後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日は日曜日、教会へ行きました

2008年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム

教会の暦では今日が年間で最後の日曜日で、来週はいよいよ待降節の第一日曜日になります。カトリック小金井教会では32年前に完成した聖堂の記念日で、堅信式(洗礼のあとしばらくして信仰を強めるために誓を立てる式)がありました。明日、長崎で列福式があるのに幸田司教様がきて下さって堅信式を司って下さいました。前からの山本主任司祭との約束をまもって小金井まで来て下さいました。きっと午後に長崎まで行くものと思います。説教は、1582年に4人の天正少年使節の一人としてローマへ行った中浦ジュリアンが1614年の徳川家康の禁教令で1633年に捕縛され殉教したことについてでした。中浦ジュリアンも明日の188人の列福式で福者になります。そんな残酷な歴史を幸田司教様はやさしい語り口で訥々と話して下さいました。順朴で優しいお人柄なのか、中浦ジュリアンの性格もそうだったに違いないと思ってしまいました。

キリシタン禁教令は秀吉も発布したが、取締の厳しさは時代と場所によって異なったようです。長崎地方では武士も農民もキリシタンに同情的で、かなり後まで変装した神父さん達が活躍していたという。事実、中浦ジュリアンは1614年の家康の禁教令から19年もの間、変装して隠れながら神父の活動をしていた。彼は殉教したが決して孤独ではなかった。信者や仲間の神父が居たのだ。信仰を守るには仲間が必要で、声を出して「キリストは必ず復活する」と言い合う必要がある。それが今日の説教の結論でした。(終わり)


雑木林のお好きな方のために(1)3種類の雑木林

2008年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログは、「山林・杜の人のブログ」を主題にして、「クルーザーヨットのブログ」という副題で、記事を書いたり、写真を掲載しています。僕は生まれつきすぐイライラしたりカッとなったりする人間なので山林やヨットをみると心が落ち着くのです。しかし短気でない人々でも山林やヨットが好きな方が多いのも本当です。

そこで主題のことをもっと取り上げてみようと思います。若いころから雑木林が好きでした。35年ほど前に、山梨の山林を買って、小屋を作ったのもそのせいです。

山梨へ数しげく通っていろいろな雑木林を見たり、林の中を歩きまわったりすろと3種類の雑木林があることに気が付きました。(1)農民が手入れしている美しい林、(2)都会の人々が手入れしている林、(3)人間が放棄した林、の3種類です。

したの写真の紅葉の林の向こう側は高台になって畑が広がっています。寒い北風を防ぐ重要な林として、農民が下枝を切ったりして仕上げていった美しい雑木林です。

手前の水田は多量の水を使いますので低い谷を平らに広げて使っています。このように美しい雑木林は農業の重要な一部として代々大切にされてきました。

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人間が手入れをしないと雑木林は見て美しいと感じないものです。

下の写真は小屋の窓の外の林です。毎年、下草を丁寧に刈ってもらっています。

一般的に別荘の管理費の多くは周辺の林の下草刈りと倒木の除去に使われます。

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昔は、村人は山から採ってきた薪で風呂を焚いたり炊事をしました。囲炉裏の燃料も薪です。したがって村人は山を大切に管理して常に薪が絶えないようにしました。もちろん家を作る材木は高価で、林業は重要な産業でした。しかし日本の高度成長が始まると農村でも薪がプロパンガスに変わり、材木は外国から輸入されるようになりました。もう山林は必要が無くなったのです。人々は昔から育てていた雑木林を放棄してしまったのです。そのような林の写真を2枚ご紹介いたします。

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このような荒れた雑木林が本来の自然な雑木林です。11月22日の午前中に散策しながら写真をとりました。40mくらい離れて20匹くらいのサルの群れがつかずはなれず附いてきました。自然林は野生のサルが好きようです。

この自然に近い雑木林の良い点は次回に書きます。(終わり)