春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

立川マンドリンに魅せられ

2015-11-13 10:42:00 | 舞台・ライブ
紅葉も徐々に色づき更けゆく秋から、初冬への装いへ
慌ただしく駆けめぐる秋の一日である。
ここの所、身に降りかかる、災いに、翻弄され、どうしても
神経がそちらに行ってしまい、鬱陶しい気分が、ついて回る。
病も気からではないが、少しでも、目の前を変えて、気を
紛らすことが必要であった。
折しも、毎年の恒例行事として、立川マンドリンクラブから
定期演奏会演奏会の案内を頂き、久しぶりに生の音に触れ
たく会場に向かう。
<地ビールKAMIKAZEの看板>

演奏場所はJR南武線、西立川駅から近く、線路を挟んで南側
に出る立川市民会館に出る。
その踏み切りの線路脇にKAMIKAZEの奇抜なモニュメントの大
きな怒看板が目につく。
こんな所にと思うが、地ビールを造り、蔵元で味わうことが
出来る。
拘りを持ったオーナの意志で米国人の杜氏が造った地ビール
の名のようである。
KAMIKAZEの呼称の奇縁は果たしてなんだろうか?
呑み助は演奏会とは全く縁の無い、ビールに駆り立てられる。

<立川市民会館>

会場前では既に行列、団塊の世代から、既に現役を退いた
白髪組のオジサンや色鮮やかなかつらのオバサン族が開館前
までの時間に群れをなしている。

加齢と共にいたしかたないが、自前の耳も難聴気味で、出来れ
ば演奏に近いところで、ダイナッミックな玄の響きを直に触れ
たかったが、前の方は既に満席、最終列に近い所しか空いてな
かった。

<演奏者の背後には立川マンドリンクラブの看板とシンプル>

演奏前、人の出入りやら、ざわつく客席の中、演奏を待つ。
演奏の案内と共に、客席の照明が徐々に暗くなり、ステージ
側が、徐々に照明でライトアップされたマンドリンクラブの
皆さんが、清楚な制服で統一された衣装で眩しく、ステージ
一杯に現れる。
騒がしかった場内も自然と静寂となり、演奏前の緊張感が
、会場内が自然と覆われ、音楽会独特の、雰囲気が盛り立て
てくれる。

<熱帯びる40数名の演奏者>

定期演奏会はテーマが定められ、そのテーマに沿って、導入
部分の演目が決まり、今回のテーマは「夢」を追ってゆく。
夢に因んだセミクラシックから、井上陽水の捜し物は
何ですか♪♪・・・♪
で馴染む「夢の中へ」で、爪弾く弦の響きに自然と心地よく
夢の世界に入ってゆく。
二部は北欧フィンランドのカレリア組曲やフィンランド讃え
る賛歌にパーカッションを交えた音に高揚していく。
後半はNHKの朝の連ドラ「マッサン」の主題歌として練り上
げられた「麦の歌」はウィスキー発祥の地、スコットラン
ドに因んだものである。
繰り返し演奏される歌の基調はああ、あの曲かと聞き覚える
メロデーが体の中に自然と浸透する。
力強いスコットランド民謡にスケールの大きさは大合奏に相
応しく魅せられる。

最後はファンタジア九州として、馴染みの「五木の子守歌」
「ひえつき節」など里の風情を思い起こす世界をマンドリン
やギターならではの合奏でエンデイングに繋げる。
日頃の弛まざる練習と合奏コンクールなど、磨かれた成果が
この演奏会に披露される。
<惜しみない拍手の中、終わりの挨拶>

1stマンドリン、2ndマンドリン,マンドラテノール、マンド
ロンチエロが主体で残りがギターとベースで40数名の大演奏
は約2時間余りで、あっと言う間に終わってしまった。

弦の響きの余韻を少し残しながら、既に日が落ち暗くなった
道すがら、帰路に付く


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