カトリック中央協議会は長崎での列福式を11時30分から午後4時までインターネットでライブ配信しました。ここに掲載しました写真はデスクトップの画像をデジカメで撮ったものです。尚、最下段の最後の写真の出典は朝日新聞IT版:http://www.asahi.com/national/update/1124/SEB200811240009.html?ref=rss
司式は、教皇ベネディクト十六世によって教皇代理に任命された教皇列聖省庁前長官ジョゼ・サライバ・マルティンス枢機卿が行いました。
1603年から1639年にわたって信仰を捨てないで徳川幕府に処刑されたペトロ岐部と187人の殉教者を、ローマ法王が福者と宣言する式典は日本でははじめてでした。
式典は188人の殉教者の子孫の代表が遺物を祭壇に供えることから始まりました。
続いて岡田大司教が188人の殉教の証拠やいきさつをローマから来たマルティンス枢機卿へ説明し、福者として正式に認めるように願います。
それを受けて、ローマ法王は認めますという宣言をジョゼ・サライバ・マルティンス枢機卿が代読します。
この間の儀式の司式はローマ法王から派遣された白柳枢機卿がしました。
そこまでが1時間、そしてその後3時間の感謝のミサが行われました。圧巻はミサの最中に長崎県営野球場に集まった約3万人のカトリック信者の全員へ聖餅を与えるところでした。全国から集合した司教や神父様たち200人位が外野席から内野席まで散らばって一人一人に聖餅を下さいました。
今日の正午から午後4時まで、家内とともPCの前に座ってミサに参加することが出来ました。インターネット技術のお陰で、はるか長崎の式典へ参加するという体験をしました。
個人的なことですが1974年頃、塚本神父様の立川教会で私達の堅信式をしたときに司式して下さったのが、当時の白柳大司教様でした。その後も何度か白柳大司教様の感動的な説教を聞きました。10年以上拝眉しませんでしたが、今日、はからずもお元気なご様子を見て嬉ししさに堪えません。それに当時、立川教会で塚本神父様のお世話をしながら作曲をしていた新垣さんの曲が長崎から聞こえてきました。立川教会のことが懐かしくいろいろ思い出されました。当時、洗礼を受けたとき代父をして下さった山本教授のご子息が現在、小金井教会の主任司祭様です。それに昨日、小金井教会で堅信式を司式して下さった幸田司教さまも今日の長崎の式典の壇上におられるのを見て嬉しく思いました。
(終わり)