後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

地味な黄葉の山林

2008年11月10日 | 写真

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昨日は、朝7時に家を出て、9時30分に山林の中の小屋に着いた。曇りながら見通しの良い天候である。甲斐駒、八ヶ岳の峰のひだに雪がつもり、山肌が立体的に見える。山林の中の小屋は寒い。今にも雪がちらつきそうな寒さである。

すぐに薪ストーブを燃やす。煙がストーブから煙突に吸い込まれるゴーッという音がして、部屋中が温まる。薪をくべながら、午前中は読書で過ごす。窓の外には下の写真のような地味な黄色にそまった雑木の大木が木枯らしに揺れている。雑木はコナラ、クヌギ、ヤマカシ、ミズキ、ヤマウルシなどなど。小屋を作った1973年にはヒョロヒョロした小さな木々であった。35年たつと腕がやっと廻るくらいの大木になる。

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亭々と聳える木々の黄葉を見ていると時の流れの不思議さに心がうたれる。

持参のシチューの鍋をストーブで暖め、昼食。午後は薪つくりをして帰宅した。

薪取りの途中、鬼家さんの山荘を訪ねる。彼のブログ、http://sizen068.blog95.fc2.com/の記事のとうり元気だった。

帰路に武川米の農林48号の新米と野菜を色々買い帰宅する。(終わり)

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撮影場所:山梨県北杜市武川町柳沢の小屋の窓から、撮影日時:11月9日、

撮影者:Mrs.藤山

 


差別意識の複雑さーーひかるのさんのコメントのご紹介ーー

2008年11月10日 | 日記・エッセイ・コラム

オバマさんが大統領に(3)へ、ひかるのさんからコメントを頂きました。

人間の差別意識の複雑さを明解に描き出しています。そんしてその差別意識を克服する決定的な方法をおっしゃっています。下の文章の最後の部分です。

ーーーー異民族の文化を理解することによって 初めて差別はなくなり、相手に対する尊敬の気持ちも生まれてくるように思います。ーーーーなんと力強い言葉でしょう!私も全く同感です。このブログで何時も外国のことを取り上げているのはこのメッセージをお伝えしたいためです。そして自分自身の差別意識を克服するためです。

そういう問題を中心にしたブログですのであまり面白くないブログです。申し訳有りません。

=======ひかるの様のコメント(原文)==========

藤山様

人間というのは不思議な生き物です。
アメリカでは有色人種に対する差別がありますが、欧米人のアジアに対する差別意識もどこかにあるように思います。

それは、欧米人がアジア人よりも高い文明を持っている人種という意識からきているようにも思います。
アジアやアフリカでは 欧米による植民地化の結果、そこでは何をしても許されるという意識が生まれ、それが今でも根強く残っているように思います。

バンコクやカトマンズでよく欧米人に会いますが、私もネパール語やタイ語を話し、現地人のように思われます。
話しかけると現地人だと思い、冷たくあしらわれることもたびたびですが、日本人であるというと 態度が一変するから不思議です。

確かに欧米諸国は近代化され、文明という部分では一歩先を進んでいるかもしれませんが、文化という部分ではどうだろうという気がします。
文明はものによって比較が出来ますが、文化の深さや豊かさは比較できません。
異民族の文化を理解することによって 初めて差別はなくなり、相手に対する尊敬の気持ちも生まれてくるように思います。

                            ひかるの

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ひかるのさんは現在、日本へ帰っていらっしゃっています。アジア諸国で収集した膨大な染織作品の展示会の準備をされています。是非、ブログ;http://asiancloth.blog69.fc2.com/ をご覧下さい。

皆様のご健康をお祈り致します。     藤山杜人