今日は高山植物の花々をご紹介します。その後で高山植物の花々にまつわる思い出を書いてみたいと思います。
まず高山植物の花々の写真をお送りいたします。
1番目の写真は日本の北アルプスの高山植物の花畑です。
出典は「山岳ギャラリー」、http://izanaikamada.web.fc2.com/new_natsu_1.html です。写真を撮った方は鎌田則雄さんという山岳写真家です。鎌田則雄さんは、20代の頃に山へ入って以来、約30年もの歳月をかけて撮影を続ける山岳写真家です。 日本アルプスはもちろん、全国各地の美しい山の情景を写真に撮りました。
2番目の写真も鎌田則雄さんの作品です。写真の出典は1番目の写真と同じです。
3番目の写真は「高山植物の女王」と称される小さくも美しいコマクサの花です自然・植物写真家の高橋修さんが撮りました。出典は、https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=147 です。
4番目の写真は高山植物で有名なチングルマの花です。
写真は克ちゃん (id:arb_takahashi)のブログからお借りしました。(http://arb-takahashi.hatenablog.com/entry/2017/07/29/124508 )
チングルマの自生地の大群落で有名なのは、大雪山旭岳裾合平、秋田駒ヶ岳ムーミン谷、白馬大出原などだそうです。
5番目の写真は高山のリンドウの花です。
写真の出典は、https://pixabay.com/ja/photos/リンドウ-花-almの-774987/ です。
6番目の写真は北海道の大雪山のエゾノツガザクラの花です。
写真の出典は、http://www.sounkyo.com/ezonotugazakura.html です。
7番目の写真は高山に咲くサギソウ(鷺草)の花です。
写真の出典は、https://s.webry.info/sp/tomujii.at.webry.info/201308/article_7.html です。
さて高山植物の花々にまつわる思い出を書いてみたいと思います。
私は長い生涯で高山植物の花々が一面に咲いている光景を2度だけ見たことがあります。1度目は北アルプスの大天井岳の斜面でした。そうして2度目は夏の白夜のスウェーデンの野原でした。
あれは23歳の夏でした。北アルプス表銀座に登り縦走したのです。
JR大糸線の穂高駅から中房温泉に泊り、燕岳を乗り越して、大天井岳、西岳と尾根道を縦走し、槍の肩の小屋に泊りました。
その時、大天井岳の下の広い斜面に1番目と2番目の写真に示したような花畑があったのです。
中房温泉から燕岳への急坂に疲れ切っていた私はうつむいて歩いていたのです。すると突然眼前に高山植物の花畑が広がったのです。それは息を飲むような美しい光景です。疲れ切っていたので一層感動したのです。
山の上にこんな広い花畑があるとは想像もしていなかったのです。その後は足取りも軽く槍の肩の小屋まで登ったのでした。
翌日は南岳へ尾根道を縦走し、難所の大キレットを慎重に渡り北穂小屋に泊りました。
あとは穂高の主峰に登り、カラ沢を下り、梓川沿いに上高地に出て一泊しバスで松本へ帰りました。
大天井岳の下の広い斜面で見た花畑の光景は一生忘れられない思い出になったのです。
2度目に高山植物の花畑を見たのは夏のスウェーデンでした。
1972年にストックホルムにある王立工科大学に招ばれ8月から11月にかけて4ケ月間程住んでいたことがあります。私を招んでくれたのエケトルプ教授でした。
自宅にも何度も招待されました。
そうしたらエケトルプ教授の家の裏の野原に一面高山植物のような花々が咲いていたのです。色とりどりの花々が白夜のうす暗い中に夢幻のように広がっています。
裏に塀や柵がなく野原が果てしなく花畑になっているのです。感動しました。
スウェーデンは緯度が高いので夏は白夜で太陽の光も弱々しい国です。ですから日本の高山植物のような花々が平野の野原に咲いているのです。
エケトルプ教授に聞くと、「草花の種を買って来て家の周りの野原に播いたのです」と言います。
そして「よく見て下さい。日本の高山植物のように見えますが、種類は違います」とも云ってました。
あの懐かしいエケトルプ教授が亡くなってからもう何年もの月日が流れました。
しかしエケトルプ教授の家の周りに咲いていた高山植物のような花々が忘れられません。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
まず高山植物の花々の写真をお送りいたします。
1番目の写真は日本の北アルプスの高山植物の花畑です。
出典は「山岳ギャラリー」、http://izanaikamada.web.fc2.com/new_natsu_1.html です。写真を撮った方は鎌田則雄さんという山岳写真家です。鎌田則雄さんは、20代の頃に山へ入って以来、約30年もの歳月をかけて撮影を続ける山岳写真家です。 日本アルプスはもちろん、全国各地の美しい山の情景を写真に撮りました。
2番目の写真も鎌田則雄さんの作品です。写真の出典は1番目の写真と同じです。
3番目の写真は「高山植物の女王」と称される小さくも美しいコマクサの花です自然・植物写真家の高橋修さんが撮りました。出典は、https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=147 です。
4番目の写真は高山植物で有名なチングルマの花です。
写真は克ちゃん (id:arb_takahashi)のブログからお借りしました。(http://arb-takahashi.hatenablog.com/entry/2017/07/29/124508 )
チングルマの自生地の大群落で有名なのは、大雪山旭岳裾合平、秋田駒ヶ岳ムーミン谷、白馬大出原などだそうです。
5番目の写真は高山のリンドウの花です。
写真の出典は、https://pixabay.com/ja/photos/リンドウ-花-almの-774987/ です。
6番目の写真は北海道の大雪山のエゾノツガザクラの花です。
写真の出典は、http://www.sounkyo.com/ezonotugazakura.html です。
7番目の写真は高山に咲くサギソウ(鷺草)の花です。
写真の出典は、https://s.webry.info/sp/tomujii.at.webry.info/201308/article_7.html です。
さて高山植物の花々にまつわる思い出を書いてみたいと思います。
私は長い生涯で高山植物の花々が一面に咲いている光景を2度だけ見たことがあります。1度目は北アルプスの大天井岳の斜面でした。そうして2度目は夏の白夜のスウェーデンの野原でした。
あれは23歳の夏でした。北アルプス表銀座に登り縦走したのです。
JR大糸線の穂高駅から中房温泉に泊り、燕岳を乗り越して、大天井岳、西岳と尾根道を縦走し、槍の肩の小屋に泊りました。
その時、大天井岳の下の広い斜面に1番目と2番目の写真に示したような花畑があったのです。
中房温泉から燕岳への急坂に疲れ切っていた私はうつむいて歩いていたのです。すると突然眼前に高山植物の花畑が広がったのです。それは息を飲むような美しい光景です。疲れ切っていたので一層感動したのです。
山の上にこんな広い花畑があるとは想像もしていなかったのです。その後は足取りも軽く槍の肩の小屋まで登ったのでした。
翌日は南岳へ尾根道を縦走し、難所の大キレットを慎重に渡り北穂小屋に泊りました。
あとは穂高の主峰に登り、カラ沢を下り、梓川沿いに上高地に出て一泊しバスで松本へ帰りました。
大天井岳の下の広い斜面で見た花畑の光景は一生忘れられない思い出になったのです。
2度目に高山植物の花畑を見たのは夏のスウェーデンでした。
1972年にストックホルムにある王立工科大学に招ばれ8月から11月にかけて4ケ月間程住んでいたことがあります。私を招んでくれたのエケトルプ教授でした。
自宅にも何度も招待されました。
そうしたらエケトルプ教授の家の裏の野原に一面高山植物のような花々が咲いていたのです。色とりどりの花々が白夜のうす暗い中に夢幻のように広がっています。
裏に塀や柵がなく野原が果てしなく花畑になっているのです。感動しました。
スウェーデンは緯度が高いので夏は白夜で太陽の光も弱々しい国です。ですから日本の高山植物のような花々が平野の野原に咲いているのです。
エケトルプ教授に聞くと、「草花の種を買って来て家の周りの野原に播いたのです」と言います。
そして「よく見て下さい。日本の高山植物のように見えますが、種類は違います」とも云ってました。
あの懐かしいエケトルプ教授が亡くなってからもう何年もの月日が流れました。
しかしエケトルプ教授の家の周りに咲いていた高山植物のような花々が忘れられません。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)