575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春光やサラ・ヴォーン聴き缶ビール    朱露

2011年03月28日 | Weblog
    彼女は1990年66才で死んだジャズ歌手。
    私現役当時10才上のお姉さんスターだった。
    黒人しか出せない伸びと艶のある低音の凄さ。
    「ラヴァズ・コンチェルト」を聴いてただ涙。

                 


                 

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手にとればいのちの重み落椿  亜子

2011年03月28日 | Weblog
落ちている椿の花びらを手にとってみました。
しっとりとして、意外に分厚く感じた質感。

落ちた椿をさらに良く見ると、底が抜けています。
めしべがありません。
落ちていたのは花弁とおしべ。

めしべは種となるために木に残っていました。

やがて種も地上に落ちて、小鳥などによって運ばれていきます。
動物のように動けない植物の生き残り作戦。
みごとというほかありません。

一方で、子孫を残して消えていく個体。
中七の、いのちの重み、という表現が重たいものを伝えています。

名古屋で桜が開花しました。
桜前線の早い北上を・・・・      遅足


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