昨夜、初めて独活を調理しました。
早春の頃、よく母が作っていた独活のすまし汁。
子供の頃は独特の苦みが苦手でした。
ところが、昨日スーパーで「山独活」が売られているのを
発見。あんなに産毛がはえていて先っぽはゼンマイのような形を
しているとは知りませんでした。
袋には「独活は捨てるところはありません」と書いてあり
山独活はアクも少ないとのこと。
皮はきんぴらにし、穂先は天ぷらにいいそうです。
私は母の味をまねて溶き卵入りのすまし汁を作ったところ、
絶品。私もようやく大人の味覚になったようです。
皮で作ったきんぴらも香り高く春の味がしました。
独活の俳句を探してみると
山独活の土つくままに逞しき(坊城としあつ)
という句がありました。
それにしてもウドとは「独りで活きる」と書くのですね。やはり逞しい。
「ウドの大木」とあまりいい意味で使われないウドでしたが
これからはタラの芽と同様、我が家の春の味になりました。麗