春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

本当に便利? 『マイナンバー』

2017-09-15 14:12:00 | ライフワーク

日本年金機構から或日、突然、法改正から税務署提出用の公的年金の受給者の源泉徴収票に受給者および扶養親族等にマイナンバの記載が必要となった。
同封の申告書をマイナンバーのコピーと併せ、期日までに提出しなさい、とのことであった。
*記入もれや提出が無い場合は扶養控除が受けられず、税徴収される旨の半ば脅し文句が入っていた。
<こんなものが8枚もある煩雑、膨大な資料>

◇書き方については
手引き書はあるものの、添付の通り、細かい文字がぎっしりと埋められた、8枚に及ぶ膨大な文書であった。
文書を一通り、目を通すのも大変な上に、申告書を記述する上、で、あっち見ろ、こっち見ろと、何回も読み返し、疑心暗鬼の世界であった。

何とか、必要事項を埋めたものの、難解な記述展開に記入者の立場を理解した手引きにはほど遠かった。
こんな申告書を果たして、一発で書ける人がいるのであろうか?
そもそも脳味噌が固化しかかった年寄りに、させるのかと、思いつつ、法の規範から、避けて通れなかった。

◇全然つながらない電話
それでも、自分なりの理解で一通り、埋め合わせ、提出先に事前チエックを受けようと問い合わせを試みた。
ところが
「こちらはネンキンダイアル、只今、大変電話が混みあっています、改めて、電話のかけ直しをお願いします」の繰り返しで、午前中から、全然繋がらなかった。
ひょっとして昼休みはスポットが生まれるのではと思ったが、やはり駄目であった。
チエックを受けるだけの状態の提出書類を前に、早く処理したいと思いつつ、執念で電話をかけたが、全然変わらなかった。

もうこれは正面攻撃ではだめかと、ネットを探ってみる。
ネンキンダイヤル以外の相談窓口は各地域にはあったが、直接伺い面談での応対のみで、電話の応対はやっていないことであった。
結局、間口を絞られた、ネンキンダイアルを忍耐強くひたすら待ち続けるしかなかった。

気を取り直し、虚しいカラダイヤルに半ば、諦めていたが17時過ぎに、奇跡的にスポットが生まれ、先方の生の声を聞き出すことが出来た。
その間のやりとりはものの5分余りであったか丸半日かかって、の通じぬ電話であった。晴れて疑問点を聞き出すことが出来、書類を完成、その日の内に何とか投函出来た。


年初の確定申告では本人確認でマイナンバーを提示するだけであったが、法改定で此処までやらされる、難渋越に、怒り心頭であった。
そもそも政府広報のマイナンバーの3つの目的が上げられているが中でも関係深いのが

「①国民の利便性の向上」
「面倒な行政手続が簡単になります。」
と恰好良い言葉が並べてあるが、こんなので本当に手続き簡単化なのか、実態とかけ離れている。


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