575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

天を恨まず・・・     遅足

2011年04月29日 | Weblog
気仙沼市階上(はしかみ)中学校。卒業式。
卒業生代表の答辞。

『“階上中学校といえば防災教育”と言われ、
内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私達でした。

しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、
私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。

天が与えた試練と言うには惨すぎるものでした。

辛くて、悔しくて、たまりません。

しかし、苦境にあっても天を恨まず、
運命に耐え助け合って生きていくことが、

これからの私達の使命です。』

涙をこらえながら、天を仰ぎながら、
一つ一つの言葉を絞りだしていたそうです。

15の春を迎えた言葉です。





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五月寒しげんこつ醤油イカリ豆 朱露

2011年04月29日 | Weblog
      「げんこつ醤油」は新潟長岡の菓子。
      「イカリ豆」は赤穂の塩広島市から。
      ビールは麒麟淡麗内容量135m l 。
      昨日の朝冷酒今朝ビール、文句ある?

               



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くしゃみした途端この世は朧にて  朱露

2011年04月29日 | Weblog
花粉症でしょうか?私もクシャミの連発に悩まされています。
作者も同病でしょうか。
クシャミをすると、涙がじわっと・・・
この世はまさにボンヤリとしてきます。
そして、この世とは違う世界が見えたりする。
ちょっと面白くてオソロシイ句。

クシャミをしたのが大地だと大変です。  遅足

句会で、この句には「くしゃみ」と「朧」という
2つの季語がありますが、どうなんでしょう?
という疑問が出されました。

ちょうど船団の朝倉ドクターが、この疑問に回答されていますので、
転載します。

Q:一句に季語が複数あるのはタブーでしょうか?
初心者ですのでわかりません。

A:原則は、一句につき一季語です。
ただし、例外もあります。
その場合、主となる季語(季語として、句の中での存在意義が重いということ)が
はっきりとしていなければなりません。
つまり、句を読んだ読者が、季節に悩んだり、
どっちの季語が大切なのだろう、
と考えるようなものは、多分に佳句とはいえないでしょう。
 しかし、あえて季語を羅列するような句も存在します。
作者の狙いが当たったとき、魅力的な句として受け入れられることでしょう。


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