映画「翔んで埼玉」を映画館で観てきました。
これはむちゃくちゃ面白い!
埼玉県民として気になる映画である。漫画家の魔夜峰央の原作を映画化とした作品。GACKT&二階堂ふみがダブル主演だ。娘と二人で平日にイオンシネマに行ったが、超満員。若い人というより、年寄りも数多い。埼玉の侮辱ネタだけど、館内は笑いの渦に包まれていた。出るは出るは、埼玉のディスネタ。最後のエンディングロールが終了するまで、満員の観客は誰も立たない。関西人は埼玉といっても全然見当がつかないだろうけど、東京はもとよりライバル千葉や神奈川の人、群馬、栃木の北関東の人が観てもおもしろいじゃないかしら?
結局間に5年の栃木県宇都宮市での生活を挟むが、合計で19年埼玉に住んでいる。東京の30年に次いで長い。大宮、川越、浦和と住んでいるが、住みやすいところだと思う。映画の中でもそれは強調される。確かにこれといった特産品はない。それだけに映画では埼玉の名産と言って草加せんべいがクローズアップされる。埼玉のご当地ソング、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」も久々に聞いた気がする。埼玉のカラオケスナックでは誰も歌わないし、知らない人も多い。
埼玉県の農道を1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。
カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。
その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。
東京にある、超名門校・白鵬堂学院では、都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点に、生徒会長として君臨していた。しかし、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。
麗は実は隠れ埼玉県人で、手形制度撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線の主要メンバーだったのだ。
その正体がばれて追われる身となった麗に、百美は地位も未来も投げ捨ててついていく。
2人の逃避行に立ちはだかるのは、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線の一員であり、壇ノ浦家に使える執事の阿久津翔(伊勢谷友介)だった。東京を巡る埼玉vs千葉の大抗争が群馬や神奈川、栃木、茨城も巻き込んでいくなか、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)に助けられながら、百美と麗は東京に立ち向かう。(作品情報より)
1.池袋
品川で生まれて育った自分からすると、池袋ってめったに行かないところである。軍艦のような西武デパートがあるといっても、渋谷に行けばなんでもある。新宿すらあまり行かなかったなあ。でも、埼玉に住むようになってから池袋に寄るようになった。埼玉県民は池袋に行くと落ち着くという人が多い。何度も聞いたことがある。東武、西武に埼京線、今は神奈川までつながる湘南ライナーが通る。エンディングロールのはなわの歌でも「やたらやたら池袋で遊ぶ」と歌われる。確かにそうかもしれない。
2.千葉への対抗
千葉にはディズニーランドに、成田空港、そしてららぽーと東京ベイと年間1000万人を超える人が訪れる場所がある。観光では大きく出遅れている。小江戸川越や秩父長瀞なども注目されているが、比較にはならない。しかも、千葉には海がある。埼玉が千葉に対抗して、茨城県の太平洋からトンネルで海水を引き込んだなんて馬鹿げた話が笑える。会社の仕事で千葉へ5年通った。人口は埼玉の732万人に対して、千葉は627万人で埼玉の方が多い。県立の雄浦和高校があって、早慶の付属高校があるなんてセリフも映画にある。でも民度は千葉の方が高いかもしれない。
映画ではGACKT率いる埼玉県民と伊勢谷率いる千葉県民が流山で川を隔てて相対する場面がある。これが面白い。それぞれの出身の芸能人なんかの大きな絵を出して対抗する。いったいこの対決どうなるんだろうと思いつつも、しばらくすると両県民が一緒になって都庁に乗り込む場面になるのが笑える。埼玉と千葉の人口を合わせると1360万人で全国の人口の一割を超える。両県の映画好きがこの映画を見るなら、相当な興行収入になりそうな気がする。
3.GACKT
正月というと「芸能人格付けチェック」を見るのが楽しみである。ここではGACKTが55連勝を持続中である。すげえなあという畏怖の対象だ。今はXジャパンのYOSHIKIと一緒に出演している。流山の川を隔てての千葉埼玉対決では千葉館山出身のYOSHIKIがクローズアップされていたのがおもしろい。40代のGACKTが高校生役というのは、本人は無理があるといって断ったらしいが、不自然さがまったくないのが凄い。しかも、男色の色彩があり、伊勢谷友介とキスしてしまうのにも驚く。しらこばとの柄のある草加せんべいでの踏み絵をするかで埼玉に縁があるどうかをはかるシーンで苦渋の表情を見せるGACKTがかわいい。
4.貧乳ナンバー1の埼玉
これが図入りで何回か出てくる。しかも、逆に巨乳好きナンバーも埼玉だと。何それ?そんな統計誰がとるの?という感じだ。でも、一緒に映画を見に行った娘が妙に感心していた。確かに東京の大学に行くまで、細身で胸の大きいという人に出会ったことがないという。しかも、修学旅行で大阪に行ったときに、お笑いを見に行って埼玉から来たといったら貧乳ナンバー1の埼玉だねと言われたという。なんじゃそれ!確かにうちの娘も少なくとも巨乳ではない。
最後の埼玉県を徹底的にディスるはなわの歌がえらく面白い。最後まで笑える。
でも佐賀じゃなくて春日部出身とはびっくり。
これはむちゃくちゃ面白い!
埼玉県民として気になる映画である。漫画家の魔夜峰央の原作を映画化とした作品。GACKT&二階堂ふみがダブル主演だ。娘と二人で平日にイオンシネマに行ったが、超満員。若い人というより、年寄りも数多い。埼玉の侮辱ネタだけど、館内は笑いの渦に包まれていた。出るは出るは、埼玉のディスネタ。最後のエンディングロールが終了するまで、満員の観客は誰も立たない。関西人は埼玉といっても全然見当がつかないだろうけど、東京はもとよりライバル千葉や神奈川の人、群馬、栃木の北関東の人が観てもおもしろいじゃないかしら?
結局間に5年の栃木県宇都宮市での生活を挟むが、合計で19年埼玉に住んでいる。東京の30年に次いで長い。大宮、川越、浦和と住んでいるが、住みやすいところだと思う。映画の中でもそれは強調される。確かにこれといった特産品はない。それだけに映画では埼玉の名産と言って草加せんべいがクローズアップされる。埼玉のご当地ソング、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」も久々に聞いた気がする。埼玉のカラオケスナックでは誰も歌わないし、知らない人も多い。
埼玉県の農道を1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。
カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。
その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。
東京にある、超名門校・白鵬堂学院では、都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点に、生徒会長として君臨していた。しかし、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。
麗は実は隠れ埼玉県人で、手形制度撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線の主要メンバーだったのだ。
その正体がばれて追われる身となった麗に、百美は地位も未来も投げ捨ててついていく。
2人の逃避行に立ちはだかるのは、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線の一員であり、壇ノ浦家に使える執事の阿久津翔(伊勢谷友介)だった。東京を巡る埼玉vs千葉の大抗争が群馬や神奈川、栃木、茨城も巻き込んでいくなか、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)に助けられながら、百美と麗は東京に立ち向かう。(作品情報より)
1.池袋
品川で生まれて育った自分からすると、池袋ってめったに行かないところである。軍艦のような西武デパートがあるといっても、渋谷に行けばなんでもある。新宿すらあまり行かなかったなあ。でも、埼玉に住むようになってから池袋に寄るようになった。埼玉県民は池袋に行くと落ち着くという人が多い。何度も聞いたことがある。東武、西武に埼京線、今は神奈川までつながる湘南ライナーが通る。エンディングロールのはなわの歌でも「やたらやたら池袋で遊ぶ」と歌われる。確かにそうかもしれない。
2.千葉への対抗
千葉にはディズニーランドに、成田空港、そしてららぽーと東京ベイと年間1000万人を超える人が訪れる場所がある。観光では大きく出遅れている。小江戸川越や秩父長瀞なども注目されているが、比較にはならない。しかも、千葉には海がある。埼玉が千葉に対抗して、茨城県の太平洋からトンネルで海水を引き込んだなんて馬鹿げた話が笑える。会社の仕事で千葉へ5年通った。人口は埼玉の732万人に対して、千葉は627万人で埼玉の方が多い。県立の雄浦和高校があって、早慶の付属高校があるなんてセリフも映画にある。でも民度は千葉の方が高いかもしれない。
映画ではGACKT率いる埼玉県民と伊勢谷率いる千葉県民が流山で川を隔てて相対する場面がある。これが面白い。それぞれの出身の芸能人なんかの大きな絵を出して対抗する。いったいこの対決どうなるんだろうと思いつつも、しばらくすると両県民が一緒になって都庁に乗り込む場面になるのが笑える。埼玉と千葉の人口を合わせると1360万人で全国の人口の一割を超える。両県の映画好きがこの映画を見るなら、相当な興行収入になりそうな気がする。
3.GACKT
正月というと「芸能人格付けチェック」を見るのが楽しみである。ここではGACKTが55連勝を持続中である。すげえなあという畏怖の対象だ。今はXジャパンのYOSHIKIと一緒に出演している。流山の川を隔てての千葉埼玉対決では千葉館山出身のYOSHIKIがクローズアップされていたのがおもしろい。40代のGACKTが高校生役というのは、本人は無理があるといって断ったらしいが、不自然さがまったくないのが凄い。しかも、男色の色彩があり、伊勢谷友介とキスしてしまうのにも驚く。しらこばとの柄のある草加せんべいでの踏み絵をするかで埼玉に縁があるどうかをはかるシーンで苦渋の表情を見せるGACKTがかわいい。
4.貧乳ナンバー1の埼玉
これが図入りで何回か出てくる。しかも、逆に巨乳好きナンバーも埼玉だと。何それ?そんな統計誰がとるの?という感じだ。でも、一緒に映画を見に行った娘が妙に感心していた。確かに東京の大学に行くまで、細身で胸の大きいという人に出会ったことがないという。しかも、修学旅行で大阪に行ったときに、お笑いを見に行って埼玉から来たといったら貧乳ナンバー1の埼玉だねと言われたという。なんじゃそれ!確かにうちの娘も少なくとも巨乳ではない。
最後の埼玉県を徹底的にディスるはなわの歌がえらく面白い。最後まで笑える。
でも佐賀じゃなくて春日部出身とはびっくり。