575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

外国人の俳句

2006年11月12日 | Weblog
A bitter morning
Sparrows sitting together
Without any necks
               J・W・ハケット

寒い朝雀たちがたむろしている頸なしに

 1964年の日航ハイク・コンテストで大賞を獲得した句。
 英語では母音だけを音節と数え、母音が続いている場合は一音節。
 この句は575の定型。
 寒いという季語。頸ないという表現。中七の破裂音の子音を重ねた工夫。
 みごとな句です。

  (世界に広がる俳句・内田園生より)

       


頸なしに、なんて比喩はアメリカも日本も同じですね。

                    遅足
コメント (1)
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