後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、府中市美術館に行く、そして牛島憲之の話」

2020年07月18日 | アート・文化
今日も雨です。鬱陶しいので府中市美術館に行って絵画を少し見ました。
府中市美術館は牛島憲之の記念館を兼ねています。久しぶりに見た彼の絵で気分が良くなりました。
7枚の写真をお送りいたします。はじめの5枚は今日の府中市美術館で撮った写真です。あとの2枚は牛島憲之の「伊豆の魚港」と「墨東」です。













牛島 憲之は1900年に生まれ 1997年に没しました。洋画家で熊本県熊本市二本木町で生まれました。
風景画の作品が多く、柔らかな線と穏やかな色彩を特徴とする。牛島の描くモティーフの種類はある程度限定され、同じ風景が数多く繰り返し描かれています。
熊本の裕福な地主の息子に生まれ、東京芸大卒で岡田三郎助に師事します。帝展入選以後、秀作美術展を中心に出品を重ねました。
日展に入選後も絵を売らず、また華やかな場に参列することも少なく、画家とは名誉ではなく描き続けることであるという立場を貫いたのです。家族には「絵の具とカンバスと、雨風しのげて目と手があれば、絵は描けるんだよ」と言い続けたそうです。
世田谷区在住でしたが、多摩川近郊、特に府中によくスケッチに出かけた縁から、東京都府中市の府中市美術館に遺族が寄贈した作品100点が収蔵されています。そんな経緯から府中市美術館は牛島憲之の記念館を兼ねています。