今日、荻原先生の俳句教室がありました。
題詠は「秋の声」
ちょっとした風の葉ずれの音、
木の葉にあたる雨の音など・・・
耳がかすかな音にも敏感に。
また、こころが内に向かう季節。
秋の気配のようなものを秋の声とも言い、
具体的な物音を指さない場合もあります。
あつまりてやがてわかるる秋の声 遅足
先生の診断は、「やがて」が句をゆるくしている、
というものです。
人間、動物、その他、「あつまりてやがてわかるる」
というイメージは納得できるが、
そこで読者の読みが止まってしまう。
先生の添削は「やがて」を「すぐに」というものです。
あつまりてすぐにわかるる秋の声
読者に「?」という謎を投げかけることによって
句に緊張が生れるとのことでした。
ぞ!
昇(のぼ)さんの耳鳴もまた秋の声
狗さんの句です。昇(のぼ)さんとは正岡子規のこと。
子規の本名は常規。
幼名は処之助(ことろのすけ)、のち升(のぼる)。
家族は「のぼさん」と呼んでいたそうです。
ユーモアのある良い句ですね。
先生の評価も高かったです。



題詠は「秋の声」
ちょっとした風の葉ずれの音、
木の葉にあたる雨の音など・・・
耳がかすかな音にも敏感に。
また、こころが内に向かう季節。
秋の気配のようなものを秋の声とも言い、
具体的な物音を指さない場合もあります。
あつまりてやがてわかるる秋の声 遅足
先生の診断は、「やがて」が句をゆるくしている、
というものです。
人間、動物、その他、「あつまりてやがてわかるる」
というイメージは納得できるが、
そこで読者の読みが止まってしまう。
先生の添削は「やがて」を「すぐに」というものです。
あつまりてすぐにわかるる秋の声
読者に「?」という謎を投げかけることによって
句に緊張が生れるとのことでした。

昇(のぼ)さんの耳鳴もまた秋の声
狗さんの句です。昇(のぼ)さんとは正岡子規のこと。
子規の本名は常規。
幼名は処之助(ことろのすけ)、のち升(のぼる)。
家族は「のぼさん」と呼んでいたそうです。
ユーモアのある良い句ですね。
先生の評価も高かったです。


