映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「鑑定人と顔のない依頼人」 ジェフリーラッシュ

2014-09-30 05:27:43 | 映画(欧州映画含むアフリカ除くフランス )
映画「鑑定人と顔のない依頼人」は2013年日本公開のイタリア映画だ。


「ニューシネマパラダイス」「マレーナ」のジュゼッペ・トルナトーレが監督で、映画音楽は監督の名コンビ巨匠エンリコモリコーネである。それこそクリントイーストウッドの出世作「夕陽のガンマン」「荒野の用心棒」の音楽担当だ。

イタリア映画といっても、交わされる言葉はほとんど英語である。鑑定人に名優ジェフリーラッシュが扮し、その悪さ仲間がドナルド・サザーランドである。

一流鑑定士がある女性から鑑定依頼をうける。最初は相手にしなかったのに、姿を見せない依頼人に関心を持ち深みに入っていく。依頼人が美人と判明し、それまで独身を通していた主人公の動きがかわる。いったいこの依頼は何なのか?
序盤戦から依頼人が姿を表わすまでは普通の展開だったが、終盤にかけて妙に動きが速くなりスピードアップする。すると、想像もしなかった展開に変わっていく。

ヴァージル・オールドマン(ジェフリーラッシュ)は天才的鑑定眼をもち、あるゆる美術品の価値を一瞬にして判断することができる一流鑑定士だ。オークショニアとして値の張る美術品オークションをリードする立場にあった。しかし、相棒(ドナルド・サザーランド)と悪さをしている。これは贋絵画と偽って、相棒に安く入札させる。ヴァージルは極度の潔癖症で、極め付けに芸術品の中の女性しか愛することができないという人物だ。


そんな主人公にある鑑定依頼がくる。それは、若い女性からの資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという依頼だった。忙しい鑑定人は相手にしていなかった。しつこいので、とりあえずお屋敷へ向かう。ところが、依頼人は姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、それが本物なら歴史的発見となる、ある美術品のパーツを見つける。


ヴァージルは彼女が屋敷で暮らしていることを突き止める。彼女と壁ごしのやり取りを重ねる。
会話を交わした後、帰ると言って入口のドアを閉め、その隙に屋敷の中に残る。そこでヴァージルは、こっそり依頼人の姿を覗き見ると、美しい女性だった。徐々に魅かれていく。この奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは何か?

1.ジェフリーラッシュ
「シャイン」のピアニスト役が絶品だけど、「英国王のスピーチ」のドモリ矯正士も実にうまい。「英国王」ではアカデミー賞の助演男優賞もらってもおかしくないと感じていた。オーストラリア出身だけど、イントネーションが英国系で聴きとりやすい英語を話す。自分にとってはわかりやすい。この映画の鑑定人は、何でそれまで独身だったのか?別に男色の趣味があるわけではない。それが若い依頼人に徐々に心ときめかす。その老いた男の恋愛を実にうまく演じている。落胆した姿も非常に味がある。あんなことになったら具合も悪くなるよなあ

2.謎の依頼人
最初依頼人は姿を見せない。執事が取り仕切っている。大けがでもして顔を損傷しているような人なんだろうか?と思ってしまう。あえてそうしたと思うが、謎に包まれた時間が続く。そうした後で主人公が賭けに出る。わからないようにしてこっそり部屋に残るのだ。そこで初めて姿を見ることができる。美女のようだ。
隠れていたが、依頼人にばれてしまう。彼女はあわているが、説得して平穏な状態となる。それからはひきこもり状態の彼女に対して、男性の保護本能が目覚めてくる。依頼人の世話をするようになっていくのだ。


3.意外性のある展開
この映画のラスト30分はよめない。ミステリーとしては実にうまい。
謎の依頼人が顔を見せ、鑑定人が恋していく。依頼人もそれにこたえる。恋愛モノなのかと自分を錯覚させる。ところがそう簡単には終わらない。イタリアの超一流監督がつくるんだからそんな陳腐な映画ではない。
それまで出演してきた脇役たちが一気にからんでくる。それも見せかけは2人に干渉しているようにはみえない。
2人は愛し合うようになり、絵画に描かれる女性しか愛せない男に隙が生まれる。
そして唖然とするシーンにつながっていく。

結局は「スティング」を思わせるドンデン返しだった。
それでも主人公はある人物をかばう。そこが監督のいいたいことだったのであろう。
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映画「ジャージーボーイズ」 クリントイーストウッド

2014-09-28 16:07:47 | クリントイーストウッド
映画「ジャージーボーイズ」を映画館で見てきました。
これは最高!今年一番の興奮でした。84歳のイーストウッド本当にごくろうさまでした。



世に出るにはギャングになるか、スターになるか、軍隊に入るしかない。そんなことを言う不良少年たちがスターになるためフォーシーズンズを誕生させる。全米ヒットチャート1位の絶頂期を経て身から出たサビで衰退する話を中心に4人が90年にロック殿堂入りをする場面までを描く。
アメリカでコケたというコメントも見られるが、実際米国内の興行収入は「インビクタス」以降「人生の特等席」までの各作品よりは上だ。(Box Office Mojo調べ)別にこけてはいないし、これから海外で荒稼ぎだ。評論家筋の印象が悪かっただけなのかもしれない。
実際日本では高評価のようだ。芝山幹郎は自分がもっとも信頼する映画評論家であるが、彼も評者の1人である「週刊文春」のシネマチャートの点数が25点満点中24点、ここまでの高評価は「ジャンゴ」以来久しぶりだ。

オールディーズポップス好きの自分からすると、絶対に好きなタイプの映画と思っていたが、その盛り上がりは想像以上だ。名曲「君の瞳に恋してる」の誕生秘話が語られて、リードボーカル・フランキー・ヴァリが失意の中立ち上がろうとする場面には目がうるるとなってしまった。この曲は日本人好みで、カバー曲がCMや劇中などあるゆる場面でかかっている。でもこれ自体がもともとフォーシーズンズのヴォーカルが歌う曲と知っている人は少ない。その他の曲についても、これもそうだったのか?!と思う人が多いだろう。そういった意味でもよかった。

ニュージャージー州の貧しい地区に生まれたイタリア移民の息子フランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)は理髪店の見習いである。トミー・デヴィート(ビンセント・ピアッツァ)ニック・マッシ(マイケル・ロメンダ)と組んで窃盗などの悪さをはたらいている。トミーが組んでいるバンドにフランキーが歌い手として参加すると、そのファルセットヴォイスが受ける。非行少年のトミーは刑務所に入ったりするが、マフィアのボス(クリストファー・ウォーケン)もフランキーを気にいり、上向きにキャリアを重ねていく。


そして作曲も手がけるボブ・ゴーディオ(エリック・バーゲン)と出会う。彼らはちょっとした思いつきでフォー・シーズンズというバンド名を付ける。そしてボブがつくった『シェリー』が大ヒットして全米ヒットチャート1位に輝く。『恋のヤセがまん(Big Girls Don't Cry )』、『恋のハリキリ・ボーイ(Walk Like a Man )』とヒット曲が続き、一気に人気スターとなる。

その一方でコンサートツアー続きで家を留守がちになり、メンバーの家庭は崩壊する。トミーは借金がかさみ、借金取りがテレビ局まで押し掛けてくるようになる。バンドのリーダーの金遣いが荒いためにメンバーに波風が立ちはじめるが。。。


正直イーストウッドらしいかと言えば、そうではない。
でも84歳にしてこの映画のメガホンをとるイーストウッドの執念みたいなものを感じた。音楽好きのイーストウッドはミュージシャン主役の映画を何度も作ってきた。これは彼の音楽映画としての集大成ではないか。ミュージカルの締めらしいエンディングは見ていてわくわくする。
1.君の瞳に恋してる(Can't take my eyes off you)
今でも生バンド演奏でオールディーズや昔のディスコミュージックを主体に演奏する「ケントス」のようなライブハウスではよくかかる。しかも、この曲が一番盛り上がる場面にかかる。我々も若い美人女子社員をつれて「ケントス」にいくが、彼女たちもこの曲のことはよく知っている。転調して一気に盛り上げるときには、手をたたきながら大はしゃぎする。クラブでもかかるのかな?

80年代前半のディスコで「ボーイズタウンギャング:Boys Town Gang」のカバー曲がはやりまくった。今40代半ばから50代後半にかけての中年遊び人なら誰もが知っているバージョンだ。



どちらかといえばボーイズタウンギャングの曲だと思っている人がほとんどかもしれない。このディスコ調のアレンジは今もってディスコミュージックの古典である。
「恋のサバイバル」のグロリアゲイナー版もいい。映画ではミシェルファイファー「恋のゆくえ」で彼女自ら歌ったのが素敵だ。日本ではミーシャがコンサートで歌っているのが一番いいかもしれない。
ともかくみんなに好かれている名曲で日本人が好む曲だけに中年男女はとっつきやすかっただろう。



2.シェリー
どんなにフランキーヴァリのファルセットヴォイスが良くても、ボブ・ゴーディオがいなかったらフォーシーズンズはこれほどまでにならなかったし、「シェリー」のヒットは存在しなかっただろう。それがこの映画をみるとよくわかる。オールディーズには欠かせない曲である。「ケントス」ではこの次のヒット曲「恋のやせがまん Big Girls Don't Cry 」もよくかかるよね。「悲しきラグ・ドール」はある時期までビーチボーイズの曲だと思っていた。「バイ・バイ・ベイビー」ベイシティーローラーズのリバイバルがすごいはやっていたので、これもフォーシーズンズと思っていなかった。
(悲しきラグドールとバイバイベイビーを演奏するフォーシーズンズ)



こんな感じで、この映画見てこの曲フォーシーズンズだったの?と自分と同じような感想を持つ人多いんじゃなかろうか?CMとかで曲が採用されることも多いからボブ・ゴーディオは印税で一生金に困らないだろうなあ




3.クリストファーウォーケン
この映画で一番名の売れている俳優は彼だろう。マフィアとはっきりとセリフには出ていないが、ニュージャージーの顔役ということはすぐわかる。この手のヤクザ顔がうまくなってきた。イーストウッドはその役にあった俳優に直接電話してくどくという。クリストファーにもたぶん電話が来たのであろう。


「ディアハンター」におけるロシアンルーレットのシーンは一度見てしまうと目について離れないシーンである。本当に薄気味悪いシーンだった。あれから36年たって現役でがんばっているのは称賛に値する。そういえば「ディアハンター」の前半、結婚式でメリルストリープやロバートデニーロが大はしゃぎする場面で「君の瞳は恋してる」流れているんだよね。
フィナーレで他の俳優と一緒に彼も登場するときは思わず吹き出してしまう。

4.ジョーぺシ
売れない時期のマネジャーをジョーぺシがやっていたというのはビックリだ。しかも、この映画でトミーが没落する姿が語られるが、なんとそののちジョーぺシの世話役をトミーがやるようになったと言っている。ビックリだ。


ジョーぺシと言えば、ロバートデニーロとマーチンスコセッシ監督コンビの初期の傑作「レイジングブル」での怪演が印象深い。「グッドフェローズ」「いとこのビニー」も大好きだ。アメリカ映画ではまれにみるチビなのに大暴れをする。

白黒のテレビが出てきて、若き日のクリントイーストウッドが画面の中に映るのはカメオ主演のようなものだ。でもこの作品は何だろう?テレビだから「ローハイド」なのかな?

まだまだやってほしい!と思って数年たつ。
高倉健と同じ年のクリントイーストウッドは永遠に不滅であってほしい。
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映画「テロ,ライブ」 ハ・ジョンウ

2014-09-26 20:17:26 | 映画(韓国映画)
韓国映画「テロ,ライブ」を映画館で見てきました。
「悪魔は誰だ」とダブルヘッダーで見た。見る前は「テロライブ」より「悪魔は誰だ」の方が面白そうだったが、結果的にはいかにも韓国映画らしいのは「テロライブ」だ。


ハ・ジョンウの顔が前面に映る映画ポスターを見ると、衝撃的な作品の映像が脳裏を走る。「チェイサー」の変質殺人者で強烈な印象を残した後「哀しき獣」で中国朝鮮族の不法侵入者を演じた。釜山のやくざの黒幕役だった「悪いやつら」北朝鮮のスパイを演じた「ベルリンファイル」でも安定した活躍を見せた。韓国得意のクライムサスペンスには欠かせない存在となっている。

ポスターでは、アナウンサー役のようである。事前情報はあまりいれずに見に行く。密室劇のようだ。ヒッチコックにしても閉鎖空間の「ロープ」だけは肌が合わない自分からすると、一つの場所で繰り広げられる設定は苦手である。それでもCGによる爆破場面が連続して映され、次から次へと続く爆弾テロの首謀者との電話会話を実況中継するという設定が面白く。90分間飽きずに見つづける。

かつて国民的な人気を誇っていたアナウンサーのユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)は、不祥事を起こしたためにテレビ局からラジオ局に左遷となっていた。テレビ局に勤める妻とも離婚して不遇の状態だった。
視聴者の声をインタビューするラジオ番組の生放送中、突如電話の相手は、この電話を切ったら漢江にかかる橋を爆破するという。その場は、いたずらだと思い「やれるものならやってみろ」と相手にしていなかったが、電話を切った途端に大きな爆音が聞こえて、外を見ると橋が爆破されていた。


ヨンファは電話口に出た男による爆破テロだと確信する。警察に通知しなければ、もう一度自分あてに電話がかかってくると考えると確かにかかってきた。自分のテレビキャスター復帰に向けてチャンスとにらんだユンは、犯人との通話の独占生中継と引き換えに自分をテレビ局へ復帰させるよう報道局長(イ・ギョンヨン)に持ちかける。


犯人は独占放送するなら21億ウォンをよこせと交渉してくる。いくらなんでもと思ったら、結局会社がそれをのむ。
以前建設作業員だったという犯人は、無残に死んだ人たちへ大統領からの謝罪を要求する。犯人とのやり取りを進めるうちに、ヨンファは自分が装着しているイヤフォンに小型爆弾が仕掛けられていることを知るのであるが。。。。

この映画のあとになるが、韓国で修学旅行の高校生を大量に載せた船が転覆した。船長がいきなり乗客をおいて脱出するという行為に驚いた。日本人から見ると、あきれ返ってものが言えない状態だ。

この映画でもその無責任さと足の引っ張りあいがクローズアップされる。左遷、汚職というと日本にもある世界だけど、韓国や中国と比較すると比べ物にならない。

1.視聴率
テレビ局にとっては、何よりも視聴率が一番大事だ。それ自体は、日本と同じだ。テロの犯人は、金をくれないなら別の放送局に話をまわすよと脅かす。局はすぐさま受けてネット送金する。日本だったらありえないけど、大統領が次から次へと辞職後汚職で逮捕される韓国ならありえそうなことだと思ってしまう。報道局長も今視聴率が50%になったとか、70%を超えたと興奮しながらユンの実況を駆り立てる。でもこの報道局長は自分のことしか考えない。


2.予測がつかない韓国映画
自分が一番凄いと思っている韓国映画は「チェイサー」である。「殺人の記憶」も凄い迫力だが「チェイサー」のストーリー展開には仰天した。本当に救いようのない展開である。これもそれに近い部分もある。普通物語の定石をたどれば、主人公を散々な目にあわせて、これ以上ない悲惨な目にあわせても最後は救う。ところが韓国のクライムアクション映画は、ありきたりの結末にはしない。だからむちゃくちゃ面白い!!

3.監督は警察嫌い??
主人公は最初警察に言わずに、犯人の肉声をオンエアーしようとする。初動が少し遅れてしまう。それでも、事件であるからテロ対策の専門家や警察庁長官がしゃしゃり出てくる。それでも大統領を出せといい続ける犯人だ。


ここではテロ専門家や警察庁長官をまったく活躍させない。おそらく、監督兼脚本のキム・ビョンウは警察が嫌いなんだろう。それが肌で感じられる。まったく警察をあてにしていないようだ。
それにしても、監督は韓国映画独特の無情さや残虐さを十分わかっている感じだ。次から次へと登場人物を消しゴムみたいに消していく。いやー!ワルだな、監督は。

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韓国映画「悪魔は誰だ」 キム・サンギョン&オム・ジョンファ

2014-09-26 06:28:07 | 映画(韓国映画)
韓国映画「悪魔は誰だ」を映画館で見てきました。


韓国のクライムサスペンス映画の水準は極めて高い。
残念ながら、このジャンルについては日本映画が韓国の水準まで達していない。作品数も多い。日本の推理小説家の作品も次々韓国で取り上げられているくらいだ。
この映画も評判がよさそうだ。韓国映画ベスト3に入る傑作「殺人の記憶」に出ていたキム・サンギョンも出演している。足が自然と映画館に向く。

15年前の誘拐殺人事件が時効になる寸前に、犯人らしき男が現場周辺を動く気配がある。担当刑事は懸命に捕まえようとするが失敗する。ところが、まったく同じような手口を使う誘拐事件が起きるのである。何から何まで一緒で、身代金の受理場所まで同じなのである。犯人はいったい何を考えているのか?

ハギョン(オム・ジョンファ)は15年前の誘拐事件で幼い娘を失い、犯人が見つからない中、自らも長年情報を集めていた。事件の担当刑事チョンホ(キム・サンギョン)は、事件が公訴時効を迎えるにあたりハギョンのもとを訪ねるが、犯人逮捕を願っていた彼女は、やりきれない怒りをチョンホにぶつける。


時効まで残り5日と迫ったその日、事件現場を訪れたチョンホは、そこに手向けられた1輪の花を見つける。現場の監視カメラを調べると、深夜に何者かが花を置く姿が映っていた。チョンホは、それらの手掛かりを元に捜査を再開する。時効まであと数時間のところで犯人を視界に捉えるが、追跡も及ばず再び取り逃してしまう。結局事件は時効を迎え、責任を感じたチョンホは刑事を辞めることを決意する。そんな折、新たな誘拐事件が発生。


その犯行の手口は15年前のものと酷似していたが。。。(作品情報より)

結果としては、韓国クライム映画らしい残虐さが薄いと感じた。最近日本でも話題になっている幼児の殺人事件がテーマで、誘拐もからむ。謎解きの部分もあり、誘拐のトリックとしてはうまいとも感じる。でも15年後に同じ時間に兵隊さんが同じ電車に乗ったりする??


韓国映画らしいハチャメチャさに欠けている。日本でつくられているサスペンスのような肌合いで、自分には物足りない映画であった。ただ、キム・サンギョンとオム・ジョンファは悪くはない。

ツッコミいれたくなる。
1.犯人が時効寸前に自分が捕まるようなところ行く??
15年の時効寸前に犯行現場に花を添えるなんて、捜査対象になってもおかしくないはず。
こんなバカなことってする?

2.車種を特定して、犯人らしき不審者を見つける。これを普通取り逃がすか??
犯人らしき人間がのっている車種が特定され、街で発見される。刑事は追いかける。でもこれって応援を頼んでもいいんじゃない。いかにもヒッチコックの「海外特派員」における傘の群れのような場面を導き出して犯人が逃げやすいような設定にしているけど、普通であれば逃げられないよ。

3.真犯人あんなに機敏に逃げられる?
時効前の動きといい、第2の事件の時といいこの真犯人かなり運動神経がいいように描かれているが、とてもそうは見えないんだけど。街の路地裏を走りまくったり、列車の下に潜り込んだりするのは、若くないとできないでしょ。この間、兵庫の県会議員が報道陣のカメラに追いかけられて懸命に走っていたっけ。でも老人くさかったなあ。この真犯人は機敏だよ。


最後は日本的浪花節でしめようとする。
これって韓国映画らしくない。この間の沈没船の話でもわかるけど、韓国人には自分だけよければいいという人が多い。ある取引が介在したけど、この結末のようになる人っているの?しかもあの面会ってありうるの?

色々言ったけど、映画を見ている途中に真相はわかっていなかった。先入観なしで見た人は予測がつかなかっただろう。
トリックも各種用意されていてなるほどうまいなあと感じた作品ではあった。

(参考作品)
殺人の疑惑
同じイ・ヒョンホ誘拐殺人事件が題材になる


悪魔は誰だ
トリック満載のクライムサスペンス


チェイサー
韓国クライムサスペンスの最高傑作(参考記事)
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映画「オカンの嫁入り」 宮崎あおい&呉美保

2014-09-24 18:03:18 | 映画(日本 2000年以降主演男性)
映画「オカンの嫁入り」は2010年の宮崎あおい、大竹しのぶの共演映画だ。

公開当時はまったくスル―の映画だった。
この9カ月で自分にとっては日本映画№1であるそこのみにて光り輝くを製作した呉美保監督による作品ということで、一度見てみたいと思った。最初は母親が妙な若いあんちゃんを連れてきて変な感じと思っていたところに、ここぞとばかり見せ場がいくつも用意されていた。長まわしで情感を高める手法は次作の「そこのみにて光り輝く」と同じで実にうまい。
中盤から終盤にかけて徐々に映画のムードが高まっていく。


大阪の京阪沿線で、月子(宮崎あおい)と陽子(大竹しのぶ)は、母子2人で暮らしていた。月子が生まれる前に、陽子は夫・薫と死に別れていた。

ある深夜、陽子が酔っ払って若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってくる。玄関で眠りこける二人。月子は陽子を引きずり寝かせ、玄関で倒れている研二には毛布をかけてやる。
翌日、ケロッとした顔で陽子が言う。「昨日プロポーズされて、受けることにした。」
様子が違うので見に来た隣に住む大家のサク(絵沢萌子)と月子は唖然とする。しかも、研二は30歳。元板前で料理は上手だが、今は働いていないらしい。


月子は陽子の勤め先である村上医院の村上先生(國村隼)を呼びだした。たまたま研二の祖母が患者だったので2人は旧知の仲だった。研二と月子の会話を聞いて、あきれ返った陽子は家を飛び出し、隣の大家・サクのもとへ移り住もうとする。すると、月ちゃんがいない家に同居はできない」と研二は庭の縁側の下で寝泊りする。


そんな中、陽子に対しても、研二に対しても頑なに心を閉ざし続ける月子に、村上先生は陽子との秘密を告白して月子を驚愕させる。それを聞いて月子は渋々陽子の結婚を了承しようとした。陽子と研二が二人で衣裳合わせに出かける間際、陽子が倒れてしまう。緊急搬送された。問題はないようにみえた次の瞬間、医師から驚嘆の事実を知らされるが。。。。

京阪電車の車両カラーが以前の南海電車に似ていて、一瞬南海沿線かと錯覚したが駅の行き先で京阪とわかる。沿線の駅で撮影したようだ。その電車で大阪のオフィス街に通うのが宮崎あおいである。
彼女のOL時代の逸話でグイッと映画に引き込まれる。

1.宮崎あおいへのストーカー行為
宮崎あおい演じる月子の会社に東京から1人の若い男性が異動してくる。その男性は月子に関心をもち、大阪独特の世界が知りたいと誘い出す。2人は新世界界隈へ行き、たこ焼きを一緒に食べる。その時点では恋に発展する話かとみえるが、その後彼女への誘いがエスカレートする。月子を描いた似顔絵が置いてあったり、嫌がるにもかかわらず帰社のときに追いかけられる。
とどのつまりは駅の自転車乗り場に追いかけてくる。
そこでストーカー男が腹を立て、月子の周辺にある自転車をぶっ潰しまくる。むちゃむちゃだ。

このシーンにはハッとした。一気に目が覚める恐怖を感じさせるシーンである。
でも謹慎したストーカー男が出社する前に、上司が電話してきて、都合が悪いからやめてほしいと誘導する上司の電話には呆れる。月子は出社しようとするが、恐怖のあまり電車がのれない。

この恐怖感を描いた駅ホームでのシーンもうまい。ヒッチコックを思わせるサイコサスペンス的表現である。柔道でいえば「一本!」といううまさだ。



2.医師から母親の余命を聞くシーン
医師より近親者ということで、宮崎あおい演じる月子が説明をうけショックを受ける。
このシーン自分の体験で同じことがあったのでじんわり来た。
自分の母ががんにかかった時、大学病院で医師より個別に説明を受けた。父は存命であったが、心臓疾患でまともな状態ではなかった。医師からあと6か月の命と聞いた時、呆然とした。病室にもどり、母にどうだったと聞かれ、がんなので抗がん剤治療をするといわれたとだけ言った。早めに病室をでたとき、目に涙が浮かんだ。妹とラーメンを食べに行ったが、ラーメンをすすりながら涙が止まらなかった。
この手のシーンには本当に弱い。


3.白無垢披露に向けて
もうあとがないとわかっているので、大竹しのぶ演じる母親が白無垢の着物を着る。
そのシーンに向けて宮崎あおいと大竹しのぶを映すシーンがある。その間合いの取り方がうまい。
長回しも妙に長すぎるとダレる。呉美保監督は適切な時間配分で映画を構成していく。抜群のセンスだと思う。これもいい作品だった。
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映画「MUD マッド」 マシュー・マコノヒー&リース・ウィザースプーン

2014-09-21 20:48:03 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「MUD マッド」は2人のオスカースターの共演
「ダラスバイヤーズクラブ」でアカデミー賞主演男優賞を獲得したマシュー・マコノヒーの前作である。2012年のアメリカ映画だ。

全然ノーマークだった。予想を大きく超える傑作に出会えてうれしい。
脚本に重層性があり、ラストにかけて生まれるスリル感が実にいい感じだ。
ここにきて注目を浴びるマシュー・マコノヒーが例によって役作りに没頭している。そこに少年たちの青春ストーリーをうまくからませて、物語の深みが増す。本当に素晴らしい。


アメリカ南部アーカンソン州が舞台。
川岸のボートハウスに住む14歳のエリス(タイ・シェリダン)は親友のネック(ジェイコブ・ロフランド)とともにボートに乗り、ミシシッピ川に浮かぶ無人島に向かう。そこで2人は木の上に引っかかっているボートを見つける。ボートの中を見ると、新しいパンが置いてあり、このボートに誰かいることに気付く。

二人が川岸に出ると、ボートにあった足跡の主・マッドという男(マシュー・マコノヒー)と出会う。もともとこの辺りの出身で、エリスの対岸に住むトム・ブランケンシップ(サム・シェパード)のことも知っている。ここで人を待っているという。もし食糧を持ってきてくれるならあのボートは譲るという。素性が不気味なマッドにネックは警戒心を抱くが、エリスの目には魅力的に映っていた。

2人は食糧をもって島へ向かう。マッドはボートを隠れ家にして身を隠していた。マッドは待っているのはジュニパーという女で鳥のタトゥーをしているという。その後、町のスーパーでジュニパー(リース・ウィザースプーン)らしきタトゥーをした女を見つける。モーテルで暮らしているようだった。


エリスは母親と車に乗っている時、警察の検問でマッドが殺人の容疑で指名手配されていることを知る。すぐさまマッドに報告すると、恋していたジュニパーが虐待されたことに腹を立てある男を殺したという。きっと町は検問で身動きとれないからこのボートで逃げると言う。そのために、これを用意してほしいとリストを出す。あとトムに声をかけてくれという。マッドによれば、トムは暗殺者のようだ。エリスは彼に協力することにした。


エリスはマッドから預かったメモを持ってネックと一緒にモーテルへジュニパーを探しに行く。すると、ジュニパーが被害者の兄カーヴァー(ポール・スパークス)にマッドの行方はどこかと問い詰められているを目にする。ジュニパーに近づこうとしたエリスとネックボーンは目をつけられてしまう。


カーヴァーとその父親はマッドを殺すために賞金稼ぎを雇っている。
復讐者からのマッドへの追跡にエリアとネックはからんでしまうのであるが。。。

1.ミシシッピ川
川と言っても、日本の川とは規模が違う世界有数の大河だ。少年はその下流の川の側に住むボートハウスの人間だ。最近でこそ日本にはこういう生活者がいなくなったが、昭和40年代になるくらいまでは日本にも多数存在した。ある意味下流社会の物語でもある。ミシシッピ川を映しだす場面のいくつかは思いっきり開放感がありすばらしい。最初と最後のシーンに注目したい。


2.マシュー・マコノヒー
名を売ったのは「評決のとき」であるが、自分がより注目するようになったのは「リンカーン弁護士」からだ。この不良弁護士は絶妙にうまかった。「バーニー」「ペーパーボーイ」と続いてこの作品だ。「ダラスバイヤーズクラブ」のすごい減量でもわかるように役作りに没頭する。すごいプロ意識だ。
ここでも狂喜に迫るシーンがいくつもある。もしかして、現在の俳優で演技力№1と言ってもいい気がする。

あとは、渋い男を演じていたサム・シェパードが絶妙にうまい。でも彼の本職は脚本である。「パリテキサス」なんてロードムービーをまとめている。彼が出ているブラピ主演の「ジャッキーコーガン」はどうしようもなくつまらない映画だったが、この演技は渋すぎる。

基調は少年2人の青春の1コマだ。家庭はバラバラでうまくいかない。
年上の女の子に近づいていく青春物語が途中ほのかなテイストを生む。


終わりにかけては、追手に追いつめられるシーンが出てくる。ラスト直前のクライマックスの持っていき方が、予想もつかないのでどきどきしてしまう。絶体絶命になって撃ち殺されてもおかしくない。そのボートハウスをめぐる攻防に緊張感がある。ビーチボーイズのエンディングソング聴きながら、いい映画だったなと改めて思う。

(参考作品)

ダラス・バイヤーズクラブ
マシューマコノヒ―の大減量
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映画「マリアの乳房」 佐々木心音&大西信満

2014-09-20 21:04:20 | 映画(日本 2013年以降主演女性)
映画「マリアの乳房」は「フィギュアなあなた」の佐々木心音「さよなら渓谷」の大西信満と共演した新作だ。


「フィギュアなあなた」で鮮烈な印象を残した佐々木心音裸のいとこでは脱ぎ惜しみをしていたが、ここでもう一度バッチリ露出させてくれるのか楽しみにしていた。
映画の内容はちょっと??という感じだが、今一度心音バディを再見できた。

真生(佐々木心音)はかつて超能力少女として一世を風靡したが、スプーン曲げでただ一度使ったトリックが命取りとなり、表舞台から姿を消した。


そして今、低所得者の住む地方都市の一角(映像には木更津の地名が出ている)で、真生は売春婦として街角に立っている。触れた人の死期が分かる特殊な能力を持つ彼女は、死の迫った男たちのために自らの体を差し出し、彼らの恐怖を少しでも取り除こうとしていた。


そんなある日、学校の教師だという立花(大西信満)という男が現れ、真生の超能力を撮影したいと近づいてくる。かつて真生から死期を告げられた妻を自殺で亡くした彼は、すべてを失い、復讐を目論んでいたのだ。しかし、反発しあう二つの魂は次第に寄り添い始める。

裸のいとこ」にはがっかりした。
佐々木心音は「フィギュアなあなた」でアッと驚くスーパーバディを見せてくれたので、当然期待したのにちっとも見せてくれない。同じように思ったファンは割といるだろう。

今回もいきなり棺桶に足を突っ込んだようなオヤジに乳を吸わせてあげるんだけど、その前にブラジャーを取って、パンティを脱いで「よし!来た」と思ったら肩透かし。また同じかよ!ふざけんじゃねえよと言いたくなったけどガマンする。

でも変な映画だよなあ。
主人公に接触した男たちが次々と死んでいく。よく訳がわかんねえと思いつつ、映像を追いかける。
するとその時が来た。

久々のバストトップの披露である。

でもこの映画はやっぱり変?!いくつか気がついたことがあった。

1.佐々木心音が可愛く見えない。
「フィギュアなあなた」佐々木心音は本当にきれいだった。しかも、バストが美しい。張りもあった。
でもこの映画ではそこまできれいには見えない。見ようによっては可愛くないともいえる。
乳房も「フィギュア」ほどのボリューム感を感じない。
これって彼女の問題というより、撮影スタッフの腕の未熟さと自分は感じる。


2.大西信満
「赤目四十八瀧心中未遂」「さよなら渓谷」での演技はすばらしかった。真木よう子もいいが、彼の沈黙が絶妙と感じた。


その彼と佐々木心音との共演なので期待したが、今一つだった。声の発声も変だ。
期待はずれである。

でもこの2人は「フィギュアなあなた」「さよなら渓谷」では明らかに光っていた。
これは映像スタッフの腕の差であろう。予算がなかったのかもしれない。
もう少し2人がはえるようにしてほしかった。

(参考作品)

フィギュアなあなた
佐々木心音のバディにノックアウト


裸のいとこ
風祭ゆきとの共演


マリアの乳房
佐々木心音のナイスバディ
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映画「舞妓はレディ」 周防正行

2014-09-18 05:23:25 | 映画(日本 2013年以降主演女性)
映画「舞妓はレディ」を映画館で見に行ってきました。
9月初めに京都祇園でお茶屋遊びをしてきたばかりで、この映画絶対に見に行こうと思っていました。
周防正行監督の2年ぶりの作品で、田舎から出てきた女の子が舞妓を目指すという成長物語だ。竹中直人や高嶋政宏のパフォーマンスに笑えるが、ときにはお涙ちょうだいの場面もあり予想以上に楽しい映画でした。娯楽として抜群の出来です。


「舞妓はレディの」のテーマソングを聴き「マイフェアレディ」をもじっているんだなあと気づく。周防組の常連が出演している中で新人上白石萌音が主人公の舞妓を演じる。

京都にある「下八軒(しもはちけん)」は、小さいけれども歴史がある花街(かがい)。だが、舞妓が百春(田畑智子)ひとりしかいないのが悩みのタネ。しかもその百春も、舞妓になってもう10年が経とうとしていた。


 そんなある日、下八軒に「舞妓になりたい」という少女・春子(上白石萌音)がやってきた。彼女が扉をたたいたのは、八軒小路の老舗のお茶屋・万寿楽(ばんすらく)。唯一の舞妓の百春と、芸妓の豆春(渡辺えり)、里春(草刈民代)を抱えるこのお茶屋に春子がやってきたのは、百春のブログを見たからだった。
 新しい舞妓が欲しいとはいえ、コテコテの鹿児島弁と津軽弁を話す、どこの馬の骨ともわからない春子を引き取るわけにはいかず、万寿楽の女将・千春(富司純子)は彼女を追い返そうとする。

だが、たまたまその場に居合わせた、言語学者の「センセ」こと京野(長谷川博己)が春子に興味を抱いたことから、彼女の運命は一転する。「春子の訛りでは舞妓は無理だ」と言う、万寿楽の客で老舗呉服屋の社長・北野(岸部一徳)に対し、京野は「絶対に春子の訛りを直してみせる」と宣言
「春子を一人前の舞妓にしたら、京野のお茶屋遊びの面倒をすべて北野がみる」という約束を取り付けてしまう。


 かくして、その賭けのおかげで、春子は晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になることに。しかし、仕込みになったからといって、すぐにお座敷にあがれるわけではない。春子を待ち受けていたのは、厳しい花街のしきたりと、唄や舞踊の稽古の日々。そして何より春子が苦戦したのは、訛りの矯正だった。


舞妓になりたい一心で、懸命に稽古や言葉の矯正に励むが、師匠からは「違う違う」と叱られ、先輩芸妓からは「いつになったら、ちゃんとできるの?」と責められる。ついには、京野の弟子・秋平(濱田岳)から「君には舞妓は似合わない」と、とどめを刺され、ショックを受ける。
果たして春子は、一人前の舞妓になることができるのか? (作品情報より)

こういう映画大好きです。
まったく違うんだけど、最近では三池監督の怪作「愛と誠」をみて笑いまくったのを思い出す。ミュージカルというよりコメディタッチの娯楽だと思ってみた方が気が楽だ「マイフェアレディ」というよりも「ブルースブラザース」の中でのコミカルな歌が連想された。

1.富司純子
アメリカ映画「SAYURI」ではお茶屋の女将は桃井かおりだったが、富司純子こそ京都らしい女将らしい風格を持つ。まさに京都育ちの彼女ならではの役柄だ。これ以上の適役はないだろう。今まで映画で歌うなんてことはなかったんじゃないだろうか?東映任侠映画のお竜さんはあくまで主題歌だ。決してうまくはないが、いい感じだ。
彼女の父上である東映の敏腕プロデューサー俊藤浩滋が、長年にわたり「おそめ」という祇園の売れっ子上がりの女性と暮らしていたのは本にもなっている有名な話だ。

2.田畑智子
さんかく」「ふがいない僕は空を見たは好きで、どことなくコミカルな要素をもつ彼女には好感をもっている。でも「何で彼女なの?」とずっと思っていたが、調べると祇園の老舗割烹の娘だという。知らなかった。店の場所を地図で追うと祇園のど真ん中だ。なるほど、そういうことだったのね!!


ここでは他にいないので30になっても舞妓のままでいる不自然な状態だ。芸妓になるときの黒い着物での踊りを映画で披露できたのは、祇園生まれの彼女にはこの上ない喜びだったのだろう。

3.草刈民代
着物姿がきれい。常に洋装が似合う彼女しか知らなかったが、色とりどり着がえる着物がよく似合う。七変化で日本舞踊を優雅に踊る姿は、まさに「一芸は百芸に通じる」というべきじゃなかろうか?


予告ですごい刺青をみせるとおもいしや、顧客の前で見せる芸だった。
こういう形で肌を見せるとゾくっとする。美女はいいねえ。



イタリアかぶれのような高島政宏と草刈民代の踊りには本当に笑えた。コミカルな動きがおかしい。すぐ後ろに3人が見つめている。この踊りをみて「ブルースブラザース」の中でアレサフランクリンが亭主と絡みながら「THINK」を歌うときの滑稽なバックの動きを連想した。同じくらい腹を抱えた。

4.上白石萌音
2人の現役AKBガールと一緒の稽古をしている場面がある。どうみても主人公の方がアカぬけていない。でも800人のオーディションを勝ち抜いている。むしろ田舎っぽさを残すという設定にもピッタリいくのは上白石萌音と判断したのであろう。
まさに芸達者のお姐さんたちを相手にここではよく頑張っている。応援してあげたいと思わせる何かがある。恥ずかしながら、彼女の正体があらわになる最終局面では涙腺が熱くなった。
次の活躍を期待したい。

京都の大学教授なら辰巳琢郎なんてキャスティングもあったろう。この映画の設定では祇園でブイブイ言わせている雰囲気はないけど、長谷川博巳でいいんじゃないだろうか?竹中直人と渡辺えりは「シャルウィーダンス」のダンスのペアだ。あの時同様、かつらがネタになる竹中のパフォーマンスはいつ見ても楽しい。



最後はインド映画のように踊りで締める。いやフェリーニスタイルなのかもしれない。
細部をつつけば、現実との矛盾点はきっとあるかもしれないが、本当に楽しい。

映画に映るお茶屋の前の赤ちょうちんをみて、また祇園へ行きたくなった。
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映画「ドン・ジョン」 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット&スカーレット・ヨハンソン

2014-09-17 19:36:58 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「ドン・ジョン」は2014年日本公開のアメリカ映画だ。 スカーレットヨハンソンがでているとたいてい見に行くのだが、なんか面白くなさそうな予感がして今回はスル―。その予感は残念ながらあたっていた。 完璧男のジョン・マテーロ(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、夜ごとクラブで美女を「お持ち帰り」するプレイボーイだ。そんな彼を、遊び仲間は「ドン・ジョン」と呼んでいる。 ジョンは、自分好みの女性を求めて女性との関係を繰り返すものの、満足できない。家のパソコンで見ているポルノ鑑賞は止まらず、毎週末、教会で“婚前交渉”と“自慰”を懺悔するのであった。父のジョンSr.(トニー・ダンザ)と理想家の母アンジェラ(グレン・ヘドリー)は、息子に素敵な恋人ができることを望んでいた。 そんなある日、ジョンはクラブで出会った美女バーバラ(スカーレット・ヨハンソン)に一目惚れする。 しかし、家庭的の彼女は、ジョンとは正反対だった。彼女はすぐには手に入らない。ジョンは時間をかけてくどき落とす。そしていよいよ待望のひと時がくる。しかし、ポルノムービーには敵わない。彼女が外している間、こっそりポルノサイトにアクセスすると、運悪く起きてきた彼女に見つかってしまう。 何とか関係は修復できたかに見えたが、その後もポルノの鑑賞頻度が上がる一方。 ある日、夜学の授業の合間にポルノを見ていた彼に、年上の女性エスター(ジュリアン・ムーア)が話しかけてくる。気取らない性格の彼女は、ポルノ鑑賞についても遠慮がないエスターが気になるようになる。 モテ男でも、家でシコシコ自分でやってしまう心理はなかなか女性にはわからないだろう。こっそりやっているのを見つけると、彼女たちはみんな激怒するもんだけど、これって悲しい男の性だよね。 スカーレットヨハンソンはよくこんな映画でたなあ??と思わず感じてしまう。 本来はコメント残さないんだけど、スカーレットちゃんの映画はストックしておくのでアップ
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映画「17歳」 フランソワ・オゾン

2014-09-16 05:03:57 | 映画(フランス映画 )
映画「17歳」はフランス映画の鬼才フランソワ・オゾン監督の2013年の作品
ちょっとしたきっかけで中年男性との売春に手を染めるようになった17歳の少女の物語だ。


何はともあれ、主人公マリーヌ・ヴァクトが美しい。その要素だけで映画が作れてしまう。ゲイを自称するフランソワーズ・オゾン監督が、ずいぶんと素敵な星を探してきたものだ。17歳になった彼女の一年を春夏秋冬に分けて追いかけていく。

夏。パリの名門高校に通うイザベル(マリーヌ・ヴァクト)は、医師の母シルヴィ(ジェラルディン・ペラス)とその再婚相手の義父パトリック(フレデリック・ピエロ)、弟のヴィクトルと共に、リゾート地でバカンスを過ごしている。

ある夜、こっそり外出した彼女は、ドイツ人青年フェリックスと海辺で抱き合い、初体験を呆気なく済ませる。翌日、再び会いに来たフェリックスに対して、イザベルは素っ気なかった。バカンスが終わると、別れの挨拶もないままイザベルは去って行く。

秋のパリ。イザベルは、SNSを通じて知り合った不特定多数の男たちと密会を重ねていた。
放課後駅のトイレで身支度を整え、待ち合わせ場所へ向かう。
名前は「レア」身分は20歳の大学生と偽っていた。帰宅すると、男たちから受け取った300ユーロをクローゼットに隠す。たびたび連絡してくる初老の男がいた。既婚者で娘もいる彼の名前はジョルジュ。


イザベルは、定期的に会い続ける。ある時、ジョルジュが事の最中に心臓発作を起こし、ベッドの上で息を引き取ってしまった。動転したイザベルは、逃げるように部屋を立ち去る。

冬。母親の病院に突然、警察官が訪れる。亡くなったジョルジュと最後に一緒にいた相手がイザベルであることが判明し、捜査の手が伸びたのだ。シルヴィだったが、娘の部屋から大量の札束が発見されたことで、ようやく事態を理解。問い詰める母の言葉に、イザベルは何も答えないが。。。。

1.マリーヌ・ヴァクトの美貌
23歳にして17歳の年齢を演じる。スレンダーなボディに素敵なバストだ。乳輪の大きさが男のやる気を増長させる。


お茶目なシーンがあった。両親と観劇に行ったときに、ホテルでビジネスをした男にあった。最初は自分の身がわからないようにしていたが、男が若い女性と一緒とわかると、あえて視線を男に向ける。あわてる男だ。
その後、男はついつい誘ってしまう。結局若い女性は娘だということが分かる。

2.パリの売春事情
売春を題材にした映画ってフランス映画には昔から多い。立派な?職業なんだろう。はじめてパリに行った35年前からストリートガールはよく見かけた。シャンゼリゼ通りのちょっと裏道に入るだけで、それらしき美女がいる。近くの安ホテルで肌を合わすのだ。how muchではなくcombien だ。都合のいい言葉だ。

今やNET社会らしい遊び方になっているのが、この映画を見ると解る。相場はフラン時代とあまり変わらない。
主人公が値切られるシーンがある。それなりの仕事をしていないと言われるのだ。これって黒社会の下で働いている売春婦だったら、怖いお兄さんを呼んで解決するんだけど、このシーンをあえて入れているのは、そういう組織の下でない日本でいう援助交際的売春ということを示すためではと感じた。

3.シャーロット・ランプリングの登場
フランソワーズオゾン監督作品ではよく見かける大物女優が、最終局面に突如登場する。サングラスを外した顔を見るとドッキリする。


若き日はポールニューマンの「評決」などいい作品に魅力的な女として出演したが、オゾン監督作品の「まぼろし」「スイミングプール」いずれも初老のインテリ女性である。ここでは、主人公とことの最中に死んでしまう男の妻という設定だ。自分の夫と最後に交わった女に会いに来るのだ。この場面、妙によくできている。シャーロット・ランプリングだから味があるのかもしれない。
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映画「るろうに剣心 伝説の最期編」 佐藤健&福山雅治

2014-09-15 14:10:48 | 映画(日本 2013年以降主演男性)
映画「るろうに剣心 伝説の最期編」を映画館で見てきました。
前作京都大火編の最後で突如大物が登場して、三作目を楽しみにしていました。そう福山雅治の登場です。前作はなんと45億を超える興行収入があるそうだ。2作目見た人は普通であればついつい3作目も行ってしまうのでは??自分もそのくちです。

前作のラストでは海岸で倒れている剣心を福山が助ける。その福山雅治と対決する場面を予告に見てしまったので、どうなってしまうのか気になっていました。


1.福山雅治
倒れている死人を、穴を掘って埋めようとする男がいる。その男に声をかけるのが福山だ。前作の続きの流れかと思ったら、その男は佐藤健ではない、少年だ。誰??アレー!と観客を煙にまく。


福山雅治は剣心の師匠比古清十郎だったのだ。15年ぶりに会う二人だった。最初のシーンは剣心が弟子に入るところを映していたのだ。剣の腕に自信を失っていた剣心は、もう一度師匠のもとで修行をする。予告で見ていた対決は修行の場面だったのだ。ここでも予告をみた観客をだます。
さすが大物、ここでは絶妙な活躍をしていた。

2.伊勢谷友介
前作で田中泯と対決していた剣の達人だ。剣心をずっと追いかけているが、1作目では接触しない。
今回はいきなり対決する。


ここでの対決が見ごたえある。伊勢谷は「あしたのジョー」の力石徹役のイメージが強い。
こういうスピード感のある剣の対決ってこれまでの時代劇にあっただろうか?
大友監督の腕が冴える。

3.神木隆之介
前作では意外な強さを発揮した。剣心と互角以上の活躍だ。
いいキャラしてるなあと感心していた。ここでも2人は対決する。
なぜなら藤原竜也演じる志々雄真実にぶち当たるには神木演じる瀬田と対決せざるを得ないのだ。


オチは神木の本来のキャラであった。それはそれでいいじゃない。

4.藤原竜也
これがまた強い!しかも今回は軍艦の主になって、日本政府を脅かす。
1対1で対決しても、剣心にそう簡単には優位に立たせてくれない。


こういう映画では圧倒的に敵役は強くなくてはならない。剣心に加勢が加わる。それでも勝てない。
イヤー強い!
どうなるのか???結末は「ウルトラマン」を連想させる時間との闘いであった。

5.佐藤健
1作目は圧倒的に強かった。向かうところ敵なしというキャラクターだったのが、2作目で陰りを見せる。
剣心にも不遇のときがあるとするのだ。物語の定石である。


福山雅治演じる比古清十郎との出会いの後、目つきが変わる。
これまで見せていない目つきだ。佐藤健は1作ごとに深みを見せている。いい役者になりそうだ。
そして武井咲も今回も登場する。


それにしてもかわいいなあ。共演者キラー佐藤健がまんできるかなあ?

この3作で日本の剣アクション映画という新たなスタイルが生まれたと思う。
このスピード感、まさに現代の剣豪劇である。大友啓史監督を絶賛したい。

(参考作品)

るろうに剣心
佐藤健の剣の速さに驚く
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函館を旅する2

2014-09-11 21:00:07 | 散歩
夜はカニ料理だ。
先付け


これがおいしい


蟹さし


タラバ蟹



てんぷら


これが終わると二次会へ
気がつくと飲みすぎる。「函館の人」を思わず歌ってしまう。
値段はリーズナブルだ。


訳のわからない横丁へ
隣の人と映画談議で盛り上がってしまう。
函館舞台の「そこのみにて光り輝く」の呉監督賞をもらってよかったね。この映画今年のベスト1です。


京都に引き続き4軒はしご、値段ははるかに安い。
翌朝はいつものように二日酔い

朝は朝市へ
高校一年に来た時、青函連絡船を降りてすぐに朝食を食べた。
その時、今医者になったH君が蟹の入った味噌汁食べながら「これを旅の味という」と言った記憶がある。
なつかしい。



水槽を見ているだけでわくわくする。


イカ丼を朝食で食べる。すごい量のイカがのっている。
これはうまいが、ご飯は二日酔いで食べきれず残す。


倉庫街へ行く。
高倉健の「居酒屋兆次」を思い出す。これも傑作だ。




八幡坂を下からみる。


青函連絡船摩周丸へ
二回乗ったけど、長かったという記憶がある。3時間50分もかかったんだ。


摩周丸から函館山を見る。
八幡坂や昨日見た洋館や教会も見える。
いろんな角度から元町を写したけど写真好きにはたまらない街だ。


大沼公園へ行く
初めて行った時、ものすごく感動した。バスが大沼に差し掛かかり沼が見えた時、今回も背筋がぞくっとした。
高校生の時はユースホステルに泊った。
大沼のまわりをサイクリングしたのが懐かしい。たくさん走っていたなあ。


駒が岳のてっぺんが見えないのが本当に残念


さすがに二日酔いで食べるのがきつい
蒸したサケはおいしいけど


今回の旅では、至る所で中国人を見かけた。
大沼も修学旅行の小学生以外はほとんど中国人だ。日本に金を落としてくれるのはありがたいがちょっと複雑
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函館を旅する1

2014-09-11 20:13:37 | 散歩
函館に行ってきました。
いつも札幌へ直行なので、なんと35年ぶり。
高校一年の時、友人2人と北海道周遊券で10日以上かけて一周した。函館に泊るのはその時以来

まずは修道院へ行き、マリアさんを拝む。
修道女は我々の前に姿を見せない。


建物はレンガ張りの洋館で美しい


五稜郭タワーへ行く。
上から見る五稜郭は絶景だ。


反対の函館山を望む風景だ。


復元した建物
高校の時、何もなく寂しいところだった。


下から見る五稜郭タワーは建て直してまだ10年たたない。
でもこのタワーは見ごたえある。


五稜郭タワーの中で食事する。
アイスクリーム屋のショーウィンドウが食欲を誘う。これは函館の店か?
おいしそうだ。


割烹へ


先付け、これがなかなかいける。


焼き物がおいしい。


お椀代わりの茶碗蒸しがおいしい

あと、お造りに、揚げ物がでた。
京都でかなりぼられたが、その値段を思うと安すぎる。

函館山
バスで上る。頂上に来るのは高校一年生以来だ。夜景もいいけど、昼もいい。


八幡坂
函館の象徴のような坂、映画やテレビドラマではよく見かける風景だ。


旧函館区公会堂
洋館のデザインが美しい


天井を映す。


大正天皇や摂政時代の昭和天皇もここで泊ったらしい
昭和天皇は洋館が好きだなあ。




これはアメリカの影響大の建築様式


幼稚園


ハリストス正教会
ギリシャ正教会の流れをくむスタイル的には一番美しい教会だ。



ほれぼれする。


変わった形の教会




函館山から見ると

やけにソフトクリーム屋がたくさんあった。

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映画「赤×ピンク」 芳賀優里亜

2014-09-07 17:24:08 | 映画(日本 2013年以降主演女性)
映画「赤×ピンク」は直木賞作家桜庭一樹の原作に基づき、仮面ライダーに出演した芳賀優里亜を中心にして女性格闘技の世界を描いたものだ。


「ママはレスリングクイーン」という女子プロレスを題材にしたフランス映画を先日見た。なかなか楽しめた。何気なくdvdを手に取ってみると、「私の男」の桜庭一樹の原作らしい。ちょっと見ると、けっこうエロい。主演芳賀優里亜が男好きするナイスバディを披露。自慰シーンばかりでなく、相手役の多田あさみと大胆に絡んでいく。指を相手のマ○コに挿入しているシーンなんていやらしい。ストーリー的にはBC級の域を脱しないが、飽きずに最後まで見れた。

六本木にある廃校となった小学校で夜な夜な開催される非合法格闘技ショー『ガールファイト』。試合には、性同一性障害で女嫌いの皐月(芳賀優里亜)をはじめ、SMの女王ミーコ(水崎綾女)、少女っぽいまゆ(小池里奈)らが肌を露出したコスプレで戦っていた。

そこに、空手のプロの腕前を示す人妻の千夏(多田あさみ)が一緒に加わった。檻の中で血を流しながら戦う彼女らは、自らの生きる場所を探し求めていた。千夏は皐月に接近するが、千夏をDVで苦しめた夫が彼女のもとに訪れる。


1.格闘技ショー
異種格闘技のような感じで、プロレスではない。ミルコ・クロコップのような格闘家になりたいなんて千夏は言ったりする。泥レスはSMの女王ミーコとまゆだ。アルドリッチの名作「カリフォルニア・ドールズ」でも泥レスの場面があって、えらく笑えた。ここでも同じような感じだ。


それにしてもミーコ役の水崎綾女がかっこいい。


SM女王姿もかっこいいけど
ライバルの空手道場に所属する強い姐さんと戦う場面は思わず応援してしまう。

2.きわどい絡み
女同士何でこんな風になるの?ストーリー的な不自然さを感じるけど、女子高出身の女の子たちから見たら、全然おかしくないのかもしれない。それにしても芳賀優里亜のスレンダーな身体に浮かび上がるバストがいい形をしている。これって男好きするなあ。


逆に多田あさみはレズシーンで芳賀優里亜と同じように絡んでいるのにバストトップを見せない。見せないテクニックもすごいけど、ちょっとしみったれ!!と言いたくなる。




(参考作品)
赤×ピンク
エロティック格闘技映画


私の男
同じく桜庭一樹原作
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京都を旅する3

2014-09-05 19:50:47 | 散歩
目を覚ますとひどい二日酔い
でも今日も庭園三昧だ。

まずは竜安寺

庭園のそばで外人がたたずんでいる。

蓮池が趣きある。


そして大徳寺へ

人が少ない。静かな中歩いて、大仙院へ。


ここでは撮影禁止だ。中の庭作りはなかなかのものだ。
坊主のアクが強い。夜になると、祇園あたりでブイブイ言わせてそう。

鞍馬に向かって、貴船の川床を楽しむ。
川の上で食事もおつなものだ。


お客さんもいっぱいいる。




金魚のような魚のてんぷら


これはいい値段する。
原価はかなり安いと思うので、相当もうかっているんじゃないかあ。

最後は金閣で締める。
修学旅行生と外人でにぎわっている。


お土産はあぶら取りだ。


疲れた。まあ大名旅行だな。
一泊二日なのに散財してしまった。

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