後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、東京に残る稲作農業の写真を撮りに行く」

2020年07月09日 | 日記・エッセイ・コラム
私どもは1962年から東京の西の郊外の日野や小金井に住んでいます。当時は日野の甲州街道沿いの家々の裏側には広い水田があり稲作農業の地帯でした。小金井にも野川沿いに少し水田がありました。
その後経済の高度成長が続き水田は徹底的に埋められ住宅が並ぶようになりました。
現在、稲作の水田を探してもなかなか見つけることが出来ません。
やっと見つけた場所は八王子市の秋川べりの高月町と、それに隣接する「あきる野市」の一角だけです。
今日の午後にこの稲作農業の風景の写真を撮って来ました。
始めの2枚の写真は稲作水田の風景です。3枚目は畑の隅に咲かせたグラジオラスです。







4番目の写真は水量豊かな秋川です。多摩川の支流です。
この地域は秋川のお陰で平安時代以前から水田が作られていた様子です。

5番目の写真は高月町の山際にある古刹、圓通寺です。圓通寺は平安時代に讃海(天暦年間947-956寂)が開山となり創建したといいます。
天正19年(1591)徳川家康より寺領10石の御朱印状を拝領しました。近郷に数多くの塔頭・末寺・門徒寺を擁する中本寺格の寺院だったのです。

この一帯は昔も今も稲作農業の盛んな地域なのです。写真を撮っていると遠方の森でカッコーが鳴いています。その声は平安時代から変わらないのです。悠久の時の流れです。こんな悠々とした気分はなかなか良いものです。今日のつまらない日記でした。