映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「DAU ナターシャ」

2021-03-01 13:01:52 | 映画(欧州映画含むアフリカ除くフランス )
映画「DAU ナターシャ」を映画館で観てきました。

誇大広告ってこういうことなのかという映画である。
つまらない時はblogアップもしないが、近来になく呆れたので誤解して観に行く人のためにネタバレありで言っておきたい。

まず誇大広告から

実に、オーディション人数延べ39万2千人。衣装4万着。欧州史上最大の1万2千平米のセット。主要キャスト400人、エキストラ1万人。撮影期間40ヶ月。35mmフィルム撮影のフッテージ700時間。莫大な費用と15年もの歳月をかけて本作を完成させた。(作品情報引用)


どう見ても低予算で作られたのは見え見えだ。ちなみに、殆どが室内劇、キャストは少ない。エキストラもほとんどいない。ちなみにこれ撮るために40ヶ月かかったとは思えない。続編あるとはいうが、観るのはこれだけなんだからこの誇大広告はない。量産型の日本のAVよりもヒドイ。


科学者を収容する施設で働く2人の女給をクローズアップする。
①女給2人の大げんか②酒で酔ってメイクラブする外国人ハゲ科学者とナターシャ③大酒酔って大騒ぎの2人の女給④外国人のハゲ科学者とやったことがバレ、KGBの高官に訳もわからない拷問を受ける場面

大きくいうと、映画の構成はこれだけである。誇大広告も酷すぎる。それぞれがドキュメンタリーのように長い。2時間半以上のこの4シーンが30分~40分に収まっていて、全体の一部ならまだ納得するけど。


②に関しては、本当にやっているんじゃないかと思わせるような絡みの場面が延々と続く。これってまるでC級ポルノやAVみたいだ。④についても、拷問がキツい。スターリン時代の旧ソ連の粛清はあまりにも有名だけど、全裸にして、ブランデーのボトルを無理やりあそこに突っ込む。これも延々とやる。


ちょっと驚いた。

コメント
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