575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

助詞一つの働き  鳥野

2011年04月12日 | Weblog
「有季、定型」とう俳句の決まり事の力を思い知らされました。

ワタシの反省の話です。

 ご縁があってブログの仲間に入れていただいていますが、それだけでは厚かましい。
 今年こそ句会で勉強を、と決めくて先ず1月分を投句しました。
 兼題は「大寒」 拙句は

 < 大寒や白鷺の白なおさらに >

 友人に見せたところ、季違いという手痛い指摘。
 確かに白鷺は夏の季語でした。
 ワタシは住まいの近くの堀川で見た実景だ、と言い募りましたが、ダメはダメ。
 早速、主宰に句の撤回を申し出て、一件は事なく済みました。
 しかし、どうも腑に落ちず、ある先生に質問しました。
 「見たままなのに」を主張して。

答えは、いとも簡単、かつ明瞭。

「や、を の、に替えればいいのです」

 <大寒の白鷺の白なおさらに>

俳句の奥深さに今更に触れて、ワタシにはますます程遠いものになりました。
コメント
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