庭の緑もだんだん濃くなってきています。
梅の実、サクランボの実、苺などが
少しづつ大きくなってきています。
さて、この句で思い出すのは
月もおぼろに白魚の・・・の名調子。
河竹黙阿弥の「三人吉三廓初買(くるわのはつがい)」
そのなかの有名なお嬢吉三の台詞。
もう少し続けると。
月も朧に白魚の篝も霞む春の空
冷てえ風もほろ酔いに心持ちよくうかうかと
浮かれ烏のただ一羽ねぐらへ帰える川端で
竿の雫が濡れ手に泡思いがけなく手に入る百両
七五調。内容もさることながら調べで聞かせます。
作者が、朧といえば、この名台詞が浮かぶのも頷けます。
近代に入って俳句も短歌も内容を重視。
調べが、少しなおざりにされたキライもありましたが、
コトバ遊びを支えているのも調べのよさでしょう。
私は、白波五人男の台詞かと思っていましたが、三人吉三でした。
教養のないところが露呈してしまいました。
遅足
梅の実、サクランボの実、苺などが
少しづつ大きくなってきています。
さて、この句で思い出すのは
月もおぼろに白魚の・・・の名調子。
河竹黙阿弥の「三人吉三廓初買(くるわのはつがい)」
そのなかの有名なお嬢吉三の台詞。
もう少し続けると。
月も朧に白魚の篝も霞む春の空
冷てえ風もほろ酔いに心持ちよくうかうかと
浮かれ烏のただ一羽ねぐらへ帰える川端で
竿の雫が濡れ手に泡思いがけなく手に入る百両
七五調。内容もさることながら調べで聞かせます。
作者が、朧といえば、この名台詞が浮かぶのも頷けます。
近代に入って俳句も短歌も内容を重視。
調べが、少しなおざりにされたキライもありましたが、
コトバ遊びを支えているのも調べのよさでしょう。
私は、白波五人男の台詞かと思っていましたが、三人吉三でした。
教養のないところが露呈してしまいました。
遅足