575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春なのに。。。麗

2011年04月07日 | Weblog
名古屋の桜は満開になったとか。
例年ならお花見に浮き足立つところですが今年の春は
心がときめかない。
昨日いつもの散歩コースに出かけたものの
「きれいだな」と思ってもそこまででまだ俳句を作れない心情です。

被災地の造り酒屋から
「お花見を自粛しないで。お花見で日本酒を飲んで下さい」と
呼びかけているそうです。
被災地以外の人は経済を回す必要があり
日本の不景気をこれ以上悪化させてはいけないことはよくわかっています。

ですから桜の下で大騒ぎするのではなくひっそりと桜を思い東北のお酒を飲みたいと思います。
毎日一募金と被災していない私は元気に暮らすことをささやかな目標にしたいと思います。

      満開の花やみちのくの酒を飲む   麗
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白椿花片の染みも愛しけり   愚足

2011年04月07日 | Weblog
句を読んでから、改めて、白椿を見ようと名古屋の平和公園へ。
戦後、まもなく雑木林だった公園のなかで
食料を得るために畑をつくっていた人が植えたもの。
白い椿がいま盛りでした。

よく見ると、どの花弁にも、染みが・・・
作者は、こうした染みをも愛しいと詠んでいます。
ある心境に達した人の美意識ですね。

最近、里山公園として整備が進んでいる平和公園。
地下から水をくみ上げて小川を作り、
炭焼き窯も作られていました。

ところが、この炭焼き、ご近所から
煙は高級住宅地にふさわしくないと苦情がでているとか。
最近、焚火も禁止されています。
煙の臭いは迷惑な存在になっているんですね。

                    遅足

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