575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

イイギリ(飯桐) 草女

2009年11月27日 | Weblog
40数年前、森林公園の芝生広場の北側に大きな木にまるで葡萄の房のような赤い実をたくさんつけている木があった。なんだろうと調べてみると、イイギリであった。
 その後イイギリには、なかなか会えないでいた。金華山ドライブウエイと豊橋郊外で葉を落し枝だけのイイギリに出会っただけ。
 イイギリ科イイギリ属の落葉高木で、イイギリ1種からなる東アジア特産なのだ。名古屋近辺で育たないわけでなないが、もっと温かい地方が自生地。別名をナンテンギリというが、実の様子がナンテンににていて、葉がキリに似ていることに由来している。イイギリは葉がキリに似ていて、昔、ご飯を包んだことから、イイギリの名がある。
 九州旅行に出かけたとき、霧島神社に寄った。けれど、階段に恐れをを感じて、私達はまわれ右をして次へいくことにした。が、まわれ右をした私の目の前にイイギリの赤い房があった。私がいたのは橋の上、イイギリは下の川の土手に根を下ろしているらしく、程よい高さに実を付けていた。こんな幸運そうはない。
 イイギリ科にはもう1つ属があり、それはクスドイケ属である。まだ見たことはないが、ものすごい刺を持ち、温かい地方に自生しているという。名前からしてとても植物と思えない。いつかあえるといい。まわれ右をした私達にイイギリを見せてくれたニニギノミコトにお願いしょぅっと!!
 なを、森林公園のイイギリはもうない。
コメント
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