575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雨上がりのひと跨ぎ   角谷

2009年03月01日 | Weblog
農道の雨上がり。
青空が、余りにもきれいに映っていましたので、
撮ってみました。

女性は、元気。
何もかもひと跨ぎに解決してくれます。

(角谷さんに写真をお願いしました。
さっそく送って下さった作品です。  遅足)




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獺魚を祭る         愚足

2009年03月01日 | Weblog
歳時記に「獺魚を祭る」というのがあった。

 獺の祭り見て来よ瀬田のおく   芭 蕉

 昔、在野の日本画家・小川芋銭に惹かれていて展覧会で「獺祭り」という小品が気に入って絵葉書を求め、しばらく眺めていたことがある。
 獺が獲物の魚を笹につけ川岸に立って、祭っている墨絵である。真似をして描いてみたが狸が提灯を持っているようにしか見えなくて諦めたことがある。
 獺祭の近くに「氷解く」と「魚氷に上る」の季語もある。

 薔薇色の暈して日あり浮氷    鈴木花蓑
 何魚ぞ氷に上る夜の音      麦 光 

 早春の景に想像をめぐらす絶好の季語である。
 是非とも一度「獺祭り」が見たいものだ。 
コメント (2)
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