映画「ダークナイトライジング」を劇場で見た。
前作の素晴らしい出来からして、今回も公開早々いくしかない。
前2作を超える衝撃という宣伝文句は確かにその通り、ちょっとびっくりするくらいだ。
160分を超える大作であるが、時間の長さを全く感じさせない。
基本的に前作の延長でつくられている。モーガンフリーマン、ゲイリーオールドマンといったいつものレギュラーメンバーに加えてアンハサウェイ演じるキャットウーマンと極悪テロリスト的で総合格闘技の猛者みたいな悪党が登場する。正統派の善人が見当たらない。みんな悪党ばかりだ。
映画って次にどうなる?と見ているものに感じさせるが一番重要だと思う。映画の最中次の展開どうなるのだろうとずっと考えていた。ドキドキしながらだ。それなので長く感じないのであろう。意外性のあるストーリー展開と迫力ある映像を含めてさすがと思える出来である。
悪の巣ゴッサムシティもジョーカーが立ち去ってから8年たっていた。
殉死したデイト検事(アーロンエッカート)の追悼集会が行われているシーンからスタートする。本当はジョーカーのせいで悪党になっていた検事の殉死の責任がバットマンということになり、富豪ブルースウェイン(クリスチャンべイル)も人前には姿を現さなくなっていた。実際格闘続きで身体もガタガタになっていた。犯罪も減り警察本部長(ゲイリーオールドマン)の役割も少なくなっていた。しかし、事件から8年たち殉死の真実をスピーチしようと本部長は準備していた。
警察本部長が悪党集団にとらえられる。悪党集団には異様なマスクをした男ベイン(トム・ハーディ)がからんでいた。本部長は懸命に逃げる。この悪党集団は核融合にからんだウェイン社のライバル企業にもつながっている。ウェイン社をなんとか陥れようとするライバル企業と悪党集団は女盗賊キャットウーマン(アンハサウェイ)をひっそりとウェインの自宅のメイドとしてしのばせ、ウェインの指紋を取りだそうとするのだ。
キャットウーマンが自分の母親のネックレスを盗み出したのに気付き、妙な動きを察したブルースウェインはバットマンとして8年ぶりに復活しようとする。しかし、執事は反対する。そんな中悪党集団は証券取引所に乱入する。取引をぐちゃぐちゃにする。同時にウェインの指紋を盗んだことにより取引成立させたオプション取引でウェインを大損させ、破産させてしまうのであるが。。。
このあと主人公の転落がはじまる。想像もしないようなシーンが続くが。。。
(脚本)ウォール街デモ、格差社会への反発といった現代の世相をずいぶんと反映した脚本になっている。某左翼系新聞の読者が好きそうな題材だ。主人公バットマンことブルースウェインも富豪なので、格好の攻撃対象になる。テロ的社会の成立なんて、60年代に学生運動したクズ連中と同じような発想である。反原発デモ参加している現実性のないバカどももこの映画をみて別のことを考えるかもしれない。映画を見ていてこう来るか?!と思ったものだ。あえて一般大衆に合わせるような展開にもみえる。テロ攻撃、核開発などの話も出てくる。題材がこれでもかと思うくらい盛りだくさんだ。でもクリストファーノーランの言いたいことは某左翼系の奴らとは違うことだと思いますが。。。。
(配役)主人公クリスチャンべールはボクシング映画「ファイター」で強烈に減量でやせた姿を見せた。あの役作りは凄かった。ここでもほぼ同様なやつれた姿をみせる場面がある。しかも今度の悪党は強い。今までみたいな不死身ではない。今までより人間臭い汚れ役をこなす。これこそ本物の役者だ。
あとは2人のヒロインがなかなか巧みだ。
アンハサウェイがかっこよすぎる。バットマンのマシンに乗って走る姿は華麗だ。撮影が映す彼女のショットも光の使い方に変化をつけていた。ラブコメ常連の彼女が違った一面を見せた。つい先日ウディアレンの「ミッドナイトインパリ」で30年代のパリの美女を演じたマリオンコティヤールもいい味出していた。クリスファーノーランもうまい使い方をしたものだ。
音楽、特撮、アクションはいずれも絶妙で、映画を見たという実感がわき出る傑作である。
ゴッサムシティは前作のシカゴと違い、明らかに今回はニューヨークだ。鉄橋のシーンといい、街中のシーンといいCGもあるが実写も多い。爆破シーンも多く、映画への寛容性が高い国だと改めて感じる。
(一つ気になること)ウェイン社の破綻への流れが、字幕の訳からだけと?と感じる部分がある。オプションの売りで失敗となっているが、プットとコールオプションはっきりすればいいと思うんだけどね。証拠金がないと出来ない取引だけど、指紋認証したからといって破産するくらいの大きな取引ならば、売りポジション持つかどうかは普通は確認すると思うんだけどなあ?オサマビンラディンもオプション先物持ち玉をテロの前にずいぶんと持っていたみたいだ。まあどうでもいいことだけど。。。
前作を見ていない人は見てから鑑賞されることを勧めます。
前作の素晴らしい出来からして、今回も公開早々いくしかない。
前2作を超える衝撃という宣伝文句は確かにその通り、ちょっとびっくりするくらいだ。
160分を超える大作であるが、時間の長さを全く感じさせない。
基本的に前作の延長でつくられている。モーガンフリーマン、ゲイリーオールドマンといったいつものレギュラーメンバーに加えてアンハサウェイ演じるキャットウーマンと極悪テロリスト的で総合格闘技の猛者みたいな悪党が登場する。正統派の善人が見当たらない。みんな悪党ばかりだ。
映画って次にどうなる?と見ているものに感じさせるが一番重要だと思う。映画の最中次の展開どうなるのだろうとずっと考えていた。ドキドキしながらだ。それなので長く感じないのであろう。意外性のあるストーリー展開と迫力ある映像を含めてさすがと思える出来である。
悪の巣ゴッサムシティもジョーカーが立ち去ってから8年たっていた。
殉死したデイト検事(アーロンエッカート)の追悼集会が行われているシーンからスタートする。本当はジョーカーのせいで悪党になっていた検事の殉死の責任がバットマンということになり、富豪ブルースウェイン(クリスチャンべイル)も人前には姿を現さなくなっていた。実際格闘続きで身体もガタガタになっていた。犯罪も減り警察本部長(ゲイリーオールドマン)の役割も少なくなっていた。しかし、事件から8年たち殉死の真実をスピーチしようと本部長は準備していた。
警察本部長が悪党集団にとらえられる。悪党集団には異様なマスクをした男ベイン(トム・ハーディ)がからんでいた。本部長は懸命に逃げる。この悪党集団は核融合にからんだウェイン社のライバル企業にもつながっている。ウェイン社をなんとか陥れようとするライバル企業と悪党集団は女盗賊キャットウーマン(アンハサウェイ)をひっそりとウェインの自宅のメイドとしてしのばせ、ウェインの指紋を取りだそうとするのだ。
キャットウーマンが自分の母親のネックレスを盗み出したのに気付き、妙な動きを察したブルースウェインはバットマンとして8年ぶりに復活しようとする。しかし、執事は反対する。そんな中悪党集団は証券取引所に乱入する。取引をぐちゃぐちゃにする。同時にウェインの指紋を盗んだことにより取引成立させたオプション取引でウェインを大損させ、破産させてしまうのであるが。。。
このあと主人公の転落がはじまる。想像もしないようなシーンが続くが。。。
(脚本)ウォール街デモ、格差社会への反発といった現代の世相をずいぶんと反映した脚本になっている。某左翼系新聞の読者が好きそうな題材だ。主人公バットマンことブルースウェインも富豪なので、格好の攻撃対象になる。テロ的社会の成立なんて、60年代に学生運動したクズ連中と同じような発想である。反原発デモ参加している現実性のないバカどももこの映画をみて別のことを考えるかもしれない。映画を見ていてこう来るか?!と思ったものだ。あえて一般大衆に合わせるような展開にもみえる。テロ攻撃、核開発などの話も出てくる。題材がこれでもかと思うくらい盛りだくさんだ。でもクリストファーノーランの言いたいことは某左翼系の奴らとは違うことだと思いますが。。。。
(配役)主人公クリスチャンべールはボクシング映画「ファイター」で強烈に減量でやせた姿を見せた。あの役作りは凄かった。ここでもほぼ同様なやつれた姿をみせる場面がある。しかも今度の悪党は強い。今までみたいな不死身ではない。今までより人間臭い汚れ役をこなす。これこそ本物の役者だ。
あとは2人のヒロインがなかなか巧みだ。
アンハサウェイがかっこよすぎる。バットマンのマシンに乗って走る姿は華麗だ。撮影が映す彼女のショットも光の使い方に変化をつけていた。ラブコメ常連の彼女が違った一面を見せた。つい先日ウディアレンの「ミッドナイトインパリ」で30年代のパリの美女を演じたマリオンコティヤールもいい味出していた。クリスファーノーランもうまい使い方をしたものだ。
音楽、特撮、アクションはいずれも絶妙で、映画を見たという実感がわき出る傑作である。
ゴッサムシティは前作のシカゴと違い、明らかに今回はニューヨークだ。鉄橋のシーンといい、街中のシーンといいCGもあるが実写も多い。爆破シーンも多く、映画への寛容性が高い国だと改めて感じる。
(一つ気になること)ウェイン社の破綻への流れが、字幕の訳からだけと?と感じる部分がある。オプションの売りで失敗となっているが、プットとコールオプションはっきりすればいいと思うんだけどね。証拠金がないと出来ない取引だけど、指紋認証したからといって破産するくらいの大きな取引ならば、売りポジション持つかどうかは普通は確認すると思うんだけどなあ?オサマビンラディンもオプション先物持ち玉をテロの前にずいぶんと持っていたみたいだ。まあどうでもいいことだけど。。。
前作を見ていない人は見てから鑑賞されることを勧めます。