映画「世界にひとつのプレイブック」を劇場で見た。
ブログにまとめようとして、こっちまで支離滅裂になってしまいなかなかアップできなかった。
普通のラブコメとは訳が違う。予想以上に破滅的なスタートにビックリ、2人とも心の病気にかかっているとはいえあまりの激しさに驚く。それに加えて、途中で賭博的要素が強くなる。これはオヤジ役のロバート・デ・ニーロが絡んでくる話だ。今の日本からすると、かなり乖離している世界なので正直戸惑ってしまう映画であった。
ただそれを演じる2人はともに好演、デニーロも悪くないし、カラフルな脇役がなかなか面白い。
主人公の精神病院における姿が描かれていく。
パット(ブラッドリー・クーパー)が精神病院に収容されたのは、妻ニッキ(ブレア・ビー)の浮気現場を自分の目で見たことによって心のバランスを崩したためであった。パットは8カ月入院させられ、退院後も妻に接近することを禁じられた。高校の教師もクビになり、父(ロバート・デ・ニーロ)と母(ジャッキー・ウィーヴァー)が住む家で暮らすことになった。しかし、パットはやたら早口で怒鳴りまくる。夜中にわめき散らしたり、セラピーを受けるクリニックで想い出の曲スティヴィー・ワンダーの『マイ・シェリー・アモール』が流れるのを聴き、大暴れしたりハチャメチャだ。
そんなパットに気晴らしにと友人からディナーに招かれる。そこで招待先の妻の妹ティファニー(ジェニファー・ローレンス)に出会う。彼女は最近夫を亡くしていた。彼女も精神状態がおかしい。夫の死を忘れるために会社の男全員と寝たという驚くべき話まである。出会った後すぐ彼女はキレてしまい、パットに平手打ちを食らわせてしまう。身体を鍛えることにこだわるパットがジョギングをしていると、そこにまつわりつく。そんな2人だがお互い似たもの同士ときが付いたのか、付き合うようになる。パットはティファニーのパートナーに誘われ、いやいやダンス・コンテストに出場することになるが。。。。
普通であれば、仲のよくなった2人がダンス大会のためにレッスンを重ねるというのがよくあるパターンだ。でもここではそうはならない。努力の物語ではない。心に爆弾をもっている彼はちょっとした隙にまた大暴れ、彼女はイライラ。ティファニーの思うような練習ができないのだ。しかも、出場するダンスペアはプロを含む一流ばかりだ。でも上位はまったく狙っていない。2人のダンスペアが10点満点の採点で審査員から5点以上をとれるかどうかという賭けをオヤジが仕組むのだ。そこが笑えるところだ。
オヤジはギャンブル好き、フットボールのスポーツ賭博が大好きだ。それに加えてダンス大会のポイントまで賭けの対象になる。誰がどう見ても5点以上はムリだろうと思うが本番は??
日本でいえば、賭博というとすぐ大騒ぎになる。裏社会の話は当然だが、ちょっとした会社のトトカルチョでさえも警察騒ぎになる。そこがアメリカと日本の違いだろう。コンプライアンス好きの日本ではまずはつくられないタイプの映画だ。ここではギャンブル狂いも一つの病気として描くのがポイントになっていたのかもしれない。
それに加えての精神が錯乱した2人の振る舞いが凄い。そううつ病というが、むしろ躁病かもしれない。ラブコメに片方ならず2人とも躁鬱という過激さをもちこんだのは画期的だ。でもずっと破滅的な動きに圧倒されっぱなしだった。
ちょっと頭が錯乱してしまったかもしれない。
でもジェニファー、オスカーもらえてよかったね。
そうそうスティービーの歌も色々流れていたけど、レッドツェッぺリンⅡの2曲目「What Is and What Should Never Be」が絶妙なタイミングで流れていたのが印象的だった。
ブログにまとめようとして、こっちまで支離滅裂になってしまいなかなかアップできなかった。
普通のラブコメとは訳が違う。予想以上に破滅的なスタートにビックリ、2人とも心の病気にかかっているとはいえあまりの激しさに驚く。それに加えて、途中で賭博的要素が強くなる。これはオヤジ役のロバート・デ・ニーロが絡んでくる話だ。今の日本からすると、かなり乖離している世界なので正直戸惑ってしまう映画であった。
ただそれを演じる2人はともに好演、デニーロも悪くないし、カラフルな脇役がなかなか面白い。
主人公の精神病院における姿が描かれていく。
パット(ブラッドリー・クーパー)が精神病院に収容されたのは、妻ニッキ(ブレア・ビー)の浮気現場を自分の目で見たことによって心のバランスを崩したためであった。パットは8カ月入院させられ、退院後も妻に接近することを禁じられた。高校の教師もクビになり、父(ロバート・デ・ニーロ)と母(ジャッキー・ウィーヴァー)が住む家で暮らすことになった。しかし、パットはやたら早口で怒鳴りまくる。夜中にわめき散らしたり、セラピーを受けるクリニックで想い出の曲スティヴィー・ワンダーの『マイ・シェリー・アモール』が流れるのを聴き、大暴れしたりハチャメチャだ。
そんなパットに気晴らしにと友人からディナーに招かれる。そこで招待先の妻の妹ティファニー(ジェニファー・ローレンス)に出会う。彼女は最近夫を亡くしていた。彼女も精神状態がおかしい。夫の死を忘れるために会社の男全員と寝たという驚くべき話まである。出会った後すぐ彼女はキレてしまい、パットに平手打ちを食らわせてしまう。身体を鍛えることにこだわるパットがジョギングをしていると、そこにまつわりつく。そんな2人だがお互い似たもの同士ときが付いたのか、付き合うようになる。パットはティファニーのパートナーに誘われ、いやいやダンス・コンテストに出場することになるが。。。。
普通であれば、仲のよくなった2人がダンス大会のためにレッスンを重ねるというのがよくあるパターンだ。でもここではそうはならない。努力の物語ではない。心に爆弾をもっている彼はちょっとした隙にまた大暴れ、彼女はイライラ。ティファニーの思うような練習ができないのだ。しかも、出場するダンスペアはプロを含む一流ばかりだ。でも上位はまったく狙っていない。2人のダンスペアが10点満点の採点で審査員から5点以上をとれるかどうかという賭けをオヤジが仕組むのだ。そこが笑えるところだ。
オヤジはギャンブル好き、フットボールのスポーツ賭博が大好きだ。それに加えてダンス大会のポイントまで賭けの対象になる。誰がどう見ても5点以上はムリだろうと思うが本番は??
日本でいえば、賭博というとすぐ大騒ぎになる。裏社会の話は当然だが、ちょっとした会社のトトカルチョでさえも警察騒ぎになる。そこがアメリカと日本の違いだろう。コンプライアンス好きの日本ではまずはつくられないタイプの映画だ。ここではギャンブル狂いも一つの病気として描くのがポイントになっていたのかもしれない。
それに加えての精神が錯乱した2人の振る舞いが凄い。そううつ病というが、むしろ躁病かもしれない。ラブコメに片方ならず2人とも躁鬱という過激さをもちこんだのは画期的だ。でもずっと破滅的な動きに圧倒されっぱなしだった。
ちょっと頭が錯乱してしまったかもしれない。
でもジェニファー、オスカーもらえてよかったね。
そうそうスティービーの歌も色々流れていたけど、レッドツェッぺリンⅡの2曲目「What Is and What Should Never Be」が絶妙なタイミングで流れていたのが印象的だった。