原発事故も、まだまだ予断を許しません。
先が見通せない4月となってしまいました。
4月句会の投句が集まりました。
題詠「朧」
①無駄もまた潤いになる朧かな
②黙阿弥の科白つぶやく朧かな
③くしゃみした途端この世は朧にて
④古の都はおぼろ東大寺
⑤点眼の指定まらぬ朧かな
⑥おぼろ夜や乱れ心地のしきりなる
⑦道々にぼんぼり灯る朧かな
⑧朧月みんな恋愛依存症
⑨木霊寄りておぼろおぼろの山の肌
⑩朧夜や時計鳴り出す骨董屋
⑪話尽き松葉おぼろに数ふかな
⑫なにものか我が身に入りぬ夕おぼろ
自由題
①落日の影包み込む春の海
②君にあう前の若葉にあいにゆく
③春灯おのが胸にも詩ごころ
④余震なほ揺れる映像春寒し
⑤木蓮の落ちて継がれる蕊の望
⑥黒髪に散る花のあり十五歳
⑦藤棚に閑人の打つタイプ音
⑧桃咲くや丘ゆるやかに韓の墓
⑨花びらのシャワーを浴びて桜道
⑩春休み五十娘の小言聴く
⑪一つだけポツンと残る桜餅
⑫蘖やうつろの幹の保護樹木
番外
喜びの値千金めぐり遇い(麗子)
青葉風は、色を濃くして薄くして吹いています。
さて、句会の風は、どの句に好意的に吹くのでしょうか?
先が見通せない4月となってしまいました。
4月句会の投句が集まりました。
題詠「朧」
①無駄もまた潤いになる朧かな
②黙阿弥の科白つぶやく朧かな
③くしゃみした途端この世は朧にて
④古の都はおぼろ東大寺
⑤点眼の指定まらぬ朧かな
⑥おぼろ夜や乱れ心地のしきりなる
⑦道々にぼんぼり灯る朧かな
⑧朧月みんな恋愛依存症
⑨木霊寄りておぼろおぼろの山の肌
⑩朧夜や時計鳴り出す骨董屋
⑪話尽き松葉おぼろに数ふかな
⑫なにものか我が身に入りぬ夕おぼろ
自由題
①落日の影包み込む春の海
②君にあう前の若葉にあいにゆく
③春灯おのが胸にも詩ごころ
④余震なほ揺れる映像春寒し
⑤木蓮の落ちて継がれる蕊の望
⑥黒髪に散る花のあり十五歳
⑦藤棚に閑人の打つタイプ音
⑧桃咲くや丘ゆるやかに韓の墓
⑨花びらのシャワーを浴びて桜道
⑩春休み五十娘の小言聴く
⑪一つだけポツンと残る桜餅
⑫蘖やうつろの幹の保護樹木
番外
喜びの値千金めぐり遇い(麗子)
青葉風は、色を濃くして薄くして吹いています。
さて、句会の風は、どの句に好意的に吹くのでしょうか?