575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

アズタイム時は過ぎ行き桜咲く    朱露

2011年03月25日 | Weblog
    アズタイムゴーズバイはカサブランカ。
    1942年の米映画で何回も観ている。
    今夜会える?そんな先の事は分らない。
    バーグマンとボガートはもう居ないし。

               


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亡き人の前庭に咲く桜草   麗子

2011年03月25日 | Weblog
さいたま市田島ケ原には、桜草の自生地があり、
特別天然記念物に指定されています。

この桜草を、園芸植物として楽しむようになったのは江戸時代。
平和になって時間を持て余した武士たちが、品種改良に精を出し、
白、桃、紅、紫、絞りなどの色変わりを作り出したそうです。

句の作者と亡き人とは、どんな関係だったのでしょう?
そんなに親しいものではなく、通りすがりに声を交わす
ご近所さんだったのかもしれません。
桜草が、亡き人の人柄を感じさせます。

津波で、行方不明になったり、連絡のない方々が
2万人以上になるかもしれないということ・・・・
とても心が痛みます。

ギリシャ神話では、許婚を失った青年が悲しみのあまり死に、
桜草(プリムラ)に変身したとされています。
このために、西洋では、桜草は、悲しみや死のシンボル。
イギリスでは、棺を飾る花とされているそうです。

                       遅足

コメント (3)
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