大学の工学部を卒業した私はコチコチの理系で芸術に関心がありませんでした。芸術に盲目でした。結婚したら妻が私の目を開いてくれました。初めて見た画が『笛を吹く少年』でした。エドゥアール・マネが1866年に描いた油絵です。
この写真が『笛を吹く少年』です。写実的でわかりやすい絵です。力強く写実的な画だと感動しました。
その後ドイツに住んだので数多くの美術館に行きました。圧倒的の多いのが宗教画の美術館でした。宗教画はあまり芸術的ではないのです。
イエス様の復活を信じず、疑いながら脇腹の傷に触れるトマスと哀れみの眼差しを注ぐイエスの画に感動しました。デューラーの作品の美術館や数は少ないのですが印象派などの絵を展示した美術館もありました。
宗教画や印象派などの原絵を数多くに見たおかげで西洋の絵画が楽しめるようになりました。