映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

忙しかったなあ

2009-03-30 20:52:16 | Weblog
送別会の嵐で先週は疲れた。
かなり飲んだ。しかも年度末なので仕事も落ち着かない。
みんながんばっているけれど。。。
先週は月曜所沢、火曜浦和、木曜も浦和だった。全部送る人のため
本当はもう少し送る人もいるけれどこのくらいにしておかねば
土曜日は酒を飲まない人と一緒に浦和別所沼近くの「萬店」といううなぎやへ
交通の便を考えてそこにしたが、明らかに浦和駅近「満寿屋」や「山崎屋」よりおちる。それでも喜んでもらったからよかった。
それで良しとせねば。。。。。

今日は部下連中の昇格の辞令が出る日だ。
びっくりするくらいの飛び級もあれば、何であがらないの?
というのもある。こちらの推薦はほぼ通ったが、ダメなのもある。
それがつらい。だから今日は気持ち的にせつない。
家でシコシコのむことにした。全員うまくいっていれば飲みにいったんだけど

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赤線地帯  溝口健二

2009-03-30 20:38:55 | 映画(日本 昭和34年以前)
溝口健二監督の最終作である。
色っぽい題名であるが、「売春防止法」成立施行前の最後の赤線の状況を描く
男と女の肉体の絡みというよりも、本意でなく吉原で働かざるを得なくなった女たちの悲しみを描く社会派の作品である。京マチコ、若尾文子、木暮美千代、三益愛子の主演級が娼婦を演じる。

まず最初に浅草の風景が出てくる。戦後10年たってすこしづつ復興しつつある中、焼け跡の残痕がまだ残る画像である。
吉原赤線の進藤英太郎、沢村貞子夫妻が経営する遊郭には神戸からの流れ不良娘京マチコ、父親が会社の疑獄で200万の借金をつくったまま小菅に入ったという若尾文子、結核の旦那と生まれたばかりの子供がいる木暮美千代、田舎に残してきた病人のために働きながら上京して工場で働く息子との同居を夢見る三益愛子などがいる。
神戸から父親が上京して連れ戻そうとされる京マチコ、結婚するよと男をだまして30万お金を巻き上げる若尾文子、家賃遅れて貧しさのどん底でさまよう木暮美千代、三益愛子は息子から絶縁を言い渡される。。。。

いずれもつらそうだ。精一杯生きている人たちが多かった時代なのであろう。職業安定所へ行っても安月給で5000円がいいとこ
そんな中、赤線では1回あたり1500円といっていた。現状との比較では10倍強で考えるとちょうどいいのか??
身体売らないと亭主養ったり、送金したり、借金返したり何もできないと世論が売春防止に動く中、溝口監督は娼婦たちをかばっているような気がする。結局彼は売春防止法成立以降の世界を知らないままなくなってしまう。

昭和30年といえばまだまだ日本は貧しくつらい状況である。
赤線に育っていない世代からすると、娼館の中も風情を感じさせる。
セット撮影だと思うが、当時の状況が良くわかっておもしろい。

女性陣では、京マチコの肉感的な身体は非常に魅力的だがからみはない。若尾文子は増村監督とのコンビの方がドキッとする場面がおおいかも?最近のキャバクラ嬢と同じのりで自分の不幸をいいながら男から金をせびりまくる
女が男をだます基本線はいつの時代も変わらないんだろうなあ。
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チャンス  ウーピー・ゴールドバーグ

2009-03-26 13:40:48 | 映画(洋画 99年以前)
ウーピー・ゴールドバーグは おせいじにも美人とは言いがたいが、黒人の中で独特な存在感がある女性である。「ゴースト」のインチキ占い師で存在感を示してから、映画界から引っ張りだこの状態が続いた。この作品でも主役である。

ウーピー・ゴールドバーグは投資信託会社の優秀な証券マン。男性証券マンをしのぐ活躍を見せているが、黒人女性だということで昇格できない。男性同僚に手柄を取られたのに腹を立て退社して自分で投資顧問会社を作る。
前の会社にいたおばさん秘書ダイアンウィーストを仲間にして二人で会社をはじめる。今までの顧客に電話営業をするが、いつも「パートナーがダメだと言うので」の言い訳で断られる。そんな時ウーピーは架空の白人男性パートナーカティを作り上げる。黒人女性だということで真剣にビジネス話に取り入ってくれないからだ。その後カティことウーピーは、IT企業の買収話を察知するなどアタリまくる。渦中の人カティに顧客はしきりに会いたがるが、言い訳じみた話でその場を避ける。しかし、やられっぱなしだったライバル信託会社の陰謀でカティにインサイダー疑惑がかかり証券監視委員会からカティに対して出頭命令がでてくるが。。。。

ニューヨーク舞台のお気楽なコメディ。ウォール街舞台でも相場の話で埋め尽くされているわけでもない。むしろ黒人女性のビジネス界における地位の低さが話のポイントしかし、ウーピー以外はほとんど黒人はでてこない。上司、同僚、仲間の秘書もすべて白人であり、ブラック映画とは一線がある。人種差別反対的話は何もなく、むしろ男尊女卑がテーマともいえる。特殊メイクは傑作である。

アメリカでは金融会社の垣根が取れているせいか舞台が投資顧問会社なのか、投資信託会社なのかが今ひとつわからない。 97年というと、パソコンの性能が急激に良くなっているころ IT会社の買収のテーマは時勢にあっていたであろう。
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墨東綺譚  永井荷風

2009-03-26 13:26:25 | 映画(日本 1989年以降)

新藤兼人監督の作品。小説に基づいている部分もあるが、戦後にまで話は進み、作家永井荷風の晩年を描く。津川雅彦は好演、何より墨田ユキが美しい。
結婚二度した後、気楽な独身生活をしている津川雅彦は、麻布の洋風住宅に住み、創作のかたわら、若い芸者の面倒をみてあげたり、銀座の女給宮崎美子に金をせびられたりしている。荷風の母親杉村春子には、理想の女性を捜し歩いているんだと言っている。
若い芸者が田舎に帰ると挨拶に来た後、荷風は花街で知り合った女性に似た美人が玉の井行きバスに乗っているのを見て、私娼の町玉の井にふらふら出かける。有名な「ぬけられます」の表示看板のある玉の井の中を歩いているときに雨が降ってきた。そのとき女郎墨田ユキに雨が降ってきたのでちょっと入れていってもらえません。と言われる。ついていくと一人の部屋にだどりつく。そこで意気投合する。美しい裸体を見せられるがその日は帰る。そして毎日のように通うようになるが。。。。

荷風の遊郭通いやレヴュー嬢を面倒みていた話は有名元慶応の教授、文化勲章受賞流行作家というプロフィールもあるが、資産家として死んだときにお金をたくさん残していたと言われる。まさに適役と言うべきか、この時代の津川雅彦はちょっとエロなおじさん役が実にうまい。杉村春子、新藤作品には欠かせない乙羽信子はじめ脇役陣は鉄壁 。
墨田ユキは単にきれいなだけでなく、情感あふれる演技はすばらしい。幼い顔をしているようで、きわどい色っぽさを見せる。 画像も美しく、脚本もよく、戦前遊郭の姿をうまく描いた傑作だと思う。

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ベッドタイムストーリー  アダムサンドラー

2009-03-23 06:53:12 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
娘と二人で浦和へ映画を見に行った。
選択は娘の言うままに「ベッドタイムストーリー」とした。映画館内に入ったら誰もいなかった。がらがらである。

ディズニー映画の実写版
ファンタジーのにおいもさせているが、基本的にはコメディである。
主演がアダムサンドラーであるからなおさらだ。
賞には縁がないけれど、コメディ俳優としての彼は存在感を見せる。

姉の依頼を受けたアダムサンドラーは、地元小学校に通う娘と息子二人の面倒を見るように頼まれる。アダムはホテルで住み込みで働いている人気者。ホテルのオーナーは新たに建て替えをしようとしている。アダムは戸惑いながら二人の面倒を見る。一緒に子供の面倒を見る女性とも徐々に仲良くなる。。。。

ストーリー的にはどうでもいい感じ。ベンハーやスターウォーズ、インディージョーズを思い起こさせるシーンも出てきてファンタジー映画のにおいをぷんぷんさせる。横では娘がげらげら笑っていた。最初は眠くなる場面もあったが、徐々に引き寄せられていった。

帰り昼飯たべに普通の店へ行こうとしたが、結局「吉野家」へ
車で走っていてどう?といったら行くといわれて入った。二人で900円とたいへん安上がりであった。
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ここ数日

2009-03-21 20:29:02 | Weblog
水曜日
母親の準確定申告を提出、実家のアパートの減価償却方法が親父のときの旧法から新法にどう変わるのかがわからなかったが、おしえてもらったら一瞬
そのあと妹と高輪へ墓参りに行く。
妹とそこで別々になって地下鉄三田線で神保町へ
本屋街を散策する。

スズキの鈴木社長の「おれは中小企業の社長だ」という本を見る。
面構えが違う。不景気のときでも大きく落ち込まない何かを感じさせる。
野村監督の新しい本はまあまあ、坂口孝則氏の新作も早速読んだ。「会社の電気はいちいち消すな」おもしろかった。三省堂で買ったが勝間女史の本よりもたくさん減っていてかなり売れている印象だった。
あとは「無駄学」という名前にひかれて購入
意外だったのはあの蒲田の東声会の親分町井久之氏の本がやけに山ずみされていたこと。力道山や児玉誉士夫の本に登場する有名在日親分、面白そう。

木曜日
朝から会議、午後は次から次へと来客
夜は異動者の送別会をやった。浦和うなぎの老舗「満寿屋」へ
うなぎづくしを食べる。付きだしの後うなぎあらい、うなぎの茶碗蒸し、肝焼き、うなぎ天ぷら
最後はうな重、これがまたやけにうまかった。いつも行っている時よりもうまく感じた。その後はバーにいて気がつくと午前様

金曜日
商談があって小石川へいく。
商談の後、本家の墓があるのですぐ近くのお寺にいく。お世話になった叔父さんの墓参りである。おじいちゃんの兄弟とお父さんの従兄弟だ。
伝通院前からバスに乗って、中大理工、文京区役所、講道館、本郷3丁目の前を通って湯島へ、上野広小路手前のバス停を降りてカレーの「デリー」へいく。
大好きなこの店に行くと数人並んでいる。
いつもだったら激辛の「カシミールカレー」にするが、飲み会明けなので「インドカレー」におさえる。おいしかった。
その後電車で浦和に帰る。
家に帰ると家人と娘と本屋に行く。たくさん買った。夕飯はしけたものを食べた。
娘の会場テストの結果が返ってきていた。何もやっていない割にはまあまあだと思う。期末テストは順位がもう一息で10番以内と割と良かった。国語、理科がいいのは父親と違うところ。英語数学の凡ミスがなければ次回は10番以内を狙えそう。塾は当分行かなくても大丈夫そうだ。

土曜日
朝から出社した。川口に行く。
昔おいしかった「わらじ亭」という定食屋へ行く。わらじカツを食べる。
味が落ちていて非常に残念。そのあと、鳩ヶ谷から草加、越谷へ
高速付近は道が混んでいる印象。高速1000円均一の影響か?

ブログ休みすぎ、忙しかったからなあ
来週も送別会が3本と忙しい。これ以上は避けたい

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情婦  ディートリッヒ

2009-03-18 06:15:56 | 映画(自分好みベスト100)
最初見たとき、結末のどんでん返しにあっと驚いた。
どんでん返しのすさまじさは世界最高の映画だと思う。
「結末は絶対に他の人に語らないでください」のはしりである。

「情婦」という題名は日本名でいやらしい。
元題はアガサクリスティの戯曲「検察側の証人」である。

そんなこの映画をもう4回見ている。2回目からはストーリーを楽しむというよりもベテラン俳優たちの演技とビリーワイルダーの演出を楽しむようになった。

心臓疾患で入院していた弁護士チャールズロートンは、退院してすぐ依頼人タイロンパワーの訪問を受ける。彼はつき合っていた初老の富豪女性を殺した犯人だと疑われている。ロートンは病み上がりであることで断ろうとするが、タイロンの話を聞き弁護を引き受けようとする。
そのあとタイロンの妻マルレーネディートリッヒの訪問を受ける。妻は殺人事件のあった日のアリバイを証言するというが、妻を証人にするのは無理とロートン弁護士は判断する。
裁判がはじまって、警官や富豪のお手伝いさんが証人に立ち被告側に不利な証言をする。それをロートンは鮮やかな弁舌でうまくかわしていく。
ところが検察側の証人として突如殺人犯の妻ディートリッヒが登場し彼に不利な証言をして、被告タイロンと弁護士ロートンはあわてる。。。。
このあと二転三転して、最後にまたひっくり返る。イヤーすごいなあ!クリスティ

最初見たとき、チャールズロートンはずいぶんうっとうしいなあと思った。性格が悪そうな感じがしたからだ。
でも見れば見るほど、彼の演技のすばらしさに感嘆する。この映画はサスペンスとも法廷ものとも思われるが、ロートン扮する法廷弁護士の緩急自在な演技は法廷ものの最高峰だ。
またディートリッヒの落ち着いた老練な演技もすごい。七変化でさまざまな表情を見せる。まさに役者だ。
タイロンパワーはこの映画のあとすぐ亡くなっている。この映画を見ると何か感じさせるものがある。

あとはロートンの召使兼看護婦役のおばさんや富豪女性のお手伝い役のおばあさん、滑稽な裁判官
いずれもビリーワイルダー映画らしい味を出している。
法廷劇といいながらワイルダーらしいコメディの要素もちらちら見せて、あきさせない。
ジャックレモン&モンローの「お熱いのがお好き」のすぐ前でワイルダーにとってピークの時期でもある。

自分が好きな法廷劇ベスト3はこの作品と「フィラデルフィア」「評決」である。
最高の弁護士として、チャールズロートン、デンゼルワシントン、ポールニューマンの3人をあげたい
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逢びき  ラフマニノフ&デイヴィッドリーン

2009-03-15 06:46:48 | 映画(洋画 69年以前)
今日は品川の家泊まり、月曜は飲み会でDVD借りるのもどうかと思い、自宅の棚からDVDを選び出す。
デイヴィッドリーン監督の初期の名作「逢びき」である。

全速力で駅のホームを駆け抜ける蒸気機関車の姿にあわせて、ラフマニノフのピアノコンチェルト2番の第一主題が流れる。比較的速めにオーケストラが演奏する。ちょっと速すぎるかとも思うが、このテンポが本当のオリジナルなのか?
BGM的にこの曲を聴くことが多いので、少なくとも200回以上は聞いていると思う。だいたいこの曲の構造はわかっているつもりだ。美しい第3楽章の主題の使い方は絶妙、しかし1~3楽章まで満べんなく使われている。久々に映画を見たが、映画の場面に曲をうまくマッチさせているのがよくわかる。編集が良くできていると思う。
この映画が後世に残る映画となったのはラフマニノフが使われていることに大きく影響されているのではなかろうか。

トレバーハワードは「第三の男」の少佐役でも有名だ。晩年のデイヴィッドリーン監督「ライアンの娘」での神父役は名演技だと思う。そういえば「ガンジー」にも裁判官役で出ていたっけ
シリアジョンソンは舞台が中心の俳優だと聞いたことがある。この映画でもしっかりした演技を見せるが、映画を意識した表情のつくり方もうまい。

急行の止まらないある駅で、通過急行の蒸気の粉塵がシリアジョンソンの目に入る。あわてて入った駅の喫茶店の客でいた医師トレバーハワードがチリを目から取ってあげる。それがきっかけ。町で偶然に逢うことが続き、映画を見に行ったりするようになる。
小さい子供二人がいる普通の主婦シリアと医師トレバーは徐々にお互いの気持ちが相手に傾いていることに気づく。。。。。
ストーリーは単純だが、一線を越えるかどうかのためらいがテーマ
最近の映画だとすぐにベッドシーンになってしまうが、主婦としてのためらいをシリアが見事に演じる。
美女でないところも普通の主婦ぽいのでよろしい。

デイヴィッドリーンは蒸気機関車が好きである。「アラビアのロレンス」でも「ドクトルジバゴ」でも印象的に出てくる。
それにしても急行通過駅での蒸気機関車の映像は非常に迫力がある。
のちの「旅愁」や「アラビアのロレンス」で見せる美しいロケの片鱗は若干あるが、愛し合う二人の映像とジョンソンの家庭内が中心である。まだ自身の形を造れてなかったのであろう。のちに予算をたっぷりもらって映画をつくるが、どうみてもこれは低予算
それがいいのかもしれない。
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飲み会つづく

2009-03-14 07:11:23 | Weblog
木曜、金曜と飲み会続き

木曜は系列銀行の地域部長にごちそうしてもらった。
神奈川で会議があったが、一緒に行く機会もそうないからむりやり浦和に戻ってきた。ワシントンホテルの上の椿山荘で和食を食べた。日本酒をぐいぐい飲んだ。
我々以外の客は見当たらずこんなんで店やっていけるのか要らぬ心配をした。
まっすぐ帰ればいいものの、飲むとエンジンがかかる。北浦和の「パラダイスロード」でビーバップを聞いて気持ちをハイにして帰った。

金曜日は大宮で焼肉を食べた。
「びぶ」という店で実にうまい。腹八分目におさえてライブハウス「マッカーサー」へ行く。2回目だがこの店は面白い。
年齢層は自分の年プラスマイナス10くらい。オールディーズや70年代くらいのディスコの曲をやる。歌うのは20代前半の美しいお嬢さん2人とダルビッシュ似のお兄さん、生まれるはるか昔の歌を絶妙のリズムで踊りながら歌う。ダンスフロアには人だかりができる。
お店はほとんど満員、昨日の懐石とは大違いである。でもうまい商売やるもんだ。若者と違い40代以上の人には金がある。そこにうまく目をつけている。マーケティングの勉強にもなる。飲み物1杯は決して高くはない。
「ザッツザウェイ」とか「ファンタジー」「ハローミスターモンキー」踊りなれていなそうなオジサマ、オバサマたちもご機嫌だった。

映画は今日から見よう。
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香川京子の「私の履歴書」

2009-03-11 07:26:56 | 映画(日本 昭和49~63年)
日本経済新聞連載の「私の履歴書」今月は香川京子さんである。
この連載、経済人や政治家が中心だが、芸能人やスポーツ選手の時には異様に面白いときがある。以前田中絹代や東山千栄子、杉村春子、森光子などの女優が連載されていたことがある。今回もおもしろい。

子供のころから香川京子さんは素敵な人だと思っていた。東宝作品で見ることが多かった気がして東宝専属かと思っていたが、有名な「五社協定」の前にフリーになっていたので、自由にいろんな映画会社の作品を選べた数少ない女優であることを知った。

今日は小津安二郎監督「東京物語」に出たときの話であった。
写真は小津監督が香川京子にメイクするシーンである。
原節子が当時大スターでみんなに追いかけられるのを避けるために、前の駅で降りてロケ地に向かった話。監督の頭の中にできている映像コンテに基づいて、指示が細かくされているという話などが書かれている。

先日の成瀬巳喜男監督の話もよかった。
成瀬監督はだらだら撮影することを嫌い、朝9時から夕方5時までの定時で仕事をしたそうだ。「やりすぎの演技を嫌う」というのは映画を見ているとなんとなくわかる気がする。私もキャサリンヘップバーンのような大げさ演技は嫌いである。よくできた脚本も「これはいらない。」といくつか削って、セリフの思いを絵として重視するという話は映画人としてのすばらしさを感じた。

映画は小説と違い、筋やセリフよりも、風景、音や声を見せるものだと私は思う。
香川さんの文章を見て巨匠が考えることがよくわかった。

まだ出ていない黒澤明監督や溝口健二監督に関するコメントが楽しみである。
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リバーランズスルーイット ブラッドピット

2009-03-10 06:29:51 | 映画(自分好みベスト100)
ブラッドピットの出世作とも言われる。この映画の前に「テルマ&ルイーズ」というロードムービーで主人公の片割れとくっつく若者を演じていた。その作品の役柄と性格的には似た役である。自由奔放な姿が彼には似合う。

ロバートレッドフォード監督は、モンタナの美しい風景をバックに、二人の兄弟の生き様を丹念に造っていく。何より映像コンテがすばらしい。川の映像をこんなに美しく描いた映画はないのではなかろうか?「脱出」や「激流」のサスペンス映画が川となじんだ名作だが、この映画のほうがしっくり来る。

1910年代スコットランド出身の厳格な牧師の下に生まれたクレーグシェーファーと弟ブラッドピットが映画の中心。兄が語る思い出という流れで進んでいく。美しい川のそばで育った二人は、父とともにフライフィッシングを楽しむ。1917年兄はアイビーリーグのダートマス大学へと進み、弟は地元の大学を経て地元の新聞社へと就職しモンタナに残る。
1926年兄は久々に故郷に戻る。そのとき弟のフィッシングの腕前はすでに名人級になっていて兄は驚いた。ダンスをさせても天下一品。しかし、同時にポーカー賭博に手を出し荒れた生活を送っていた。。。。

大きな起伏はなく、ストーリーは坦々と流れる。1920年代ののどかな田舎風景に、二人の兄弟と父親の姿がなじむ。おそらくはロケーションの場所を時間をかけて選んだろうというのが非常によくわかる。映像コンテ、アングルは完璧である。こういう絵を書いてみたいと思わせるシーンが次から次へと出てくる。
BGM的に家の中に画像を映していても、夏なんかいいんじゃなかろうか?
爽快な気分にさせられたレッドフォードの快作である。
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定額給付金と限界消費性向

2009-03-07 05:26:21 | Weblog
あれほど悪口言いまくられた定額給付金も国会通った。
ちょうどいいタイミングで小沢代表秘書逮捕でほっとする自民党関係者は多いのではないか?

前からブログでいっているが、個人的には「定額給付金」賛成である。
世の中エエカッコしい人が多く、素直な日本人なんで少ないんだろうと思う。
給付金反対のほうが半数以上と多いが、いざ配賦されたらもらうと答えた人が80%である。いやだなあ日本人。もっといい使い道があるだろうという人あるけれど、福祉だとかいっても実際何に使われるかわかったものじゃない。それだったら個人に渡すほうが絶対いいはずだ。乗数効果だっておこる。

経済学に限界消費性向という概念がある。所得のうちのどれだけを消費に回すかということだが、以前民間のアンケートでは60~70%程度は消費に使うという話があった。そうすると仮に60%としても経済学の教科書的に2兆円の給付金で5兆円程度の効果があると考えられる。微々たるものかもしれないが、福祉に使うよりはましだ。ある意味それで医療費の一部になる場合も多いだろう。

今でこそだめになっているが、湾岸戦争以来の米国経済復興には日本などからの大量の戦費負担のお金が米国に流れ込んだことが大きかったと私は思う。お金が入れば絶対に乗数効果がおこる。「金は天下のまわりもの」とはよく言ったもので、経済は大きく活性化される。ケインズ経済学を否定する人も多いが、原書も読んだこともない人がケインズを否定するのはもってのほかで、彼の著作そのものを読むと凄みがわかる。

しかし、鳩山総務大臣のパフォーマンスも困ったものだ。いったん決まったことをひっくり返すというのはかっこよく見えるけれど、それによって迷惑をこうむる人がどれだけいるのか考えたほうがいい。青島幸男もエエカッコしいで都知事になって公約どうりに世界都市博をつぶした。あれも狂っている。だからか?死に際は良くなかったと思う。放送作家時代のかれは尊敬しているけど。。。。
鳩山、麻生はおじいさんの代では犬猿の仲だったのにお互い学習院初等科出身のお坊ちゃん同士仲良くしているのはこっけいだ。早く二人には去ってほしい。
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忍ぶ川  栗原小巻

2009-03-06 17:48:34 | 映画(日本 昭和49~63年)
栗原小巻のヌードは当時ものすごい話題だった。
清純派俳優の中でも彼女は格上の印象
ビックリするくらいすごい映画だとも思わないが、一見の価値はある。

加藤剛は津軽の旧家の息子。兄2人が行方不明になったり、姉も身投げしたり病気になったりと悲劇的な家族関係。大学を途中で飛び出し、代用教員となるが、もう一度大学に戻る。
栗原小巻は洲崎遊郭の射的場の娘、父親が病気になり栃木に引っ込む。仕送りのために「忍ぶ川」という割烹?で働く。その店で二人は知り合う。栗原は持ち前の美貌でお店のお客さんをはじめとしてたくさん声がかかる。向こう見ずの大学生加藤の誘いに惹かれるが、不幸な身内を考えて付き合うことに戸惑いを持っている。。。。

画面が白黒であることが雪景色をより美しく見せる。
特に大雪の中、加藤の故郷に到着する汽車から降りる加藤と栗原を加藤の母が迎えるシーンがある。かなり大粒の雪が降っている。いかにも雪国らしい情感を感じさせる美しい画面だ。

また二人が寄り添う部屋から、加藤栗原がふとんにくるみながら外を走る馬車を見るシーンがある。これもなかなかいい。かえって露骨にカラーでないのがいい場合もあるものだ。

新珠三千代主演「洲崎パラダイス」では、洲崎遊郭手前のいっぱい飲み屋が舞台であった。今回は栗原が遊郭の中の生まれということで、中を写す。
これはロケなのか?セットなのか?いずれにせよ趣を感じる。
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NYたいへんだ

2009-03-06 07:14:15 | Weblog
ニューヨークの株が下げ止まらない

平成8年10月ちょうど12年少し前にアメリカにいったときは、株価水準今と同じだったが、株価上昇ですごく盛り上がっていた。米国経済の先がばら色のような感じが、ニューヨークへいってもシカゴへ行っても感じられた。

ブロードウェイはものすごくにぎわっていた。
ジュリーアンドリュースが大ロングランでがんばっていた。自分は「ファントム ジ オペラ」を見た。よかった。来ている人たちの華やかさを見ているだけでもよかった。うわさによるとブロードウェイがディスカウントの嵐でしぼんでいると聞く。悲しい。

日本もいわゆる空売りパターンにはまっている。100円近くの円安でも株が上がらないのであるから、円高に向かったら一気に売られるだろう。日本経済ピンチといった感じ。巷ではシコシコ個人が買っているし、そういう話はよく聞く。
野村の株なんて信じられないくらい安いモンね。
チャンスだけど難しい局面だ。
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株の動き

2009-03-05 06:47:55 | Weblog
先月の19日に円安傾向を予測した。そしてそのとおりになった。
しかし、100円近くまで行くとは思わなかった。

本来であればここまで円安が進むなら、ハイテク株中心にもう少し株が買われてもおかしくない気がするが、アメリカのあの下げでは上がるものもあがらないであろう。
しかし、昨日一昨日のしぶとい動きは買い支えの動きも感じる。
個人の逆張りだけでなく、うわさどおり年金買いはあるかもしれない。

政治が最悪ながら、今日からの相場はちょっと見ものだ。

会社全体は先月も前年比一桁のマイナスだったが、うちの部署は信じられないくらい絶好調だった。1,2月通じて大幅なプラス、やったー!!!
そのせいか本が読めない。
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