映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を映画館で観てきました。
映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」は前作に引き続きトッド・フィリップス監督がメガホンを持ち、ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じる。今回はレディガガがジョーカーと心を通じ合う女性として登場する。前作はホアキンフェニックスの狂気に迫る怪演もありすばらしい作品だった。あれから5年たつのでディテールを忘れていたが、自分の(ジョーカーブログ記事)を見ているうちに、地下鉄の中での緊迫した場面を思い起こした。最後まで気の抜けない映画だった。
かなり前からパート2の予告編が放映されていて、レディガガの存在が明らかになる。予告編でのジョーカーのパフォーマンスに関心が引き寄せられて、どんな話になるのか楽しみにしていた。でも、直前に賛否両論とのウワサ。週刊文春の映画評で敬愛する芝山幹郎が珍しく星2つで驚く。映画が始まりいきなりアメコミ風のアニメ画面にジョーカーが登場する。どうなっていくのかワクワクする。
5人もの殺人を犯したアーサー(ホアキンフェニックス)は刑務所の中にいた。殺人を法廷で裁くにあたり、担当弁護士は被告が多重人格障害だと主張する。犯行時にジョーカーとなり心神喪失状態で責任能力がないとして無罪を勝ちとろうとする。
模範囚だったアーサーは別棟の監獄にいるリー(レディー・ガガ)と知り合う。リーは実家に火をつけて収監されていた。リーはもともとジョーカーに好意をもっていて、アーサーも惹かれて2人は恋に陥る。
前作のように傑作だとうなることはなかった。でも、映画自体は見どころが多く最後まで飽きずに観れた。
予告編を見る限りでは前作と連続しているとは思っていなかった。5人を殺して刑務所に入り、裁判で無罪有罪になるのか瀬戸際にいるアーサー(ジョーカー)が女性と恋に陥る話がベースである。刑務所内と法廷内のシーンがほとんどだ。しかも、ミュージカル仕立てになってアーサーとリーが歌うシーンが多い。いずれも名曲ばかりで自分が知っている曲も多い。心に沁みる曲もある。リアルと妄想が入り混じるシーンも多い。
題名の「フォリ・ア・ドゥ」とはフランス語で「二人狂い」とのこと。もう1人でなくなったジョーカーはスティービーワンダーの「for once in my life」をウキウキしながら歌い、リーと知り合った喜びを見せる。好きなシーンだ。ホアキンフェニックスの歌がここまで聴けるとは思わなかった。
でも、リー(レデイガガ)はやっぱり普通じゃない。ミュージカル映画を観るのに飽きて思わず放火癖が出てしまうのだ。火事になった刑務所から2人で脱出を図ろうとする。できるわけがない。犯行当時の心神喪失で無罪を勝ちとろうとする女性弁護士は精神科の医師の診断なども使い、犯行時に別人格のジョーカーだったことを訴えるのだ。街ではジョーカーの狂信的信者がいて応援する一方で、死刑が当たり前だとする人も多い。ところが、自分に対する侮辱と感じる発言で女性弁護士を解雇して、自ら1人で検察と対決するようになる。
2人が交わった結果愛の結晶が密かに育つことがわかって歌うカーペンターズの名曲「Close to you」も実に良かった。パリオリンピックにも登場したレディガガもさすがの存在感で良い曲は多い。予告編での期待度が大きく下がったわけでなく見どころはたくさんある。しかも、映像のレベルは高い。もっと刑務所以外の下界でのシーンが多いと良かったのでは?
でも、本来のジョーカーの世界とイメージが違うと感じる人が多いことで賛否両論となるのかもしれない。ウェイン家の匂いはない。最後は「え!そうなるの?」という感じで終わってしまう。色んな解釈がされているけど、ジャックニコルソンやヒースレジャーの名作のいくつかが存在しないようになると問題だ。
映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」は前作に引き続きトッド・フィリップス監督がメガホンを持ち、ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じる。今回はレディガガがジョーカーと心を通じ合う女性として登場する。前作はホアキンフェニックスの狂気に迫る怪演もありすばらしい作品だった。あれから5年たつのでディテールを忘れていたが、自分の(ジョーカーブログ記事)を見ているうちに、地下鉄の中での緊迫した場面を思い起こした。最後まで気の抜けない映画だった。
かなり前からパート2の予告編が放映されていて、レディガガの存在が明らかになる。予告編でのジョーカーのパフォーマンスに関心が引き寄せられて、どんな話になるのか楽しみにしていた。でも、直前に賛否両論とのウワサ。週刊文春の映画評で敬愛する芝山幹郎が珍しく星2つで驚く。映画が始まりいきなりアメコミ風のアニメ画面にジョーカーが登場する。どうなっていくのかワクワクする。
5人もの殺人を犯したアーサー(ホアキンフェニックス)は刑務所の中にいた。殺人を法廷で裁くにあたり、担当弁護士は被告が多重人格障害だと主張する。犯行時にジョーカーとなり心神喪失状態で責任能力がないとして無罪を勝ちとろうとする。
模範囚だったアーサーは別棟の監獄にいるリー(レディー・ガガ)と知り合う。リーは実家に火をつけて収監されていた。リーはもともとジョーカーに好意をもっていて、アーサーも惹かれて2人は恋に陥る。
前作のように傑作だとうなることはなかった。でも、映画自体は見どころが多く最後まで飽きずに観れた。
予告編を見る限りでは前作と連続しているとは思っていなかった。5人を殺して刑務所に入り、裁判で無罪有罪になるのか瀬戸際にいるアーサー(ジョーカー)が女性と恋に陥る話がベースである。刑務所内と法廷内のシーンがほとんどだ。しかも、ミュージカル仕立てになってアーサーとリーが歌うシーンが多い。いずれも名曲ばかりで自分が知っている曲も多い。心に沁みる曲もある。リアルと妄想が入り混じるシーンも多い。
題名の「フォリ・ア・ドゥ」とはフランス語で「二人狂い」とのこと。もう1人でなくなったジョーカーはスティービーワンダーの「for once in my life」をウキウキしながら歌い、リーと知り合った喜びを見せる。好きなシーンだ。ホアキンフェニックスの歌がここまで聴けるとは思わなかった。
でも、リー(レデイガガ)はやっぱり普通じゃない。ミュージカル映画を観るのに飽きて思わず放火癖が出てしまうのだ。火事になった刑務所から2人で脱出を図ろうとする。できるわけがない。犯行当時の心神喪失で無罪を勝ちとろうとする女性弁護士は精神科の医師の診断なども使い、犯行時に別人格のジョーカーだったことを訴えるのだ。街ではジョーカーの狂信的信者がいて応援する一方で、死刑が当たり前だとする人も多い。ところが、自分に対する侮辱と感じる発言で女性弁護士を解雇して、自ら1人で検察と対決するようになる。
2人が交わった結果愛の結晶が密かに育つことがわかって歌うカーペンターズの名曲「Close to you」も実に良かった。パリオリンピックにも登場したレディガガもさすがの存在感で良い曲は多い。予告編での期待度が大きく下がったわけでなく見どころはたくさんある。しかも、映像のレベルは高い。もっと刑務所以外の下界でのシーンが多いと良かったのでは?
でも、本来のジョーカーの世界とイメージが違うと感じる人が多いことで賛否両論となるのかもしれない。ウェイン家の匂いはない。最後は「え!そうなるの?」という感じで終わってしまう。色んな解釈がされているけど、ジャックニコルソンやヒースレジャーの名作のいくつかが存在しないようになると問題だ。