映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

マルホランド・ドライブ  デイヴィッド・リンチ

2010-11-29 20:29:37 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
解釈が何通りにもできる映画ってある。
日本でいえば黒澤明の「羅生門」(原作は芥川の藪の中)のように何通りにも解釈できる。
鬼才デイヴィッドリンチ監督「マルホランドドライブ」はまさにその最頂点に立つ映画である。彼の「ロストハイウェイ」も同じようなタッチであるが、この映画の方が凄味がある。魔都ハリウッドを舞台に一人の女優志望の女性が事件に巻き込まれる。そこには「イヴの総て」「サンセット大通り」などハリウッドの裏舞台に注目した映画と同じ匂いがする。奇怪なムードを全面に出すと同時にエロチックな匂いで味付けさせて最高の映画としている。独特の世界を持つデイヴィッドリンチ監督の最高傑作だ。



真夜中のマルホランド・ドライブ。車の助手席に座る女ことローラ・エレナ・ハリングは、突如運転手に殺されそうになる。ところがその時若者の車が暴走してきて、車は激しく激突される。車が燃え上がると同時に女は車から一人で去っていく。
叔母を訪ねてハリウッドにやってきた女優志望の主人公ことナオミ・ワッツは、部屋にいたリタと名乗る女を叔母の友人と思い込んでしまう。それは車から立ち去った女ローラ・エレナ・ハリングであった。彼女はハリウッドの坂を下りて、高級アパートの一室に忍び込んできだ。ところが叔母からの電話ではそんな女性はいないと、問いただすと彼女は記憶をなくして部屋に紛れ込んだのであった。同情したナオミは彼女の記憶探しに乗り出す。一方で女優への登竜門のオーディションが大成功するが。。。

あえてネタばれにして、この映画の秘密に迫る展開にしても面白いとおもった。でも実際映画を見直してみても難解で何が真実であるのかよくわからない。夢の中にいるような世界である。かといってオカルトやファンタジー系でもない。これがリンチワールドといわれるところだろう。もっとも監督も見るものを幻惑させるような展開にあえてしているのではないか。

二人の対照的な美人を登場させたことがこの映画の魅力の一つである。

ナオミ・ワッツはこの映画をきっかけに、スターへの道のりを一直線に進んだ。現在42歳、この映画は30代前半のころだったはずだ。見かけよりもかなり若く見える。スレンダーな体にかわいい顔が特徴だ。ブロンドヘアが50年代くらいのハリウッドスターを連想させる。ヒッチコック監督「知りすぎた男」のドリスデイが似ている?割と映画では脱ぐシーンが目立つ。「21グラム」でもショーンペンと交わった。ここではもっと驚かせるシーンがある。


ローラ・エレナ・ハリングはナオミ・ワッツと対照的な豊満なバディを持つ美しい女性である。ハリウッドスターという設定が似あう。元ミスアメリカでメキシコ系で、たとえれば叶姉妹の妹風ゴージャスな雰囲気だ。彼女も映像で驚かせる。ナオミとローラの関係は複雑に絡み合って、正直今もよくわからないが、観ている分にはかなり楽しまさせていただいた。デイヴィッドリンチ監督は豊満なバディを持つ女性がお好きなようだ。他の映画でも同様に頻繁に豊満な裸体の映像を見せる。

芥川龍之介の「藪の中」は何度読んでも真相はわからない。この映画の真実も同様に藪の中であろう。
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E.YAZAWA ROCK 矢沢永吉

2010-11-28 17:13:43 | 映画(日本 2000年以降主演男性)
師走が近づくとうきうきする。年に一回矢沢に会える時が来るからだ。
今年も武道館公演チケットが取れた。
一昨年のコンサート中止は心配した。でも60還暦の昨年、かなりはじけた。世の中には熱狂的なヤザワ信者がたくさんいる。僕もその一人だ。今年もパワーをもらいに武道館へ行き、いい年で締めくくりたい。


E.YAZAWA ROCK は映画として公開されたドキュメンタリーである。独特の口調での矢沢節の会話を見せてくれると同時に、若き良き日のまさに突っ張って背伸びして生きていた時のヤザワの映像を交えながら、彼の真実を追う映画だ。近年のコンサートのシーンも映す。自分もライブで目の前で見たシーンだ。

レコーディング、リハーサル、筋力トレーニングにいたるまで密着し、さまざまな角度から矢沢の素顔を映し出す。若き日の辛い日々も語る。
ともかく熱い!ひたすら熱い!これって何なんだろう。

DVDでも熱気は伝わるが、やはりライブだろう。
コンサート会場に来ると、元ツッパリと思しき40代から50代にかけてのオジさんオバさんたちがたくさんいる。当然若い人もいるが、どちらかというと年齢層は高い。でもみんなヤザワにパワーをもらいにきている。飲酒厳禁で警察の交通係より厳しい入口の検問がある。その昔はツッパリ連中のケンカやトラブルがよくおきていたようだ。テレビ番組「ギンザナウ」で目の前で見た「キャロル」時代からのファンである自分は、曲は聞くがしばらくコンサート参戦から遠ざかっていた。でもコンサート復活した。ヤザワファンのマナーの良さに安心して見ていられる。
時間通りきっちりコンサートが始まる。その前は会場のいたるところで、「エーちゃんコール」をヤザワスーツで身を固めている男たちが発散させるように叫んでいる。始まりだすと総立ちだ。でもバラードになると静かに聞いている。個人的にはヤザワの魅力はバラードにあると思う。よくもまあ2時間半近くぶっ通しでできるなと思うが、それなりに声を鍛えているのがこの映画からも読み取れる。


「トラベリンバス」が始まる直前、一瞬の静寂。一転会場が明るくなり、飛び散る紙テープとタオルの中で歌うヤザワの映像に、昔のアメリカで乗ったトラベリンバスのシーンを混ぜて映す。アメリカのヤザワは意外にやさしい顔をしている。人相変わったなあ。でも両方好きだ。
今年も堪能したい!
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伊藤和夫の英語

2010-11-28 16:15:41 | 
駿台文庫の英語大意要約問題を通勤電車の中でやっている。
英文が30文のっている。東大の入試問題を中心とした要約問題に加えて、
駿台予備校の東大模試で伊藤先生が出題した要約問題が掲載されている。

でもこの本よくできていると思う。
この本を買ったのは日本語の要約のヒントになるかと思ったからだ。
30の文を読む練習だけでなく、大意要約が実際できるのか挑戦である。
単語は知らない単語がそれぞれ5~10程度ある。
それがなければ読めない文章もあるが、なんとかこんなこといっているんじゃないかと推測を立てる。
訳語と自分の読みとは大きな隔たりがあるが、こんなこと言っているんだろうとわからなければ意味がない。

伊藤和夫先生流の英文解釈の解説を読んでいると懐かしい。
大昔授業を受けた。昔風のインテリ丸メガネいわゆるロイド眼鏡をかけて、お腹をぐいっと出して黒板に向かう。決してうまいとは言えない発音である。この発音ならもしかしたら勝てるなと思わせる発音である。発音記号は英語の教師だけに間違ってはいないとは思うがネイティブとはおよそかけ離れていた。

その伊藤先生が英文の構造を説明する。
そして英文を鮮やかな訳語に転換する。この訳語の選択は老練だ。まろやかだ。
国語力と教養がないとこのようには訳せない。それをみているのは気分のいいものだった。
あれから30年以上の月日がたっても、伊藤先生の国語力には百歩及ばない。
当時伊藤和夫先生の著書は「英文法頻出問題演習」と「英文700選」だけだったと思う。
「英文解釈教室」は大学に入った後だった気がする。

最近英語を読むときは、主語、述語に印をつけるようにしている。
そうせずに読めればいいのだが、そこまでの実力はない。
TOEICに首を突っ込んでもいいが、それよりも文章が読めればいいのかと思っている。
最近つくずく日本語の力がないと思う。村上春樹が翻訳で自分の文章力が上達したような話をしている。自分もトライしてみるか。

娘の北辰テストの問題から一気に東大入試問題に飛躍するのもどうかと思うが、これはこれでやり終えよう。

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ア・ハード・デイズ・ナイト ビートルズ

2010-11-26 20:32:28 | 映画(洋画 69年以前)
ビートルズの映画を久々にみてみたくなった。
最近会社や自宅の車でかけているのが初期のビートルズ音楽なのである。「ハード・デイズ・ナイト」はビートルズの忙しい日常をドキュメンタリータッチで描くことにしたコメディ映画である。ジョンとジョージが故人となった今全盛時代のビートルズを描いたこの画像は貴重なものと言える。
初めてこの映画を見たのは中学生の頃だった。友達と行った映画館でコメディタッチの展開にひたすら笑いまくった印象がある。オープニングの女の子たちに追いかけられる場面はあまりに有名、スタートの「ア・ハード・デイズ・ナイト」の音楽を聞いていると心がうきうきする。中学時代はビートルズの曲はいずれも擦り切れるほど聞いた。今もカラオケで「オールマイラヴィング」は定番だ。



実際のビートルズが映画の主人公。熱狂的な女の子に追いかけられる中汽車に乗り込む4人であった。そこにはすっとぼけたポールの祖父が乗っていた。ピント外れた彼が彼ら4人やマネジャーを振りまわしているうちにリンゴが行方不明になってしまうという展開。。。


ドキュメンタリーとフィクションが混ぜ合わさったような本作品は、ビートルズのメンバーそれぞれのキャラクターと、熱狂的なファンたちを映像にとらえることに成功している。中期から後期にかけてはライブをやらなくなった彼らが世界をかけめくっているころである。深く考えず、人気絶頂の雄姿を見ていればいいのではないか?
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王様と私 ユルブリンナー

2010-11-25 18:25:42 | 映画(洋画 69年以前)
「王様と私」は1956年映画の全盛時につくられたミュージカル映画である。タイ国王を演じたユルブリンナーがこの映画で大スターとなる。デボラカーが宮廷の家庭教師を演じて、ウェストサイドストーリーでも抜群の存在感を見せたリタモレノがビルマからの貢ぎの女性を演じる。一夫多妻制のタイ王朝の宮殿の中で、大奥のような世界に飛び込むデボラカーだ。でも気分は明るく陰険さは全くない。
ユルブリンナーがデボラカーと「シャルウィーダンス」で踊るシーンはあまりにも有名。このシーンをみると背筋がぞくっとする。


1862年、アンナ夫人ことデボラ・カーは息子を連れてシャム王ことユル・ブリンナーの王子や王女らの家庭教師としてイギリスからシャムに渡る。バンコックの港では王の側近である首相の出迎えを受け、王の宮殿へ向かう。
王はビルマ大公の貢物、美姫ことリタ・モレノを受け取ったところ。デボラカーを後宮へ伴い正妃を始め数多くの王子、王女らを引合わせる。デボラは王の子女の教育について正妃の援助を受けることになり、リタモレノは妃達に英語を教えることになる。デボラはリタモレノの恋人がビルマから彼女を連れてきた使者と知り、何とか心遣いをしてやった。次代の王は、デボラの示す世界地図を見てシャムは地球上の小国と言い出し、驚いた王は授業参観に赴く。自分が英人から野蛮人と考えられていると知った王は、保護国の資格を失うと考えるが。。。。

デボラカーの歌声は肉声ではない。裏で歌うのはこの後ウェストサイドストーリーやマイフェアレディなど一連のミュージカル映画大ヒット作で歌声を披露した女性マーニ・ニクソンである。彼女はサウンドオブミュージックで修道女の役を演じて、正体を現しているが、別にルックスに問題があるわけでない。素敵な女性である。個人的にはウェストサイドストーリーでナタリーウッドが歌う「トゥナイト」のシーンが好きである。あの歌声の響きは思い出すだけで背筋に電気が走る。
同じくウェストサイドストーリーでのリタモレノの存在感は大きかった。あの映画でのダンスは完璧だと思う。この映画を観て、リタモレノの美貌に驚いた。一瞬彼女だとわからなかった。ハリウッド女優が東洋人を演じるのは「慕情」でジェニファージョーンズが演じた混血の医師が有名である。意外にそれらしく見えるものである。



ユルブリンナーにとってはこんな適役はなかったろうと思う。最近は日本でも潔く?頭を剃る人が多い。見ようによっては与太者にも見えてしまうが、スキンヘッドが珍しくなくなった。でもスキンヘッドの代名詞は今でもユルブリンナーだと思う。

「王様と私」は舞台を映像にしたような映画である。全部セットなので実際のタイが出てくるわけではない。でもそのほうがいいだろう。それにしても適役って言うのはあるんだなあとつくづく思う。
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山桜  田中麗奈

2010-11-24 18:18:07 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
藤沢周平の短編を映画化した作品。田中麗奈、東山紀之のさわやかコンビで描く。



江戸後期、不幸な結婚生活に耐える主人公こと田中麗奈はある日、1本の山桜を見つける。花に手を伸ばすと1人の武士こと東山紀之が代わりにとってくれた。彼は今の婚家に嫁ぐ前に縁談を申し込んできた相手、手塚弥一郎だった。そのまま実家に気分良く戻る。実家には父の篠田三郎、母の檀ふみがいる。出戻りで今の嫁ぎ先に行ったが、意地の悪い姑にいじめられ辛い毎日を送っていた。その東山は悪政をたくらむ藩の重臣を斬ってしまう。重臣は夫がとりいっている上役であった。その話を聞いて彼女は動揺するが。。。

藤沢周平といえば、山田洋次監督の作品が完成度が高いし、単純に楽しめる。それと比較するのは酷かもしれない。どちらかというと田中麗奈ファンのためのような映画かもしれない。普通かな?
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母の命日に

2010-11-23 17:45:11 | 家族
11月23日は母の2回目の命日だ。
二人の三回忌は8月にもう済ませたが、命日は供養せねばと妻と娘に妹も一緒に高輪の寺に行った。
品川の家に妹は一人で住んでいる。私の小さい頃は使用人2人とお手伝い1人が一緒に住み込んでおり家族6人とあわせて9人が同じ家の中にいた。それが同じ家に一人である。ある意味妹が一人でいることに、近所から奇異の目で見られているところもある。妹から何かと用事があって電話がかかってくるとうっとうしい面もあるが、時折家によって様子を見ねばならない。
妹と二人で相続した家なのに、妻はどうも品川の家に寄りつきたがらない。
そこが難しいところで、埼玉に住みついてしまっている。

それでも今回は妻の方から妹も一緒に供養という話が出てきた。
妹もうれしかったろう。自分も悪い気はしない。



お参りした後はいつものようにシェラトン都ホテルの「四川」にいく。
父の49日もここに行った。母も一緒だった。
寺から歩いてすぐだ。明治学院を横目にしながらホテルに向かう。
小さい頃は戦後外務大臣を務めた藤山愛一郎さんの邸宅があった。きれいなホテルだと思う。
妹もきもののアドバイザーの試験がうまくいったせいか機嫌がいい。
娘に小遣いを渡して、よく喋っていた。

ここのランチは割安だと思う。四川料理が看板でマーボーは最高
デジカメを忘れてとりそこなったが、なかなか良かった。
いつもは食べないデザートも食べた。
横を結婚式のカップルが通り過ぎた。縁起がいい。

そのあとは明治神宮へ行った。受験も近いのでパワースポットでエネルギーをもらおうとする算段。
それにしても驚いたのが、山手線の混雑。
目黒から乗ったがこんなに休日でこんでいるのは見た記憶がない。
明治神宮も人が多かった。七五三の親子もちらほら見えたが、普通に参拝している人も多かった。
そういえば自分も5歳の時、ここで七五三をやった。うっすらと覚えている。
3歳は五反田の神社だったが、5歳のときは妹の七五三に合わせてやった。
ここでも結婚式の夫婦に境内で出会った。意図せず一日に2回新婚にあった。
これはいいことと解すべきであろう。

枯葉散る東京は冬の気配が徐々に強くなっている。
黄色く色づいた銀杏を見ながら、母を思った。
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高校受験個別相談会

2010-11-20 21:39:56 | 家族
埼玉県高校受験というのは不思議な伝統がある。
個別相談で確約をとりに行く制度だ。
その前提となるのが、埼玉県の中3生5万人が受験する北辰テストという模擬テストの結果と3年一学期の通知表である。模擬テストの結果は9月以降の結果を見る。娘の場合7月がよかったのに9月が悪くて10月11月の2回の結果が出るまで行かないことにしていた。

今日はじめていった。ある女子高である。
生徒も個別相談会の誘導を手伝っていて、挨拶もよく好感が持てた。埼玉の支店時代にこの学校出身で勤めていた子が割と多くいてどの子もいい子だった。
娘の中学の個別面談ではこの学校は確約は出さないですよと妻が担任から言われていた。そのため、先日この学校の入試説明会に行った。そのとき北辰テストの結果次第では加点があるといっていた。加点は偏差値63から1増えるごとに加点するといっていた。

教室で軽く待たされた後、個別の部屋に移った。部屋には3つ机があり、3人の面接官がいた。
個別相談で目の前に座った先生に北辰テストの結果と一学期の通知表を見せた。通知表と比較すると、北辰テストの結果の方が加算できるといわれた。点数を控えた後、単願はどうですか?とすすめられた。単願であれば確約が出せるようだ。残念ながらそうではないと伝えると、加算点を伝えられて、登録の偏差値が68以上なら、選抜はだめでも普通クラスであれば今まで落ちた人はいないといわれた。そうかこれが大丈夫ということか?と思った。単願ならもっといい返事出すけれど、併願は当日の点数次第のようだ。そのニュアンスを出てから娘にも伝えた。

県立が第一志望であるが、私立の方が生徒指導に対して真剣に取り組んでいる印象がある。個人的にはこっちの方がいい気がする。自分がすすめていたW大の付属はいやらしい。文化祭の印象が良くないといういい方がよくわからない。金はかかるけどこの先楽でいいのにと思ったのに、正直それで気が抜けた。でも明日は別の学校の個別相談だ。私立はその二つだけ受けようかと思う。なんだかんだやってきたけど、志望校も落ち着きそうだ。
ただここで勉強をやめてしまえば高校入ってから響く。こういう相談会へ行くと学習意欲がわいてくるようだ。家に帰ってから一緒に「高校への数学」の数学を解いた。高い水準を維持して高校生活を迎えれば、大学も希望の所に行けるだろう。そう思った。
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宮崎を行く3

2010-11-19 05:48:51 | 散歩
出発の日興奮して早起きしたせいか、その流れで2日目も早く目が覚める。
食事は6時45分なのでそれまでが長かった。
二日目は綾という町へいく。

市内から郊外へ出ると、今度はソフトバンクの練習場があった。
キャンプはこれで3つ目だ。要は宮崎の夕暮れが遅いということらしい。
そしてつり橋へ行く。照葉大吊橋「人が渡れる日本一の吊り橋」といううたい文句

工事中であったせいか運よくただで渡れた。
長さ250m高さ142mという。40階を超える高層ビルと同じだ。
しばらく歩くとさすがに怖い。

誰かが「クリフハンガー」の話をしていると、映画「ゆれる」を思い出した。
西川美和監督の名作で転落するのを思い出す。
度胸がない。。。。

綾のお城へ行った。
再建されて20年くらいになる建物であった。これはよかった。
バカでかい天守閣でなく、城にしてはこじんまりしているところがいい。
自力できつい階段を上った。展望台から下界を望む風景はすばらしい。


そのすぐ近くにあるそば焼酎「雲海」の工場へ

行ったら工場見学はできないとのこと。昼食までの時間つぶしに苦労する。
そうしたら試飲コーナーがあった。
この酒造会社はそば焼酎だけでなく、イモや麦焼酎やワインも日本酒もつくっている。
それがただで試飲できるのだ。いくら飲んでもタダ。
うちの役員がこの旅行一緒だった。酒好きである。
1時間試飲コーナーにいて、まあ酔っぱらったこと。昼食では独演会だった。
ここの昼飯は割とよかった。アユの塩焼きと鳥の蒸しものがイケた。


市内へもどって宮崎神宮へ

神武天皇を祭っているらしい。神妙な思いで合掌
宮崎の地名に宮があるくらいだから、由緒あるのであろう。

そして最後に宮崎県庁へ

シンメトリーが美しい建物だ。昭和7年に出来たらしい。
中に入ると天井高が高い。大正時代に出来た自分の出身高校も天井高が高かった。
こんな観光地になっている県庁は都庁を別としてないと思う。
都庁で石原グッズなんてないだろう。
ここは東国原づくしである。御覧の通り玄関にはかれの像がある。



それにしても、知事辞めても隣の物産館で東国原グッズ売るんであろうか?
まさに東国原一色の売店だった。


まあ珍道中楽しかった。おわり
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宮崎へ行く2

2010-11-18 19:06:44 | 散歩
宮崎市内のホテルにいく。街のど真ん中のビジネスホテルだ。
夜の展開を考えるとこれ自体は悪くない。
夕食の時間まで街を散歩をする。

山形屋という老舗のデパートがある。他にはこれといった大きな店はない。
大分、福岡、鹿児島といった九州を代表する地銀の支店がメイン通りにある。
都市銀行はみずほ銀行だけだ。旧勧業銀行の名残であろう。宇都宮もそうだった。
日本の3大証券会社の支店も隣りあわせだ。
駅に向かって歩く。歩道が異様に広い。自転車に乗っている人が多いからであろう。
関東と大違いだ。

大手生命保険と損保の宮崎支社が両サイドを固める。
こう考えると県庁所在地の風景は全国どこへいっても一緒だ。千葉も同じ。
浦和大宮と文化が分かれている埼玉は珍しいのかもしれない。

宮崎駅へ着く。
やしの木を目の前に従えた県庁所在地特有の崇高な建物である。
構内へ入ってみる。時刻表を見ると、平日は時間当たり2本程度あるかないか
乗客も少ないのであろう。改札は自動ではなく、駅員が立っていた。
たぶん自動改札導入しても赤字がふくらむだけであろう。
第二の都市延岡に向かう電車賃が1600円となっていた。
浦和から宇都宮までが1450円、ずいぶん遠いんだなと思った。

メイン通りを一本はいった通りを歩く。時代がタイムスリップした印象だ。
飲食店があるが、昭和40年代の匂いがする。はやっている感じがしない。
床屋と美容院がやたらと目立つ。
アーケード街に入ると閉店の知らせの張り紙がしてある店が多い。シャッター商店街になる一歩手前だ。
そこに読売ジャイアンツのPRコーナーがあるのに驚く。


夜はおとなしく食事した。夜メシはうまくない。
女性の付く店に少し行ったが、はまる感じがしない。
珍しく10時には寝た。
前週の熱海のグルメ三昧宴会とは大きな違い。

つづく
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宮崎に行く1

2010-11-18 18:58:19 | 散歩
会社の協力技術者との定例旅行で宮崎に火曜、水曜行ってきました。

6時半の空港待ち合わせが苦になって品川の家に泊まった。
朝早く目が覚めてしまって眠れない。
4時台に顔を洗ってからも落ち着かない。子供の遠足のようだ。
5時半すぎにでて泉岳寺から京急に乗る。なんと空港まで19分だ。
7時半発宮崎便に乗り出発、偶然今回も窓側で1月の香港行きと同じで富士山が良く見えた。

名古屋を越えた後は、和歌山の白浜上空を飛行して、高知上空から宮崎に行った。

宮崎は初めて、羽田や成田と違って小さい空港なので、着いたらすぐ外に出られる。
やしの木を見ているといかにも南国にきている感じがした。
ガイド付きのバスに乗って、海岸線を向かう。いきなりジャイアンツのキャンプ地を通る。
そのあと海岸線に向かったが、非常に美しい。


峠の上から見下ろす海に日の光が美しく反射する。
美しく配置されたやしの木が素敵だ。
鵜戸神社に向かう。海岸の岸壁に建っている神社、良く施工できたと思う。


こんな神社は生まれて初めてだ。伊勢あたりの海の近くの神社とは違う。
周辺の岩が奇妙な形をしている。


そのあと日南市に向かった。海岸線が美しいが、波は静かだ。
遠くに軍艦らしい船が見える。飛行機も飛んでいる。
海上自衛隊の行事があるようだ。
日南市で昼食をとった。うなぎ屋と看板にあったが、日南一本炙りかつお重というのを食べた。
塩漬けの味付けと、しょうゆの味付けと両方のかつおがある。
それをあぶってたべる。お茶漬けで食べてもいいらしい。うまい
さつま揚げのようなもの、うどんのようなものがついていた。かまぼこのような味がする。
ビールを飲んだのは失敗。いきなりお腹が異様にふくれた。
店にはビートたけしをはじめとした芸人たちが来た記念写真がたくさん貼ってあった。
B級グルメ的かな?有名人がこんな田舎まで来るだけあって確かにうまい!


その後は油津というところの運河、古い建物を見た。
いたるところで海上自衛隊大歓迎のポスターが貼ってあった。
こういうのはいかにも九州らしい。九州人と軍隊は似合う。
広島カープもキャンプをするらしい。宮崎はキャンプのメッカだ。

飫肥(おび)というところへいった。NHKの連続小説の舞台にもなったそうな
城とはいっても、城壁だけで建物はない。
城の周辺には日本瓦の家が建ち並ぶ。おそらくは建築協定で風致地区に指定されているのであろう。
奈良の法隆寺の周りと同じである。
町の水路に鯉が放し飼いになっていた。観光でつくられた田舎の町といった印象。


2につづく
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依頼人  スーザン・サランドン

2010-11-14 09:00:16 | 映画(洋画 99年以前)
映画「依頼人」原題THE CLIENTは94年の法廷サスペンスである。主人公である少年が偶然自殺に遭遇する。その際少年が自殺した男から重大な事実を聞いていて、そのことで警察、検察、マフィアから追われることを一つの焦点とする。難しいことは考えず、単純に楽しむ映画だと思う。メンフィス、ニューオリンズを舞台にしたアメリカらしい映画だ。

11歳の少年マークは、8歳の弟と近くの森に行く。そこで2人は偶然車の排気筒にホースをつなぎ自殺しようとしている男を目撃する。自殺を防ぐためホースを排気筒から引き抜こうとしたマークは男に気づかれてしまい自殺の道連れを強いられる。男は自分は弁護士だといい、どうせマフィアに殺されるなら自殺した方がましだという。そしてマークにマフィアに殺された上院議員の死体の隠し場所を告げる。

マークは男の隙をついて車外に逃げる。そして男がピストル自殺を遂げるのを見てしまう。弟は精神的ショックから植物人間状態になってしまう。マークは警察の事情聴取に死体を見つけただけで彼とは話していないと答えた。しゃべったら殺されると思ったからだ。マフィアはすでに彼をマークし出す。一方知事を目指す野心家の連邦検察官ことトミー・リー・ジョーンズが捜査に乗り出す。マークは自分を守るために弁護士を雇うことを思いつく。全財産の1ドルで依頼したのは女弁護士ことスーザン・サランドンだったが。。。。


原作はトムクルーズの「ザ・ファーム 法律事務所」ジュリアロバーツの「ペリカン文書」が映画化されているジョン・グリシャムである。
他にも「評決のとき A Time to Kill」「レインメーカー」「ニューオーリンズ・トライアル」と映画化されている作品が多い。これほどまでに映画化されている作家もスティーヴン・キングくらいしかいないであろう。いずれもおもしろかった。

映画が始まってすぐに自殺遭遇の場面となり、前半から思いっきり飛ばしていく。少年の動きが非常にわざとらしい感じがするがおもしろい映画だ。マフィアに追いかけられるシーンでは一瞬ハラハラさせられる。インディジョーンズ的活劇の要素を持たせているので、おとなだけでなく子供も楽しめるであろう。彼をバックアップするスーザン・サランドンも彼女らしい表情の豊かさがよく画面に出ている。弁護士として検察官のトミー・リー・ジョーンズと法廷でやり取りする場面がいい。あとは法廷で裁く黒人の判事が絶妙にうまかった。
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ゼロの焦点  広末涼子

2010-11-12 05:14:54 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
「ゼロの焦点」は松本清張の北陸を舞台にしたあまりにも有名なミステリーである。それを広末涼子、木村多江、中谷美紀の3人若手女優を中心としたメンバーで映画化した。この小説に流れるムードは白黒のイメージだが、カラー作品でしか見せられない色を効果的に映像に用いて作り上げた。野村吉太郎作品というよりも横溝シリーズの市川昆のタッチに近いものがある。飽きさせないで終盤盛り上げていくのところは監督の手腕か?
最初に小説を読んだ時、非常に暗い気持ちになった。北陸の荒波を映像で見せられると、その気持ちに何かが加わる。後半戦を中心に何かジーンとくるものがあった。



お見合いでの結婚式から7日後、仕事の引き継ぎのため金沢に向かった鵜原憲一こと西島秀俊は予定通り東京へ帰ってこなかった。妻の禎子こと広末涼子は不思議に思い、夫の消息を追い金沢へと旅立った。ちょうど海から死体が発見されたが、無残な死体に夫の面影はない。夫の同僚の力を借りて行方を探しだす。夫の得意先なら手掛かりが得られるかとレンガ会社へ向かった。お世話になったらしい。そこで社長夫人の室田佐知子こと中谷美紀と受付嬢の田沼久子こと木村多江に出会った。しかし、手掛かりが得られなかった。一方、その失踪と時を同じくして連続殺人事件が起きる。いずれも夫に縁のある人であった。。。。。



ネタばれスレスレであるが、戦後日本がすべてを失った後、生活するために自分を売った女性たちのことが語られる。溝口健二監督の映画作品に出てくる女性像である。昭和30年代前半というと非常に微妙な時期であったと思う。もはや戦後ではないと語られ始めたというが、そのころの映画を見ていると、女性の弱さというものが語られる。同じ匂いを見せるととともに映画が盛り上がる。

現代版としての配役は適切だと思う。
演技および演出には問題ない。北陸の冬の寒さもよく画像でとらえている。雪景色が美しい。
凍える中、夫の行方を模索する主人公の様子がけなげだ。
でも映画を盛り上げたのは中谷美紀であった。妙に美しい。
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消されたヘッドライン  ラッセル・クロウ

2010-11-11 05:54:20 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
消されたヘッドラインはラッセルクロウが敏腕記者を演じるサスペンスものである。二つの関係ないように見える殺人事件に関連性を発見して真相に迫る。

ワシントンD.C.で相次いで起こった二つの事件。ドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件、気鋭の国会議員コリンズのもとで働く女性職員ソニアが地下鉄に転落して死亡したこと。ワシントングローブ紙の敏腕記者ことラッセルクロウは、この二つの事件の奇妙な関連性を発見する。彼は編集長ことヘレン・ミレンから、ソニアと不倫関係にあった渦中の国会議員と接触するよう言われる。やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていくのである。。。。

ラッセルクロウが長髪で一段とふとって若干醜い。事件の核心に警察とともに触れていく姿はかなりきわどい。記者がサスペンスものの主役をするという展開は最近は珍しいかもしれない。
男女関係のもつれがからんでいるが、それ以上に元軍の業務に従事した人間が、退役した後に秘密警察的な収益法人で依頼に基づき任務を果たす仕事に関する話が全般出てくる。
日本ではありえないようなことがとらえられているところに関心が持てた。映画としては普通
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北辰テストと娘の受験準備2

2010-11-07 21:38:52 | 家族
いよいよ11月、私立の試験まであと2カ月となった。
エンジン掛けてやらねばならない時が来ていると思う。

今日はここでも何回かふれた「北辰テスト」の日であった。
娘を車で近くまで送って、1時過ぎに迎えに行くという訳だ。3年になって6回目である。埼玉では早慶を除いてはこのテストの結果によって、高校へ確約をもらいに行くという特殊な習わしがある。
7月の3回目の偏差値が70を超えていたが、9月の4回目が数学で大失敗して60台後半に落ち、10月の5回目は無事70を超え再度今日配られた「前進」という小冊子の中の成績優秀者のリストに載っていた。これで3回目の70超えだ。しかし、私立の説明会に行くと第4回以降の平均で見るといわれたので今日いい点数とってから今月から個別相談スタートしようと思った。

娘の友人たちの中では、すでに単願前提で確約をもらっている子もいて、今日の北辰テストは受けていない子も数名いるようだ。公立中学だから、みんながみんな難しい学校を受けるわけではないから、もうここで確約なら早くも受験戦争終了という子もいるわけだ。それはそれでいいと思う。
成績優秀者のリストを見ると、上位を占める比率で、男子生徒が多くなってきたのも読み取れた。男子が女子を次から次へと抜いていくのは昔も今も変わりない。娘の学校からも上位常連の女の子を見つけられたが、むしろ男子生徒数名が高得点をとっている方が目立っているようだ。

娘の場合若干の上昇志向もあるので、受験勉強をやって基礎学力をつけた方が後々のためにも私はいいと思う。今日の自己採点ではどうも点数が落ちているようだ。前回は得意の理社で180点稼いでいたが、今度はそうはいかず10点落とした。
社会は難しいという訳ではないが、点数の取りずらい問題がいくつかあった。前回は自分の見た限りでは100点が取れる問題であった。1858年の外国との不平等条約を結んだ国を「すべて」挙げよ。というのはたぶん自分も間違えたであろう。娘は維新の功労者4人のうち土佐藩の藩士は誰かとの問題が出来なかった。大隈重信、木戸孝允、板垣退助とあれば、すぐ常識でわかるけれど、そもそも100円札に板垣退助が印刷されていたことすら今の中三は知らないであろう。あとは公民の問題もちょっとしたひっかけだ。
数学の点数は最近少しづつ安定してきた。先月東京で受けた模試も5科で偏差値70超えたが、数学はその前が50台になっていたのが60台半ばに戻っていた。今回ほとんどが下がった中で数学だけ上がった。
自分で解いてみると、今回は点数取りやすい問題だと思う。
図形の線分比を求める問題があった。これが難しかったといっていた。どうして40対9なんて数字になるの?って。でもこれって「メネラウスの定理」に気がつけば3分以内に解ける問題だ。模範解答をみると訳のわからない解答が記載されていた。いつも思うが、北辰の模範解答はエレガントではない。「高校への数学」であれば、3から5行程度で済む答案をだらだら書いている。いつもながらどうかと思ってしまう。でもこの定理を知らなければ難問かもしれない。
英語もだいたい90点以上だったのが、80台に落ちた。北辰の英語の過去問をやると、簡単そうで満点にならせないような語句でかっこを埋める問題が出ている。今回はそれが多かった。自分も思いつかなかった。いやらしい問題だ。
まあ今度点数落ちたのは仕方ないだろう。点数がとりずらい問題もあり、高得点者が減り、平均や標準偏差も少し下がるのではないか?進学個別相談に都合のいい偏差値で来週返ってくることを祈りたい。
いずれにせよあと3カ月だ。
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