575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

金亀子って?   遅足

2007年08月01日 | Weblog
今日から八月。
今年の夏は、まだ熱帯夜がなく少し過ごしやすいです。

夏といえば、昆虫採集。
クワガタとカブトムシが本命でした。
しかし、街の子には、そう簡単には手に入りません。
そこでよく捕まえていたのがコガネムシ。

捕まえると、すぐ糞をするのでちょっと閉口しましたが、
ゴガネムシには、大きく分けると糞を食べるヤツと、
葉を食用とするヤツがいるそうです。
夜に家の灯をめがけて飛んでくるのは葉を食べる方で、
これが俳句の素材に。

    


 金亀子擲つ闇の深さかな 虚子

最初にこの句に接した時、まず、「金亀子」って何?
どう読むの?
と、思いました。
あのコガネムシのこととは思えませんでした。

 ぶんぶんをその来し闇に投げいなす 安住敦

 かなぶんの昼は葡萄の葉に眠る   金子兜太

        

俳句の世界では、優遇されているコガネムシですが、害虫。
成虫は、野菜や庭木、果樹などの葉を食べ、
幼虫も、根を食べネキリムシと呼ばれ、駆除されています。

どうして金亀子と書くんでしょうね?



コメント (1)
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