575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

しぐるるや  鳥野

2012年11月27日 | Weblog
11月は「時雨」の相応ふ月。その11月も残り少なです。

時雨は冬の初めに降る通り雨。「降りみ降らずみ」という趣が、古来、文人に愛され、
季語としても数限りなく登場しています。

その情緒も最近はさっぱり。降れば豪雨、止めば乾燥に注意の気象続きです。

若者に尋ねたところ「知ってるよ、お茶漬けにぴったりだね」の答え。

 朝時雨、夕時雨、小夜時雨、時雨傘、・・・死語になってしまっては
 大変です。
                
   ・ しぐれ来る予感手鏡の薄曇り  鳥野

コメント
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