575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

魔がさして糸瓜になりぬどうもどうも   正木ゆう子

2009年03月25日 | Weblog
なんだコリャ俳句です。

☆ 次に生まれ変わる時は何になろうか?という転生の句。
いろいろあるのに糸瓜を選んでしまった。

みんなで昼食にカツ丼を食べに行って、一人分だけカツ丼が
なくて、ついつい玉子丼で良いと言ってしまった。
なぜ玉子丼と言ってしまったのか?そんな時のクヤシサが
「どうもどうも」というところに出ている。
そう言いながらも玉子丼で良いじゃないかと開き直っている。

そんな感じで、糸瓜で良いじゃないか、と思っている。
下手に出ているようで攻勢に出ている。

○ 「魔ささして」が良い感じがしないな。

○ 「どうもどうも」の軽さが良い。渡る世間はこんなものじゃない、と
言っている。みんな糸瓜仲間なんだって。

     

俳句も遊びなんだと教えてくれる句です。
どうも真面目につくってしまう。
もっと遊べると良いな。
               遅足

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辛夷散る向こう三軒両隣   朱露

2009年03月25日 | Weblog


      散った辛夷の花の汚さをご存知か。
      早起きを幸い起き抜けの落花拾い。
      非常にいい屈伸運動で心身屈折す。
      手伝わないタフな女がいる分屈折。

コメント (3)
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