後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

本日の長崎での列福式の模様

2008年11月24日 | 写真

028

004 007 014 020 021 022 023 025 027 045 052 Seb2008112400101

カトリック中央協議会は長崎での列福式を11時30分から午後4時までインターネットでライブ配信しました。ここに掲載しました写真はデスクトップの画像をデジカメで撮ったものです。尚、最下段の最後の写真の出典は朝日新聞IT版:http://www.asahi.com/national/update/1124/SEB200811240009.html?ref=rss

司式は、教皇ベネディクト十六世によって教皇代理に任命された教皇列聖省庁前長官ジョゼ・サライバ・マルティンス枢機卿が行いました。

1603年から1639年にわたって信仰を捨てないで徳川幕府に処刑されたペトロ岐部と187人の殉教者を、ローマ法王が福者と宣言する式典は日本でははじめてでした。

式典は188人の殉教者の子孫の代表が遺物を祭壇に供えることから始まりました。

続いて岡田大司教が188人の殉教の証拠やいきさつをローマから来たマルティンス枢機卿へ説明し、福者として正式に認めるように願います。

それを受けて、ローマ法王は認めますという宣言をジョゼ・サライバ・マルティンス枢機卿が代読します。

この間の儀式の司式はローマ法王から派遣された白柳枢機卿がしました。

そこまでが1時間、そしてその後3時間の感謝のミサが行われました。圧巻はミサの最中に長崎県営野球場に集まった約3万人のカトリック信者の全員へ聖餅を与えるところでした。全国から集合した司教や神父様たち200人位が外野席から内野席まで散らばって一人一人に聖餅を下さいました。

今日の正午から午後4時まで、家内とともPCの前に座ってミサに参加することが出来ました。インターネット技術のお陰で、はるか長崎の式典へ参加するという体験をしました。

個人的なことですが1974年頃、塚本神父様の立川教会で私達の堅信式をしたときに司式して下さったのが、当時の白柳大司教様でした。その後も何度か白柳大司教様の感動的な説教を聞きました。10年以上拝眉しませんでしたが、今日、はからずもお元気なご様子を見て嬉ししさに堪えません。それに当時、立川教会で塚本神父様のお世話をしながら作曲をしていた新垣さんの曲が長崎から聞こえてきました。立川教会のことが懐かしくいろいろ思い出されました。当時、洗礼を受けたとき代父をして下さった山本教授のご子息が現在、小金井教会の主任司祭様です。それに昨日、小金井教会で堅信式を司式して下さった幸田司教さまも今日の長崎の式典の壇上におられるのを見て嬉しく思いました。

(終わり)


今日の正午、長崎での列福式がITで見られます

2008年11月24日 | うんちく・小ネタ

今日の正午から長崎県営野球場、ビックNスタジアムで188人の殉教者を福者に列する式典があります。

その実況の模様がインターネットで11時30分から見ることができます。そのURLは;

http://www.kibe187.com/movie.html です。

司式は、教皇ベネディクト十六世によって教皇代理に任命された教皇列聖省庁前長官ジョゼ・サライバ・マルティンス枢機卿が行います。

ペトロ岐部と187殉教者を福者と宣言する式典は、列福式としては日本初です。

日本の宗教の歴史において注目すべき事と思いましたので、広くご案内申し上げます。

(終わり)

Top1


雑木林のお好きな方のために(2)自然の林と動物たち

2008年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

人々が雑木林から材木や薪をとらなくなって久しい。林は自然の状態へかえる。人間の手が入らない雑木林は倒木が増え、いろいろな草木が生えてくる。人間が一種類だけの樹木を整然と植えた林は雑然となって来る。いろいろな樹木が混じってくる。混生の林になる。見るといかにも荒々しい景観になって来る。小生の山林の中の小屋の付近の雑木林は倒木が多く、整然と植林した面影が無くなってしまった。

景色として美しくなくなった林があちこちにある。特に少し山に登ればすべてが自然林になってしまった。

しかし、「見て美しい」とは、人間の勝手で、野生の動物たちにとっては安住の地になって来た。動物にとっては住みよい場所になる。数も増える。山林の中の小屋の回りには、イノシシ、サル、日本シカ、クマなどが急に増え、時々見かける。イノシシやクマは神経質でめったに姿を見せない。しかし「鹿子模様」の日本シカは車の前を横切る習性があるのか再三見る。

馴染みはサルの群れで、よく会う。「オーイ、元気か?食べ物に困っていないか?」などど優しいことを言ってやる。しかし20m以内には近づいて来ない。用心しているのだ。先日の朝は、薪ストーブを焚いて、コーヒーを淹れていたら、遠くから窓の中を覗き込んでいる。何をしているのか好奇心いっぱいで見ているのだ。小屋の周りを歩いたり木に登って素通しのガラス窓のなかの朝食を覗いている。

雑木林や山の森林が自然にかえると野生の動物が増える。農家にとっては困ることだ。しかし人間が破壊してきた自然環境がもとの状態へ少しでも戻ることは良いことに違いない。少なくとも長期的に考えれば良いことに違いない。

自然にかえった雑木林は倒木が多く、薪ストーブのための燃料を簡単に採れる。

車で少し離れた雑木林に行って薪を取っている。陽が差し込んで実に平和な風景が広がっている。長い倒木を40cmの薪に切りそろえる。ノコギリを挽く音の間に時々、梢を渡る風の音がして、紅葉した落葉が降ってくる。薪ストーブの楽しみの一つは、この雑木林の中の静かな時間を楽しめることである。

下の2枚の写真は今回撮った薪ストーブの様子で、後ろに立っている金網は濡れた薪を乾かす箱です。(終わり)

11_021_2 11_022