毎年、この時期になると、無性に行きたくなるのが、北海道である。その魅力は外国のような広々とした大地を駆けめぐること。四囲を海に囲まれ、新鮮な海の幸に巡りあい、旬を味わうことも、北海道を引き付ける大事な要素である。
旭川を起点に東へ移動し、根室半島では唯一此処だけで水揚げされる花咲がにが逸品である。しかし、漁の期間は9月前後に限定され、漁獲量は年々減少の一途を辿り、貴重なものになってしまった。ゆで上がり真っ赤な甲良にびっしり詰まった、花咲がにならではの柔らかな身とみそは絶品である。更にかにの脚をぶつ切りに味噌にぶっ込んだ味噌汁は想像しただけで、自然と生唾が出てくる。まさに根室の食の王さまは花咲がににつきる。
根室半島から太平洋岸を西下し、厚岸では何といっても牡蠣である。
厚岸湾と厚岸湖の水温差が1年中、美味しい牡蠣が生まれる自然の環境が原点にあるようである。JRの厚岸駅では牡蠣の看板が、厚岸を代表する名物として飾られ、観光客の記念撮影に街の観光ポイントとして、一役買っていた。
牡蠣は色々食べ方があるが、なんといっても牡蠣の釜飯である。牡蠣のこってりした肉汁がご飯にしみこみ、思わず食欲が進んでしまう。
食欲の秋、海産に恵まれた北海道が呼んでいる。
霧多布・厚岸で記述している。
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