映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

4年目の雑感3

2011-09-06 06:14:58 | Weblog
野田さんが総理大臣になった。
前原と海江田の一騎打ちで、世評では前原を推す声が高かった。
小沢一郎の動き次第でどうなるかと思っていたら、海江田を推した。世間は早々出馬表明した野田をノーマークにしてしまった。誰もが前原と海江田のどちらかがなると思っていたら野田佳彦の逆転だった。
地味な人がなったなあという印象だった。

今千葉県で仕事をしている。船橋郊外を車で走っていると、時折野田さんのポスターを見かける。野田佳彦の名前自体は知っていたから、なんだ船橋選出なんだなあと思っていた。でも細かいことは知ろうとしなかったし、関心もなかった。
今回彼が総理に選ばれて、プロフィルがあらわになった。普通の自衛官の息子で船橋薬円台で育ったらしい。田舎臭さが残る場所だ。しかも父母は農家の末っ子同士の結婚である。世襲が多い政治家の中で、生粋のたたき上げだ。松下政経塾と言うとエリートカラーだが、その匂いはない。浪人生活も経験している。毎日のように船橋や津田沼で辻説法をしていたそうな。
これはちょっと違うなと思った。同時に日本人好みの話だと。いちばんやばいと思ったのは自民党の連中だろう。基本に流れるのは保守的発想だし、腰も低い。

案の定、支持率は60%をこえているらしい。
地元千葉で今働いている自分が、金融機関の支店長はじめいろんな人たちとあっても、周りはおおむね好意的であるようだ。党派をこえて応援する気運がある。今まで千葉県から総理がでたことがないらしい。意外だった。場所柄利権に群がる政治家が多い印象だ。ハマ○ウとかみんな腹黒そう。今回は真逆だ。在日韓国人からの献金も新聞の片隅に書いてあったが、大きく騒ぐほどの話ではない。日本人の名字で献金されたらわかるわけないよね。

今回うまくいきそうなのは公務員と協調路線を歩んでいることだ。政治主導というのは妄想だということが、民主党の連中にも分かり始めたらしい。日本で最も頭のいい集団の一つである官僚集団の知恵を借りることが重要だと思う。野田さんはそういうエリートの力を使いきることしか考えていない。大したものだ。前任の首相に比べると、うまく泳ぎそうな気がする。イメージとしては亡くなった小渕さんに近いのではないか?絶壁のように支持率が下降することにはならない気がする。
世間は公務員パッシングばかりするが、もう少し公務員の購買能力に注目すべきだと思う。経済活性の意味では絶対に損だ。公務員をつぶしたら、自分のところに金がまわってくるがごとく思っている人があまりに多いことに驚く。

一つ気になるのは法務大臣が死刑執行に慎重なこと。くそな千葉大臣は退任寸前に死刑執行したが、そのあとはみな慎重。これでは日本の秩序は乱れに乱れてもおかしくない。これだけは気をつけなければならない。

コメント
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