映画とライフデザイン

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映画「ソニはご機嫌ななめ」 ホン・サンス

2015-06-29 05:13:27 | 映画(韓国映画 2019年以前)
映画「ソニはご機嫌ななめ」は2013年の韓国映画だ。


ホンサンス監督が2013年ロカルノ映画祭で監督賞を受賞した作品ということでdvdを見てみた。
ちょっと変な映画だ。普通の女の子なのに年上の男性たちを自由奔放に手玉に取る場面を中心に映しだす。同じような会話を酒場でそれぞれの相手に繰り返す。比較的単調でいつもの韓国映画のようなドラマティックなストーリーの動きがない。韓国の若者が普通に酒を飲みながら交わす会話がこんな感じなのかなと思えば、社会勉強にもなるかもしれない。何でこんなのが監督賞と思うけど、よほどいい映画がなかったのであろう。

ソニ(チョン・ユミ)はアメリカ留学の推薦状を頼むため、チェ・ドンヒョン教授(キム・サンジュン)に会いに久しぶりに大学を訪れた。教授が自分に好意を寄せていることを知っている彼女は、良い推薦状を書いてくれるようにしむけるのだった。


さて次は先輩の元カレのムンス(イ・ソンギュン)。大学からの帰り道に偶然出会い、チキン屋でソニは、自分たちの恋愛話を映画に使ったとクダを巻く。でもどこか憎めないソニ。


さてさて3人目は、映画監督のジェハク(チョン・ジェヨン)。彼もまた先輩、街角でソニと偶然再会し、酒を飲み、そのまま夜のキスシーン。


ソニと彼女に気がある3人の男たち。しかし、自分たちの言葉を、本当のところ彼女がどう思っているのかわからない。男たちの間を猫のようにするりとすり抜けるソニ。彼女をめぐる四角関係が始まった!!(作品情報より)




男性陣は他の韓国映画で見たことあるメンバーがそろっている。チョン・ジェヨンは矢沢永吉そっくりなんで特に印象に残る。
その中でモテ女を演じるチョン・ユミは他の韓国整形美女たちに比較すると割と普通。ずうずうしく教授に推薦状の書きなおしなんて頼んだりしてね。でもこういうタイプの女の子って日本にも結構いる気がする。それに加えての韓国人らしい挑発セリフである。さしで飲んで、焼酎を何杯もお代わりして、両方ともベロベロになった時に交わす言葉がなんかおかしい。妙に反復で構成して計算してつくっているようにみえるけど、真意はよくわからない。普通だ。
コメント
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