575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

俳句教室より    遅足

2007年10月10日 | Weblog
荻原先生の俳句教室、題は「秋刀魚」でした。

この題は佐藤春夫の秋刀魚の歌のイメージが強烈で、
なかなか、そこから抜けられませんでした。

 空色の翼をたたむ秋刀魚かな  遅足

読む人によって評価が真っ二つに分かれる。
すんなりと納得してくれる読者と、
「秋刀魚に翼はない」という人と。
「空色の翼」という表現で句としては成り立っているのでは?
という診断でした。


 普通の日普通に暮れて秋刀魚焼く  晴代

サザエさんの一日は、さまざまな事件が起こるけれども
平穏に一日が過ぎてゆく。
秋刀魚が、あり合わせでも、特別でもない夕食の食材なのが
句を生かしている。
普通の日も特殊な日なのである、という認識があって
見事に成り立っている句。
とのお話しでした。

  

私は最初に

 秋刀魚焼く男は○○になりにけり

というパターンを考えたのですが、ついに○○が
思いつきませんでした。
○○は何がいいでしょうね?








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この国を何と心得る泡立草    朱露

2007年10月10日 | Weblog


  背高泡立草は北アメリカ原産帰化植物。
  国粋主義者じゃないが、この草は嫌だ。
  薄と泡立草の死闘を君よ知るや東の国。
  遂にここ数年で薄の勝ちと見た、ヘヘ。
コメント (2)
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