深いハリウッド男優の一人であろう。
男女間のもつれ話にはよく似合う。そんな彼がダイアンレインと組んで演じたのが「運命の女」である。この和題もどうかと思うが、リチャードギアの存在を極めて小さく見せるダイアンレインの体当たりの好演である。

マンハッタンで会社を経営しているリチャードギアとダイアンレインはニューヨーク郊外に9歳の息子と住む普通の夫婦。ある日マンハッタンを歩いていたダイアンレインは突風にあい、脚を負傷してしまう。そんな時通りがかりの若い青年がけがの手当てをする。若い青年は自宅で本の流通をやっている。その部屋で手当てを受けながら、二人は惹かれあうが、連絡先だけ彼が伝えてその場は帰る。
しかし、気になる彼女はマンハッタンの彼の家へ再度訪れ結ばれる。そののち二人は密会を重ねるようになる。リチャードはダイアンの様子がおかしいことに気づき、探偵にダイアンの素行を調査する。そして二人の密会の写真を見せられる。。。。

渡辺淳一の「失楽園」などの不倫小説に出てくる女性主人公は、36~38くらいの年齢が多い。ある意味2度目の女性の美のピークを迎える時だからであろう。この映画を撮るときのダイアンレインがまさにその年齢である。
20代前半の女性にない魅力をぎらぎらさせ、かなり大胆なラブシーンもさらっとこなしていく。ここではリチャードギアはまったくの脇役である。
「ストリートオブファイア」という映画があった。売れっ子歌手ダイアンレインが誘拐されるのを昔の恋人が助けに行くという、小林旭の「渡り鳥シリーズ」を思わせる展開だったが、その映画の19歳の彼女と今を比較しても、今の方がいいと思わせてしまうすばらしい魅力だ。

この映画では、何度かハドソン川沿いの鉄道のシーンが出てくる。この鉄道で思い出すのは、ロバートデニーロとメリルストリープの「恋におちて」だ。あの映画も不倫映画だが、ニューヨークと郊外を結ぶ列車の中で、はかない思いをお互いつのらせながらという純愛である。それとはまったく違う。
12年前にニューヨークにいった時、ハドソン川沿いをバスに乗って走っていった記憶がある。マンハッタンのハドソン河口際もいいが、下流もなかなか趣があっていいものである。映画とはなぜか相性がいい。古い映画だが、ヒッチコック監督の「北北西に進路をとれ」でも、ケイリーグラントが寝台列車に乗って逃げる時に、ハドソン沿いの鉄道が出てきた記憶がある。

ハドソンラインに一度乗りたい。




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キルビルとタランチーノ

2008-09-15 08:33:18 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
タランチーノはエリートではない。
知能指数が極めて高いと言われるが、普通の学校を中退して、ビデオ屋の店員になっている。そこでは好きなだけ映画が見れたらしい。
そのとき大量に仕入れた映画のネタがベースになっているものが多い。

数多く食べ歩きした人が、いい料理人になるとは限らないが、彼には食べ歩きをした方々のネタを自分の料理に生かす能力が抜群にある。ミシュランガイド的グルメ店だけでなく、幅広くB級、C級のグルメ店のいいところを吸収している。

キルビルもその一つだ。
日本が舞台となっているVO.1は、千葉真一や栗山千秋などの日本人俳優も数多く出演して、日本人にも馴染み深くなっている。しかし、やくざの親分リューの日本語などわれわれ日本人から見ると不自然なところも多い。
しかしそれを埋めるほどの迫力がある。

まずは、復讐第一戦の黒人女性宅への訪問と対決である。
このスピード感で一気に盛り上がる。相手の娘がいるにもかかわらず、復讐の灯は止まらない。ここで容赦なく黒人女性を倒す場面で一気にひきつけられる。娘がいるのに殺すなんてちょっとそお展開はいきなり驚かされる。
あとは、栗山千秋
これはいかにも強そう。しかもセーラー服がかっこいい。
ハンマーのようにビュンビュンふりまわす。互角の対決と思わせる迫力が栗山千秋に備わっている。

映画全体にどたばたかなと思う部分もあるが細かく練られた感じが強い。
日本映画やイーストウッドのウェスタンなどいろんなところからヒントをもらって場面場面でつかっているらしい。

リューを倒した後のVO.2ではずっと連戦連勝かな?と思わせるが、単純には行かない。ビルの弟を倒そうと寝城の車に行くが、弟にいきなり撃たれて棺おけに入れられてしまい、お墓に埋められる。これも逆にびっくりだ。映画の時間まだまだ長いなあ?大丈夫かな?なんて思っていると白い眉の老人が出てくる。
中国の古代武術に熟達した仙人のような老人に、武術を教わる場面がでて、そこで手の突きで木を打ち破る極意を習うのを見てようやくなんだそうなのかと思う。
棺おけを突き破り、砂の中を地上に這い上がり、再びビルの弟の車に戻るが、そこにはユマのライバルの片目の女殺人鬼が来ている。。。。

結局最後はビルを倒すんだろうなあ。。。とストーリーの先は想像がついてしまうが、そこには軽い迷彩がちりばめられて単純にはいかない。
情緒的な話も混ぜながら、単なる対決だけに終わらせないところがいい。

自分もたくさん映画を見ているけど、創作への道はまったく想像がつかない。
やっぱりタランチーノはすごい



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グウィネス・パルトロー  数学者

2008-08-11 07:33:43 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
数学者を舞台にすると結構いい映画ができる。「プルーフオブマイライフ」
「ビューティフルマインド」なんて映画もあるし、「グッドウィルハンティング」もそれに近い。日本にも「博士の愛した数式」なんてのもあるし。狂気と才能のスレスレでいきている人たちの生き様はなんか面白い。

グウィネス・パルトローが数学の天才を演ずるとは夢にも思わなかった。
若き日は数学の天才でシカゴ大学の教授だった父アンソニーホプキンスの娘役、もともと才能があったが、大学をやめて父の面倒を見ていた。その父がなくなり、ジェイクグレンホール演ずる教え子が父上の形見のノートを見せてもらおうと家にやってくる。また、ヒラリークリントン風のグウィネスの姉がNYからやってきて、葬儀後の処理で、シカゴの家を売却して妹をNYに連れて行こうとする。精神が不安定な彼女は二人とうまく接しられない。
でも葬儀のお清めパーティ?の夜、ジェイクはグウィネスに近づき関係をもつ。その後彼女は秘密のノートを渡すが、そこには数学のとてつもない証明が書いてあった。。。。。が

想像以上に面白かった。
グウィネスが、きれいだけど精神的に不安定でぱっと試合役を好演する。他の作品とは違うスタイル。アンソニーホプキンスは安定した演技で老数学者を演ずる。二人のオスカー俳優の演技は安心感がある。
脇を固めるジェイクグレンホールとヒラリークリントン風のNYキャリアレディを演ずるホープデイヴィスも良い。

舞台がシカゴなのも良い。
シカゴの舞台の映画にはずれがない。「ブルースブラザース」「アンタッチャブル」「グッドフレンドウェディング」などなど。。
この映画もシアーズタワーやハンコックビルの高層ビルが立ち並ぶシカゴ市街と湖畔の風景や素敵な住宅街を織り交ぜながら、美しいコンテだったと思う。

10年ちょっと前、シカゴにいった。
いくつか驚いたことがある。
飛行機のタラップを降りてから、空港を出るまで一人の日本人にも会わなかったこと。NYとちがって人種がいわゆる白人、黒人に限られて、中南米系やアジア系が見当たらなかったこと。古い建物が美しいことなど。。。
湖畔にまちがあるが、これは湖畔というより海のようなもの。先がまったく見えない。世界地図の五大湖の地図からして当然だろう。あとシカゴ美術館にある絵画は、どれも素敵で非常によかった。印象派の作品にいいものが多い。
夜はブルースを聴きに行った。何気ない町のライブハウスだが、これが最高だった。時差ぼけで途中眠くなったりもしたが抜群だった。

もう一回行きたいなあ




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