575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

パッチコクな (鳥野)

2006年11月24日 | Weblog
小学5,6年生くらいの男の子が、口諍いをしていました。

「パッチこくな」
その場では、なにを言っているのか分かりませんでした。
分りますか?

正しくは、「嘘っぱちを言うな」のパッチだそです。

若者も子どもたちも、新しい略語を生み出す特技の持ち主。ついていけません。

本題。ある短詩系の講座で、言葉の省略について、質疑応答がありました。
字数を節約するために、つい遣いたくなる略語は、どこまで許容されるのか。

校廊、病廊、は作品に見られます。意味は分るものの良しとはしない。では機窓は?。
車窓があるのだから、飛行機の窓を、そう言いたいが、できれば遣いたくない、というのが結論でした。

ところに最近、

   冬三日月ひたと機窓に深空航く  富安風生

の句を歳時記に見て、俳句の場合の言葉の略し方が、分らなくなりました。

景のよく現された佳い句だと、思います。やっぱり遣い方かな。


  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする