575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

桜咲くブラジル人と笑み交わす   朱露

2011年03月23日 | Weblog
大地震からもう、10日余り。
被災地では、今も行方不明になった方たちの捜索が続いています。
多くの方たちが助け合って、避難生活を。
テレビの画面に笑顔が映ると、ほっとします。花が咲いたような感じです。

笑顔ほど、人を勇気づけるてくれるものはありません。
私達まで、勇気付けられます。

句は、桜が咲き、人間にも笑みの花が咲くと詠んでいます。

作者の家の近くには、ブラジルから働きにきている人たちが
多いと聞いています。
コンビニでの顔馴染みというか、時々、顔をみる間柄なのでしょうか。
目と目があって、思わず、どちらからともなく笑みを交わす。

日本人は相手の目を直接に見ることは礼儀に反する、と考えてきました。
私は相手の目を見て話すのはとても苦手です。
ブラジルの人はどうなんでしょうね?

                      遅足




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何気なく発音出来ぬ虚子忌かな   朱露

2011年03月23日 | Weblog
    昭和三十四年四月八日没八十四才。
    虚子忌のシとキを囁くように言う。
    「母音の無声化」という難しい音。
    三音朗々と響かせると納得出来る。

               


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