後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「松江の宍道湖のウナギの蒲焼き」

2024年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム
松江の宍道湖のウナギの蒲焼きも美味しいものです。
詳しくは、https://jimohack.shimane.jp/matsue/222/ をご覧ください。
松江のうなぎは「宍道湖七珍」の一つにもなっている郷土料理です。




「鮎料理で有名だった坂東梁の閉店」

2024年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム
利根川の中流にある坂東梁から以前は毎年手紙が来ていました。今年も7月1日から9月30日まで営業を致しますのでお越しくださいと書いてあります。

1番目の写真は坂東梁です。関越道路の渋川インターを出て、前橋方向に戻り利根川を渡るとすぐにこの坂東簗があります。
2番目の写真は鮎を焼いている様子です。店の玄関を入ると直ぐに左手に広い焼き場があり、菅笠をかぶった職人たちが汗を流して熱心に数多くの鮎を焼いています。鮎料理はこの塩焼きだけでなく、味噌焼き、鮎の甘露煮、鮎のフライ、鮎のうるか、鮎のお澄まし、鮎ごはんなどが出ます。

3番目の写真は客席からの風景です。客席に座ると上の写真のように木を組んだ簗が見え、その向こうに利根川と榛名山が広がっています。

4番目の写真は鮎を捕る梁です。鮎料理を注文すると、料理が来るまでしばらく時間がありますので、上の写真のような簗に降りて行き、しばし水流を眺めます。

5番目の写真は家内が鮎を食べているところです。昔、幼少の頃、多摩川の天然鮎を沢山食べたことを思い出すそうです。このように利根川で取れた鮎を川風に吹かれながら食べる風習はもう少なくなってしまったのです。夏の風物詩が一つなくなり、淋しくなりました。

鮎料理で有名だった坂東梁をご紹介致しました。

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「霞ヶ浦に棲んでいる巨大なアメリカ鯰」

2024年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム
加藤 英明 さんのブログから転載します。http://shizuokakameken.seesaa.net/article/486281948.html
霞ヶ浦で巨大なナマズ類が捕獲されています。
その正体は、アメリカ原産の外来種、アメリカナマズIctalurus punctatusです。最大130cmを超える大型の肉食魚です。
アメリカナマズは、1971年にカリフォルニアから持ち込まれ、その後、各地に放されて拡散しました。霞ヶ浦では、1981年頃に野外で捕獲されるようになり、その後増殖しました。
加藤 英明 さんとナマズの写真をお送り致します。

「ドイツ人のニシンとウナギと鯉の食べ方」

2024年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム
ドイツに住んでいた1969から1970年、魚をよく食べた。ニシンやマスは小麦粉をまぶしてムニエルにする。ところが魚売り場を良く見ると平べったい鯉も売っている。うろこがほとんどないドイツの鯉である。溶いた小麦粉をつけて煮え立つ油でカラリと揚げるて食べる。タラの切り身はムニエルやポアレ。ノルウエー産サケの切り身は高級な塩引きになる。ニシンは香草とともに酢づけにしてガラス瓶に密閉して売っている。

1番目の写真は香草とともに酢づけにしてガラス瓶に入れたニシンです。
ウナギは燻製にするか、生のままぶつ切にしてアールズッペというスープにする。ある時、ライン河の生きたウナギが市場でうごめいていた。購入し、苦労して三枚におろして蒸し上げ、醤油、砂糖、日本酒で作ったタレをかけ、オーブンで焼き上げた。香ばしい匂いが家中に漂う。
大きな期待で食べたら不味い!ライン河のウナギは小骨が硬く、蛇を想像させるような野生の嫌な匂いがして食べられたものでない。用意した高級なモーゼルワインも台無し。土浦の天然仕立てウナギを食べるたびに、ラインウナギのまずさを思い出して苦笑を禁じえない。

2番目の写真は燻製にしたウナギです。

3番目の写真は皿にもった燻製にしたウナギです。

4番目の写真はドイツ鯉です。
鯉は切身にして粉をまぶしてフライパンでバターで焼いて食べます。
ドイツの魚文化で特筆すべきマテイエステー・ヘリングという一品がある。生のニシンを琵琶湖のフナずしのように発酵させたものである。マテイエステー・ヘリングという。イカの塩辛とくさやの干物をミキサーにかけたような味である。はじめは臭くて食べられない。しかし、たいていのレストランのメニューにあり、腐ったような感じのグチャグチャに身が崩れた一匹が大きな皿に出てくる。結構高価である。はじめは辟易(へきえき)したが、二、三回食べて病みつきになってしまった。
しかし、マテエステー・ヘリングにも上出来や失敗作もある。上出来なものは臭いが高貴な味がする。出来損ないは腐ったような味がするだけである。日本では一度も見たことがない。どこの国にも、どこの地方にも独特な魚の食文化があり、われわれの人生を味わい深いものにしている。これもクオリティー・オブ・ライフを決定する重要な文化である。
私は1969年にドイツにう行くまで、長い間、ヨーロッパ人は魚を食べないと思い込んでいた。しかし彼等に混じって生活をすると実に良く魚を食べることに吃驚した。特に最近は日本の寿司の普及で生の魚を食べるのも普通になったと言う。
人類の経済活動が国際的に広がって、いわゆるグローバル化して来た。経済活動がグローバル化したのと並行して食文化もグローバル化したのだ。各国の魚の食べ方も例外ではない。

今日はドイツ人のニシンとウナギと鯉の食べ方をご紹介いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)