575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

桜咲くこの川筋は誰も来ぬ    朱露

2011年03月30日 | Weblog
    低い山を下る川筋両側が延々と桜。
    木が若いのでわざわざ見に来ない。
    こっちが居なくなった頃が楽しみ。
    山裾が花見客と屋台でゴッタ返す。

            



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戦場が生まれる前の街に蝶   遅足

2011年03月30日 | Weblog
船団・岡野ドクターの診断です。

今ですとリビアでしょうか、
チュニジアから始まったジャスミン革命の北アフリカ?
またはテレビで観るかぎり瓦礫で埋まった東北被災地も戦場のようです。
俳句は今、目の前のものを詠むのが基本とされていますが、
少し前まで、一瞬前までそこに存在していたもの、
あるいはその幻を詠むのも大いにありと、
この句を前にして、そう思いました。
一見観念的ですが、描かれたことはとても具体的です。

   ありがとうございます。



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第2打はころがり出たり芝桜 立雄

2011年03月30日 | Weblog
第一打は慎重に、注意深く。
よし!まずまずだ。

最初が上手く行った時ほど、第二打がおろそかに・・・
しまった!と思ったら、グリーンに転がり出てきた。ラッキー!

芝桜も笑っている。

ゴルフばかりでなく、人生のいろいろな場面にもありそうなシーンですね。
ユーモアの味のある上手い句だと思います。

芝桜は、地面を覆い尽くすように広がり、
寒さ暑さ、乾燥にも強く、常緑のために
芝生代わりに植えられていることも多いそうです。
ゴルフ場にはぴったりの花ですね。

                    遅足


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