立秋。今日8日から秋。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行
風の音に小さな秋を見つけた平安の詩人。
春か秋か?どちらが好きですか?
年を重ねるにつれ、秋のほうが心にしみるように。
この道や行人(いくひと)なしに秋の暮 芭蕉
松尾芭蕉という人はいなかった?
伊賀上野から江戸に出た芭蕉。
その時は、松尾桃青(松尾が氏、桃青は実名)。
のち臨済宗の仏頂河南を師として出家、松尾氏を捨てました。
そして芭蕉桃青と名乗りました。
「芭蕉」は仏道に入った後の号です。
簡単にいうと、芭蕉を名乗った後は、禅僧。
出家した時点で氏を捨てたわけですから
松尾桃青という人物はいなくなり、
芭蕉桃青という僧に生まれ変わったことになります。
現在の私達から見ると、出家して氏を捨てるということは
分かりにくいので、松尾芭蕉という言い方が定着したようです。
(西行の連作歌を読む・高橋庄次より)
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行
風の音に小さな秋を見つけた平安の詩人。
春か秋か?どちらが好きですか?
年を重ねるにつれ、秋のほうが心にしみるように。
この道や行人(いくひと)なしに秋の暮 芭蕉
松尾芭蕉という人はいなかった?
伊賀上野から江戸に出た芭蕉。
その時は、松尾桃青(松尾が氏、桃青は実名)。
のち臨済宗の仏頂河南を師として出家、松尾氏を捨てました。
そして芭蕉桃青と名乗りました。
「芭蕉」は仏道に入った後の号です。
簡単にいうと、芭蕉を名乗った後は、禅僧。
出家した時点で氏を捨てたわけですから
松尾桃青という人物はいなくなり、
芭蕉桃青という僧に生まれ変わったことになります。
現在の私達から見ると、出家して氏を捨てるということは
分かりにくいので、松尾芭蕉という言い方が定着したようです。
(西行の連作歌を読む・高橋庄次より)