7月下旬から海上の森は夏の花と秋の花の端境期なので、きのこが目立つようになる。色といい、形といい観察する者を楽しませてくれる。
あまりの数の多さに(現在3000種ぐらい分っていて、最終的に5000種に
なるという)きのこワールドに足を入れぬように自重してきた。
ところが仲間のきのこ博士から手ほどきを受けて、ついつい同化されつつある。
山と渓流社の「日本のきのこ」の序文に、現在では生物界を動物と植物に分けるのではなくて、菌類も入れて三つに分類する方向にあることを知った。
きのこは植物ではないということだ。それは正しい方向であると思う。
新しく、しかも膨大な世界。きのこの図鑑を買ってみたものの、引き方が分かっていない。海上のきのこの名前の半分も見つけていない。
さて、先ほどのきのこに魅了されている彼女が「これチチタケ」といって傘の先で茶色のきのこを突いた。驚いたことに突いた箇所から真っ白な乳液がみるみるうちに出てきて、ポタポタ落ちた。
図鑑に拠れば乳液は次第に褐色に変わり粘ってくるとのこと。それは甘くもあり苦くもあり、きのこも食用になるとのこと。栃木県ではチタケと呼ばれマツタケより珍重されているという。
少し前、中日新聞に「キイボカサタケ」を食べて中毒死の記事が載っていた。このきのこは海上の森でもよく目にする。小さいけれど鮮やかな黄色でとんがり帽子。きのこの毒についてはよく分かっていない事が多いらしい。可愛いからといって素手で触れるのも用心した方が良い。
木村拓也が演じるお毒見役のように、食べてすぐ変化が顕れる毒はほとんどない。時間を経て胃腸障害から始まるものが多い。私は口にしないけれど、きのこ中毒になりそう。 気をつけねば。
あまりの数の多さに(現在3000種ぐらい分っていて、最終的に5000種に
なるという)きのこワールドに足を入れぬように自重してきた。
ところが仲間のきのこ博士から手ほどきを受けて、ついつい同化されつつある。
山と渓流社の「日本のきのこ」の序文に、現在では生物界を動物と植物に分けるのではなくて、菌類も入れて三つに分類する方向にあることを知った。
きのこは植物ではないということだ。それは正しい方向であると思う。
新しく、しかも膨大な世界。きのこの図鑑を買ってみたものの、引き方が分かっていない。海上のきのこの名前の半分も見つけていない。
さて、先ほどのきのこに魅了されている彼女が「これチチタケ」といって傘の先で茶色のきのこを突いた。驚いたことに突いた箇所から真っ白な乳液がみるみるうちに出てきて、ポタポタ落ちた。
図鑑に拠れば乳液は次第に褐色に変わり粘ってくるとのこと。それは甘くもあり苦くもあり、きのこも食用になるとのこと。栃木県ではチタケと呼ばれマツタケより珍重されているという。
少し前、中日新聞に「キイボカサタケ」を食べて中毒死の記事が載っていた。このきのこは海上の森でもよく目にする。小さいけれど鮮やかな黄色でとんがり帽子。きのこの毒についてはよく分かっていない事が多いらしい。可愛いからといって素手で触れるのも用心した方が良い。
木村拓也が演じるお毒見役のように、食べてすぐ変化が顕れる毒はほとんどない。時間を経て胃腸障害から始まるものが多い。私は口にしないけれど、きのこ中毒になりそう。 気をつけねば。