575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ナナカマドの実         草女

2009年11月20日 | Weblog
 久し振りにせせらぎ街道を走った。郡上八幡のインターを降り、国道 472号へる。
 長良川の支流の一つである吉田川に沿っている。坂本トンネルを通ってやがては馬瀬川と名前を変える川上川に川は変わるが美しいせせらぎに沿って国道は走る。この街道に出会ってから度々訪れるのは、美しい水の流れがいつ来てもあるからだ。
 ところどころにナナカマドが街路樹としてうえてある。5~7月枝先に白い花を集めて咲く。秋には紅葉し赤い実を成らせる。バラ科ナナカマド属の落葉高木。温度が低い方を好むから、北海道や東北地方では多く植えられている。
 郡上市明宝辺りのナナカマドは葉も実もなかったが、西ウレ峠辺りのナナカマドには透き通るような実が残っていた。赤い実は私達には魅力的であるが、鳥達はいよいよ食べるものがなくなると赤い実を食べだす。文一総合出版の「野鳥と木の実 ハンドブック」によればツグミ類、アトリ類、ムクドリ類などが12~1月になってから採食するとある。また、レンジャク類が多い年には、街路樹でよく採食するそうだ。そんな光景一度でいいから見たいものだ。
 ナナカマドの名前の由来は大変燃えにくく7度かまに入れても燃えないというの
が、一般的。他に7ど焼くと良質な炭になるからというものある。Wikipediaにる
とナナカマドから備長炭ができるとあった。ウバメガシしか備長炭にはならないと思っていたので、広辞苑やネットで調べてみた。たった1つ、やはりWikipeiaの備長炭の記事の中に「本来樫による白炭のみが備長炭とよべるものであるが、製法等が広く伝わったことから、白炭全体に用いられるようになった。」 これを素直に信じられるか?他に調べる方法は? 品質表示が偽られる時代になった今、備長炭の原料がウバメガシだろうとナナカマドであろうとどっちでもいいか。 

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侘助や生涯嘘を吐き通す    朱露

2009年11月20日 | Weblog

     先夜句会に出したら強烈に支持された。
     侘助を私と読みかえて納得と言うのだ。
     侘助は花も葉もこぶりの椿で冬の季語。
     侘助が文禄の役で持って来た椿だけど。

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