575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蜆汁正しき人に異をとなえ   遅足

2010年02月24日 | Weblog
船団・南村健治ドクターの診断です。

なににつけても自分は正しいと思っている人ほど
厄介な人はいない。
ましてや、互いに正しいと思っている
人どうしの衝突はもっと厄介。

で、この「蜆汁」は味噌仕立てなのか、澄まし汁なのか。
いずれにしても「正しき人」の正しさを
保障するほどの澄み具合ではない。
つまり、「蜆汁」ほどの濁りを持った正しさなのだ。
一方が濁りを持った人なら、勝負として見応えがある。

  ありがとうございます。

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落第は春の季語なりむべなるか    朱露

2010年02月24日 | Weblog

        合格が春の季語になれないのは何故か。
        当り前のことでオモムキがないからだ。
        人生の苦味・恨み・わびしさはこっち。
        「むべなるか」は「もっともだ」の意。

コメント (1)
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