飽きる事も無く何度も繰り返されるシーンに昨夜は一晩中沸いた。
W杯予選前の国際試合キリン杯での連敗に、もう後はない、苦渋に満ちたジーコの顔がクローズアップされ、悲観論さえ出たままで予選に出た。
バーレーンに辛勝そして、宿敵北朝鮮であった。
スポーツの戦い以上に、日本だけには絶対負けるな、神格化された将軍様の意思を背に受けた白のユニフォームのイレブンは死に物狂いに襲いかかった。比較的おとなしかった前半から2点を取られたラスト数分は激しく交錯し、ブルーがバタバタ倒れるとシーンが目立つように成ってきた。
そして終了間際イラン戦と同様ゴール前では殴る蹴るの乱闘シーンが再び再演し、何とも後味の悪い、幕引きでもあった。
予選突破の歓喜に沸き返るブルーイレブンと、走馬灯の如く、何度も何度も柳沢、大黒のシュートシーンは繰り返され、日本中のフアンに感動の余韻を浸る事が出来た。
一方ではこれで消え去った敗者の姿は画面の世界では見る事が出来なかった。死闘繰り広げ、歴史的な戦い終えたことをねぎらう、スポーツマンとしての気持ちより、国威発揚のナショナリズムだけの戦いであったのであろうか、何れにしても話題豊富な一晩であった。
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