575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬の朝独り目覚めて多米の山     朱露

2012年11月03日 | Weblog
      早く寝るので早く起きるのは当然。
      今八時半だが団地も住宅も睡眠中、
      と見るは僻目で実は大忙しだろう。
      この間まで我が家もてんてこ舞い。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うそ寒や地獄草紙の家族あり      中野寂音

2012年11月03日 | Weblog
塔句会での一句。
地獄草紙とは、12世紀末の絵巻。
仏教の経典に説かれた地獄の様子を描き出したもの。

現代では来世ではなく現世に地獄は存在している。
とくに家族のなかに地獄はあるという。

マスコミの伝える尼崎の事件と、うすら寒くなりますね。
この句、そうした時事から生まれたものですが、
時間を越えて生き続ける力を持っていませんか。

                    遅足

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする