575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

水温み踵の皹が治りだす   朱露

2009年03月08日 | Weblog

    足偏に重はカカトで皮偏に軍はヒビ。
    この冬踵の皹が裂けて出血する痛さ。
    こんな下らぬ痛みに悩む晩年なんて、
    と落ち込んでいたら春が来て治った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

廃線   角谷久寿男

2009年03月08日 | Weblog
岐阜県で撮った1月の写真です。
起点から4.5キロの地点です。
レール、架線など、お金になるものは、
すでに会社が撤収。
残っているには、枕木と砂利。
この枕木もやがてどこかの庭園などに
再利用されることでしょう。

この地方破壊の終点は、何処でしょう。
行き先不明です。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駆け足九州の旅   遅足

2009年03月08日 | Weblog
2泊3日のパック旅行。
平戸・長崎・柳川の旅をしてきました。
さすがに九州、こちらより半歩早い春。

長崎では、箱寿司のような蒸しご飯と
大きな茶碗蒸しの組み合わせの昼食。
浦上天主堂と爆心地を見学。

長崎の港は、
鎖国によるジャガタラお春さんの悲劇、
キリスト教殉教の悲劇、
蝶々夫人の悲恋、
そして原爆の悲劇と哀しい歴史が。

この哀しさが、長崎の町を美しい町にしていると
ガイドさんのお話。

夜景は見事なものでした。
朝日が射してくると、灯りの一つ一つが消えていく。
なかには、点滅を繰り返した後に、ふっと消えるものも。

 点滅の滅のなかから被爆の町  遅






コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする