575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

京都・仁和寺の御室桜を見てきました。 遅足

2011年04月22日 | Weblog
徒然草で勉強した仁和寺。
「これも仁和寺の法師」、として紹介されていた、
鼎をかぶって抜けなくなった法師のお話しなど・・・。

初めて桜見物に・・・
仁和寺の桜には「御室桜(おむろざくら)」と呼ばれています。
満開は例年4月下旬。
桜の名所の多い京都で、季節の最後を飾る桜です。

境内には200本ほどある八重咲きの里桜。
里桜は、山桜に対し、人が里で交配によって造りだした
園芸品種の総称だとのこと。

丈が低いのが特徴で、3米ほどです。
「花(鼻)が低い」ということから「お多福桜」ともいうそうです。
背が低いのは、岩盤が固く深く根を張れないためといわれていましたが、
最近の調査で、岩盤ではなく粘土質の土壌のせいであることが解ったとか。

  ねぶたさの春は御室の花よりぞ  蕪村

          

今回の京の和菓子は亀屋陸奥の「松風」

小麦粉、砂糖、麦芽飴そして白味噌を混ぜ合せて
発酵させた生地に、ケシの実を振りかけて焼き上げたもの。
味噌の麹を使って小麦を発酵させて焼いたパンでしょうか。
素朴な味わいでした。

この和菓子、戦国時代の戦いのなかから生まれてもの。
亀屋陸奥は、代々本願寺に仕えているお菓子屋さんでしたが、
石山本願寺が織田信長に攻め込まれた際に、
3代目が、兵糧の代わりに創り出したものだそうです。
道理で砂糖など一切使っていないわけです。
お店は西本願寺のすぐ近くでした。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする